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ルート
神坂峠登山口から恵那山

神坂峠登山口から恵那山登山ルート概要

登山ツアー情報

恵那山登山ツアー

東北・関東・名古屋発
恵那山登山ツアー

登山口となる神坂峠は、木曽山脈南端の恵那山の北側を超える峠です。神坂峠は、古代から信濃と美濃とを結ぶ東山道の一部を成し、「神の御坂」「信濃坂」(科野坂)と呼ばれ、東山道の中でも大変な難所であったといわれています。古事記や日本書紀に日本武尊が東征の帰路、この峠を越えたとの記述があります。

ともあれ、古くから人々の往来があった峠で、西暦1952年(昭和27年)に神坂峠近くの「手向ヶ丘」から祭祀遺跡が発見されます。この神坂峠祭祀遺跡は古墳時代から中世にかけてのもので、安全を祈願して峠の神に祈った時に捧げた滑石製模造品1,289点が出土し、長野県宝に指定されています。

※ 東山道とは
古代律令による官道のひとつで、近江(滋賀県)を起点に、美濃(岐阜県)の坂本駅を経て、神坂峠を超え、長野県阿智村へ出て、伊那谷を北上し、諏訪から陸奥・出羽国(東北地方)に通じていた古道です。

アクセスについて
東京(新宿)からJR中央線で神坂峠登山口まで公共交通機関のみを使って行くことはできません。 JR飯田線・飯田駅と富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら間、JR中央細線・中津川駅と神坂峠間は共にタクシーを使う必要があるからです。

一方、JR名古屋駅からは公共交通機関のみでアクセスが可能です。中央高速バスが名鉄バスセンターと飯田駅間を 1日3往復走ります。園原バス停から「富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら」へは徒歩、又は送迎バスで行き、「展望台リフト」「富士見台高原バス」を乗り継いで神坂峠登山口へ行けます。しかし、万岳荘行き富士見台高原バスのヘブンスそのはら展望台の始発がAM10時なので、日帰りはほぼ不可能です。そのため、万岳荘へ前夜泊するか、恵那山山頂小屋へ宿泊することになります。

マイカーの場合、中津川インターから林道大谷霧ガ原線で神坂峠へ行きます。林道はすべて舗装されています。林道の幅は狭いものの、ほぼ樹林帯の中にあり、谷側に転落するような危険な場所はありません。中津川温泉 クアリゾート湯舟沢から約30分で神坂峠です。
一方、長野県阿智村側から神坂峠越えは、峰越林道の崩壊が激しく、広河原登山口の2km手前で通行止めです。

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恵那神社奥宮本社鎮座地 恵那山山頂(摂社六社と共に)

二ノ宮社 剣神社
祭神は天目一箇命(あめのまひとつのみこと)の社

【二ノ宮社 剣神社 祭神は天目一箇命(あめのまひとつのみこと)の社】

三ノ宮社 神明神社
天照大神と豊受姫(とようけひめ)大神の社

【三ノ宮社 神明神社 天照大神と豊受姫(とようけひめ)大神の社】


四ノ宮社 熊野神社
速玉男命(はやたまのおのみこと)の社

【 四ノ宮社 熊野神社 速玉男命(はやたまのおのみこと)の社】 恵那山避難小屋の少し上に鎮座しています。ここから5メートルほど入った先に、恵那山山頂周辺で最も展望が効く場所があります。

五ノ宮社 富士神社
木花咲開姫大神(このはなさくやひめ)の社

【五ノ宮社 富士神社 木花咲開姫大神(このはなさくやひめ)の社】

六ノ宮社 葛城神社
一言主大神(ひとことぬしおおかみ)の社

【六ノ宮社 葛城神社 一言主大神(ひとことぬしおおかみ)の社】

恵那神社奥宮 伊邪那伎大神、伊邪那美大神の夫婦神、配祀として 天照皇大神

【恵那神社奥宮 伊邪那伎大神、伊邪那美大神の夫婦神、配祀として 天照皇大神】
恵那山山頂横に祀られています。賽銭箱と参拝帳があります。毎年9月29日の本宮の例祭では恵那文楽が奉納されています。

画像一覧

林道大谷霧ガ原線沿いの強清水。標高1100mにあり、またの名を「このは清水」と呼ばれて、湧き出る水が大変冷たく、古くから神坂峠の難所を通る旅人の喉をうるおし一時の安息と峠向かう気力を養ったとされる水です。残念ながら現在では野生生物等による大腸菌などの影響が懸念されるため、生水での飲料はできません。

神坂峠にある駐車場。約10台可能です。これ以外に駐車スペースとして林道脇に5、6台駐車可能です。神坂峠登山口にはトイレ及び水場ではないので車で2分程の所になる万岳荘を使用してください。

東山道神坂峠は標高1585mにあり、古くは信濃坂と呼ばれていました。昭和42年・43年に発掘調査が行われ、剣・鏡などをかたどった滑石製の模造品や玉類・鉄製品などが発見されました。これは旅人が旅の安全を祈り荒ぶる峠の神に幣(ぬさ)として供えたものとされています。古墳時代から中世に及ぶ峠祭祀(さいし)の実態を知る重要な遺跡です。

無料駐車場から20mほどのところにある神坂峠登山口。登山口周辺の路肩には5〜6台の駐車スペースがあります。

神坂峠登山口から小さなコブを二つ越え、展望の開けた熊笹の中を千両山に向けて登ります。

標高1690mの千両山山頂。正面にどっしりと構えた恵那山が姿を現します。左手方向はヘブンス園原スキー場方面へ分岐し、恵那山へは右側の笹原の中へ入り、鳥越峠へ標高差140mほどを下ります。

千両山山頂から振り返る。左手ピークの富士見台高原(標高1739m)と右手ピークの神坂山(標高1684m)の鞍部の先に姿を現す中央アルプスが素晴らしい。

千両山からクマザサが切り開かれた中を下り、途中、小さなコブを二つ越えて鳥越峠まで降ります。稜線の途中に大判山、天狗ナギなどが確認できます。

鳥越峠。ここから林道大谷霧ガ原線の追分登山口へ分岐し、約20分で降りることができます。林道沿いには、3台ほどの駐車スペースがあり、神坂峠登山口よりもコースタイムが短くなるため、追分登山口から登る登山者もいます。

鳥越峠からは概ね平坦な道が稜線の南東側を巻く様に付き、約800メートルほど続きます。ダケカンバやナナカマドなどの灌木帯へ入ります。

ウバナギ崩壊地。南東側を巻いた登山道が稜線に出ると、右手の温川の源流部に当たる天狗谷に向かって大きく崩壊しているウバナギ崩壊地です。

稜線を少し進んだところからウバナギ崩壊地を振り返る。全山が中生代白亜紀の濃飛流紋岩からなり、崩れやすい地質のため、この様な赤茶けた山肌をさらす崩壊地が至る所で見られます。遠景に富士見台高原と、更にその奥に聳える中央アルプスが雄大です。

ウバナギ崩壊地から徐々に高度を上げ、笹原の中を大判山に向かって登ります。稜線の左右は、5月の下旬頃からアズマシャクナゲのピンク色の花が見事なところです。

大判山の三角点広場。恵那山が更に近づいてきました。又、振り返ると、クマザサに覆われた富士見台高原のさわやかな緑や中央アルプスの雄大さに目を奪われて一休みです。

大判山から鞍部まで下り、三つの小さなコブ乗り越えて、1820mピークを目指します。写真では重なって解りづらいですが、右手側が1820mピークです。そしてその左奥に、崩壊地の一部が見えているところが天狗ナギです。

鞍部まで下り、笹原を登り返して1820mピーク(右手上)を目指します。

1820mピークへ登る途中から振り返る。笹原の先に大判山、更にその先に富士見台高原や中央アルプスの山並みが綺麗です。

背の高い笹やダケカンバ、ナナカマドなどが生い茂る灌木帯の急登です。

1820mピークまで上がると樹林の間から天狗ナギが見えてきます。1820mピークから僅かに下り、登り返した所の右手側が天狗ナギです。 

以前は天狗ナギスレスレを登るように付けられた登山道は神坂峠コース最大の難所でした。登山道の崩壊が激しく、僅かな区間ではありますが、樹林帯の中にフィックスロープが付けられた迂回路が作られています。

巻き終えて稜線を少し登った所で、天狗ナギの全貌が姿を現します。天狗ナギは、現在でも岩ヶ谷へ崩壊を続け、更に赤茶けた絶壁を広げています。

天狗ナギからは北東方面の展望が大きく開け、遠く彼方に噴煙を上げる御嶽山、その右奥に乗鞍岳、眼下には神坂峠直下を貫く中央自動車道の恵那山トンネル入口あたりが見えています。

天狗ナギから稜線に戻り、少し登った所で、更に大きくなった恵那山が再び目の前に現れてきます。ここから少し下り、亜高山帯の針葉樹林やダケカンバなのどが混じる森の中に入ってきます。

亜高山帯の針葉樹林の中に広葉樹林が混じる森と灌木体の林床にクマザサが覆う森とが交互に入れ替わります。そして登山道は徐々に高度を上げていきます。

原生林の中の浮石の多い急坂になると約15分ほどで、稜線にある前宮コース(川上道=かおれみち)合流点に上がります。

頂稜の一角にある前宮コース(川上道=かおれみち)合流点。前宮コースは恵那神社里宮を登山口とする古道です。ここで左方向に進路を変え、稜線を南東方向に進みます。途中の岩の上には二ノ宮、三ノ宮、四ノ宮、五ノ宮、六ノ宮、本社と順に恵那神社の奥宮が祀られています。

恵那山山頂に向かう途中で南西方向の展望の開ける場所が出てきます。

前写真の位置から南西方向を望むと太平洋も確認できました。

恵那山避難小屋。約8人ほどが泊まれる広さです。暖房用に薪ストーブが設置されています。内部の詳細は広河原コースをご覧ください。避難小屋上の岩場が標高2191メートルの最高点です。

恵那山避難小屋近くの公衆トイレ。6月〜10月(水洗式)、11月〜5月(非水洗式)として年中使用可能なトイレです。水洗水は、雨水を貯蔵し利用しています。汚水処理システムは、自然の浄化力を生かし、放流水は土壌処理装置で蒸発散させる環境に配慮した無放流タイプです。

恵那山避難小屋から約4分ほど平坦な道を歩くと、展望台が作られた三角点のある恵那山山頂に到着です。

恵那山山頂は木々に囲まれて展望ありません。そのため、木製の展望台が作られています。残念ながら展望台に登っても大展望とはいきません。


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神坂峠登山口から恵那山登山ルート地図

神坂峠登山口から恵那山ルート詳細情報

ルート 神坂峠登山口(標高1,569m)⇒千両山(ヘブンスそのはら分岐)(標高1,690m)⇒鳥越峠(標高1,550m)⇒ウバナギ崩壊地(標高1,594m)⇒大判山(標高1,696m)⇒天狗ナギ(標高1,820m)⇒前宮コース(川上道=かおれみち)合流点(標高2,160m)⇒恵那山避難小屋(標高2,191m)⇒恵那山(標高2,190m)
コースタイム 登山:神坂峠登山口→40分-鳥越峠→1時間22分-天狗ナギ→1時間55分-前宮コース合流点→20分-恵那山避難小屋→4分-恵那山 合計3時間20分

下山:恵那山→4分-恵那山避難小屋→20分-前宮コース合流点→30分-天狗ナギ→1時間10分-鳥越峠→50分-神坂峠登山口 2時間55分
駐車場 神坂峠登山口駐車場 約10台。その他路肩駐車なの約5台。 合計約15台。
トイレ 万岳荘、恵那山山頂避難小屋 水洗トイレ6月〜10月
核心部 難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.56ットル、体重60kgの人:2.03リットル、体重75kgの人:2.50リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.906Kcal、体重60kgの人:3.778Kcal、体重75kgの人:4.650Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.415kg、体重60kgの人:0.540kg、体重75kgの人:0.664kg
標高差距離 5.9km 最大標高差 647m 平均斜度 全体:10.5% 上り:17.1% 下り:13.1% 獲得標高 上り:785m 下り:170m
山小屋 恵那山山頂避難小屋 萬岳荘
アクセス(神坂峠登山口) 【長野県側から】
「富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら」「展望台リフト」「富士見台高原バス」を乗り継いで岐阜県と長野県の県境の神坂峠登山口へ

富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら
 10月17日(土)まで  9:00〜17:00 (上り最終16:30)
 10月18日(日)から  8:30〜16:30 (上り最終16:00)

富士見台高原バス 
萬岳荘行き 10:00始発 1日6往復

中央高速バス
名鉄バスセンター〜園原バス停 名古屋 〜 飯田 1日3往復
【行】 名鉄バスセンター 始発:9:00発 → 園原バス停 10:30着 → 無料送迎バス(要予約)
【帰】 無料送迎バス → 終発:園原バス停 15:17発 → 名鉄バスセンター 16:53着

タクシー(JR飯田駅から)
公共交通機関はありません。
JR飯田駅から タクシー:飯田駅⇒富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら 50分 約8,500円 
朝日交通株式会社 TEL:0265-22-0373
第一観光タクシー株式会社 TEL:0265-22-5050

【岐阜県側から】
公共交通機関は無くタクシーかマイカーのみです。
JR 中津川駅〜神坂峠 約45分、約7000円
東鉄タクシー株式会社 TEL:0120-88-2135,0573-78-2135
近鉄東美タクシー株式会社 TEL:0120-818-031,0573-66-1221

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「40.木曽駒・恵那山・中央アルプス 」に収録されています。
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