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油木美林から百間滝へ(御嶽山)

御嶽山・油木美林から百間滝(黒沢口)登山ルート概要

登山コース案内

黒沢口は、江戸時代に覚明行者によって中興された御嶽山の中で最も古い登山道です。黒沢口四合目の百間滝バス停から油木美林遊歩道を歩いて七合目の行場山荘へ至るルートは、江戸時代末期には本道の様な賑わいを見せたと言います。しかし、途中にある御嶽山中の最大の名瀑として名高い百間滝では、行者達が籠山修行の場としていましたが、百間滝へ通じる登山道が長野県西部地震で崩壊してからは講中の信者や一般登山者の足が遠のいてしまったのが現実です。

そして、御岳ロープウェイの開通によって近年では七合目の飯森高原駅から登山する人が多くなっています。

今回は、百間滝バス停の駐車場から百間滝を展望し、行場山荘へ抜け、六合目中の湯に下山するルートを紹介します。滝の展望ばかりではなく、油木美林と呼ばれる木曽檜の森も歩いてみる価値のある所です。檜の中には樹齢300年を超えるものもあると言います。



御嶽山三十八史跡のうち黒沢口二十二霊場

御嶽山には三十八の史跡があります。黒沢口に二十二史跡、王滝口に十六史跡があります。車で行ける山麓の黒沢口史跡巡りには黒沢口1番から12番です。山頂周辺の史跡巡りは黒沢口13番から22番です。
その内の一部を紹介します。

黒沢口第三番 里社若宮 若宮祖霊殿

黒沢口第三番 里社若宮 若宮祖霊殿

毎年7月19日に若宮の神殿で三岳夏祭りの祭事が行われます。社殿内にて御神楽が奉納され、子供相撲なども催されます。

黒沢口第四番 里社本社

黒沢口第四番 里社本社

手水舎の裏から始まる長い階段を登った先に社殿があります。

黒沢口第五番 開山堂

黒沢口第五番 開山堂

開山堂を作った先祖は恐らく覚明行者の開山に一役買った人物と思われます。

黒沢口第八番 松尾滝

黒沢口第八番 松尾滝

かつてはこの滝で水行を行っていました。今日の水量はかなりありますが、普通はこの半分くらいです。

百間滝の動画



かつて行者達は滝の近くにある洞窟にこもって修行したと言います。

画像一覧

スタート 黒沢口4合目の百闡齠口の無料駐車場約50台にマイカーを止め、簡易トイレの脇から登山道へ入ります。木曽福島駅からバスがあります。

油木美林遊歩道を歩き南俣川を渡ります。この遊歩道は近年整備されたもので、七合目行場山荘へ通じています。

4合目の百間滝口駐車場から5分ほど歩くと二段で流れ落ちる「こぼれびの滝」が右手に見えてきます。

こぼれびの滝から2分ほどで油木尾根に取り付く階段が右手側に分岐します。このまま直進すれば5分ほどで不易ノ滝です。

不易ノ滝。岩壁の複数の場所から地下水が湧出し、幾筋もの水の流れを作り出す神秘的な滝です。

油木尾根取り付き分岐まで戻り、急斜面の階段を登って行きます。標高差150mが写真の様な急登です。

トチノキの巨木。実のシブを抜いてとったでんぷんでトチ餅を作ります。また、油木美林の林には昔、樹液をこして塗料として使った「コシアブラ」、枝を切ると水が出るのでこの名が付いた「ミズキ」、「ミズナラ」などの巨木が見られます。

標高差150m程を登り上げると檜林の平坦地になります。昔、ヒノキを擦りあわせて火を起こしたので「ヒノキ」と呼ばれています。用材として優れ、多く植林されています。木曽五木の一つです。

弘法大使の水場。そこそこの水量が出ていました。4合目駐車場から2.9km登った所です。樹齢300年の檜林にコメツガが混じり出した辺りで尾根を右側に回り込むと古い鳥居が見えてきます。

弘法大使の水場から5分程登ると古い鳥居があり、その先の視界が広がっています。百間滝の展望台です。鳥居のすぐ下に御嶽教による像が祀られています。

百間滝展望台の休憩所。笹に覆われあまり使われていないようです。

黒沢口第十三番霊場、百間滝の展望。御嶽山最大の滝と言われています。百間滝近くに雄蝶ノ滝、雌蝶ノ滝、大正ノ滝とあるようですが、雌蝶ノ滝は見えるのですが、他の二つは疎林に邪魔されて確認出来ませんでした。

雌蝶ノ滝。これら四つの滝は、南俣川の源流部の支流を落ちるものです。

2014年9月27日に起こった大噴火によって御嶽山の山頂部が火山灰で白く変色したのが印象的です。

百間滝展望台から稜線を数分歩くと、百間滝小屋です。緊急時の避難小屋として使えないわけではありませんが、整備はされていません。

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百間滝小屋から10分ほど歩くと、6合目中ノ湯へ向かう道が右手に分岐します。そこを超えると、深い笹原中に丸太で土留めされた登山道がコメツガの美しい林の中に伸びています。

スタート 尾根を登ると、檜の林になります。

黒沢口は覚明行者によって開かれた登拝路です。それに関わる石の小祠が祀られています。

右に90°折れ、涸沢を渡ります。

コメツガの林になり、遊歩道がしっかりと整備されています。

支流を流れる水が小さな滝となり、幾筋もの水の流れに陽の光が当たって幻想的な景観を作り出しています。

七合目行者山荘。左手上に覚明行者を祀る小さな社があります。

黒沢口第十二番、開山覚明行場跡覚明社。江戸時代に入り大衆的な山岳登拝が各地で行われるようになる中、天明二年(1782年)尾張の覚明行者が、100日間にも及ぶ精進潔斎を、簡単に済ませる軽精進による登山の請願をし、登山道の改修をしながら登山を強行し、布教活動を行った結果、全国各地に溝が結成され、急速に御嶽信仰が広まりました。

七合目行場山荘から1分ほど歩いた所に、直進すれば六合目中の湯へ、左手には御岳ロープウェイ飯森高原駅への分岐があります。今回は、高原駅まで行ってみます。

飯森高原駅にある御嶽神社。1994年(平成6年)11月に創建。

分岐まで戻り、中の湯を目指して降ります。

休業中となっている御嶽七合目八海山支店と庭の隅に小祠が祀られています。

シラビソの林の急坂を下ります。

鳥居の先に小祠があります。これも覚明行者開山の歴史の遺構です。その直ぐ隣に日野小屋がありました。

日野小屋跡。廃屋となったものは綺麗に片付けられていました。

六合目中の湯。ここも休業中です。上の二軒同様、庭の片隅に小祠が祀られています。御岳ロープウェイが出来るまではこの場所が黒沢口登山口となっていました。

中の湯から100mほど下った所にトイレと休憩所のある大きな駐車場があります。木曽町営バス 木曽っ子号が木曽福島駅と御岳ロープウェイ間を季節運行し、この地を通過しています。

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油木美林から百間滝ルート地図

油木美林から百間滝ルート詳細情報

ルート 黒沢口4合目の百闡齠口(標高1,188m)⇒こぼれびの滝(標高1,201m)⇒不易ノ滝(標高1,4245m)⇒弘法大使の水場(標高1,672mm)⇒百間滝展望台(標高1,766m)⇒七合目行者山荘(標高2,140m)⇒開山覚明行場跡覚明社(標高2,145m)⇒飯森高原駅にある御嶽神社(標高2,160m)⇒御嶽七合目八海山支(標高2,081m)⇒日野小屋(標高1,953m)⇒六合目中の湯(標高1,825m)⇒六合目無料駐車場(標高1,810m)
コースタイム 一周 4時間45分
駐車場 百間滝入口無料駐車場 約50台  中の湯無料駐車場約100台
核心部 難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2.5
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.18リットル、体重60kgの人:1.28リットル、体重75kgの人:1.58リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.208Kcal、体重60kgの人:2.871Kcal、体重75kgの人:3.534Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.315g、体重60kgの人:0.410kg、体重75kgの人:0.504kg
標高差距離 8.3km 最大標高差 989m 平均斜度 全体:7.6% 上り:17.5% 下り:16.1% 獲得標高 上り:997m 下り:363m
山小屋 七合目行場山荘
登山口(百間滝入口)までのアクセス 【おんたけ交通バス】
JR木曽福島駅〜百間滝入口 (季節運行 毎日3〜4往復)
【タクシー】
おんたけタクシー株式会社 TEL 0264-22-2054

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「39.御嶽山 小秀山・奥三界岳」に収録されています。
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