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雨飾山 雨飾温泉(梶山新湯)コース

雨飾山/雨飾温泉(梶山新湯)登山コース概要

登山ツアー情報

雨飾山登山ツアー

関東・東海発: 雨飾山登山ツアー 現在はありません。

登山コース案内

雨飾山荘から薬師尾根を登り、雨飾山へ至るルートを紹介します。公共交通機関を使う場合には、糸魚川バスがJR糸魚川駅から別所間を走っています。終点の別所の一つ手前のバス停・山寺上入口でバスを降り、林道を約7キロ歩かなければ登山口の雨飾山荘へ着くことができません。そのため、アクセスはマイカーかタクシーが便利です。 JR大糸線の最寄り駅である根知駅にはタクシーの常駐はありません。

登山口に建つ雨飾山荘は明治13年創業の古い山小屋です。小屋の手前に約25台止められ駐車場がありますが、一杯の場合には林道下流の駐車スペースに止める必要があります。小屋の玄関脇に水場と登山届を出す用紙が置かれています。

薬師尾根コースは標高差が約1000メートルで、狭い尾根道の急登が「中の池」手前まで続きます。5月〜6月の残雪期に登山する場合には、雨飾山荘にコース状況を確認することをお薦めします。中の池から夏道は完全に雪で覆われ、ルートが全くわからない状態になるからです。今年は5月23日に雨飾山荘の人が竹竿の先に赤札を付けたものをコース上の分りにくいところに設置してくれています。そのため、5月26日に登った我々は、コースで迷うところは全くありませんでした。

中の池から雪渓の急斜面を登るところが難所です。雪は緩んでいますが、所によって最大斜度約25度はあり、ピッケルを雪に刺して体を安定させ、12本歯のアイゼンを雪に蹴り込んでステップを作りながら登るため、雪渓の通過に約30分を要しました。この日は先行者がいなかったため、かなり疲れる登りになりましたが、ステップが切られていれば、さほど疲れは無いと思います。

笹平の稜線に上がれば、頸城三山の焼山・火打山・妙高山などが見えるようになります。笹平から山頂までの稜線にはほとんど残雪はなく、登山道沿いには雪解けと共に咲く高山植物の代表とも言えるハクサンイチゲが群落を作り、紫色の大きな花を付けるシラネアオイが登山者を迎えてくれます。

雨飾山の山頂は双耳峰になって、その北峰(東峰)に阿弥陀三尊、大日如来、薬師如来、不動明王の4体の石仏像が糸魚川地方に向いて奉納されています。これらは、江戸時代の高僧・羅漢上人が人力で運び上げたものだそうです。

山頂からの眺望は360度あり、北側には鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳が鋭く尖った山頂を連ね、南西方面には白馬岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳へと連なる後立山連峰の峰々が、東方面には頸城三山の焼山、火打山、妙高山など大パノラマが広がります。


雨飾山・薬師尾根ルートの「高山植物」


シラネアオイ

ショウジョバカマ

ハクサンイチゲ

カタクリ

ミヤマキンバイ

画像一覧

新潟県糸魚川市大字山口辺りから望む雨飾山。山頂は「猫の耳」と呼ばれるように二つの頂が特徴的です。JR糸魚川駅から終点の別所まで5本から8本糸魚川バスがきています。別所の200メートル手前のバス停・山寺上入口で降りるのが便利です。

バスを使った場合には、山寺上入口から雨飾山荘まで約7キロを2時間かけて林道を歩かなければなりません。左手には駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳の急峻な岩壁群を眺めながらの林道歩きなので、退屈しないかもしれません。

マイカーの場合には、雨飾山荘入口の少し手前に約10台の駐車場があります。ここが一杯の場合には、林道を50メートルほど登った所に15台ほど止められる駐車場があります。ツアーバスの場合、雨飾山荘の前庭を駐車場として開放している様です。

創業明治13年の雨飾山荘。直通電話:090−9016−3212。三角形の建物は内湯で、左の門の様な所に露天風呂の「都忘れの湯」があります。その脇から登山道が始まり、薬師尾根に取り付きます。

露天風呂の「都忘れの湯」。文政1年11月今から約190年前に開発された温泉です。源泉は山荘前の林道倉沢400m奥の小滝の岩の間より自然湧出したものを引き湯しています。泉質はナトリウム炭酸水素泉、湧出量毎分65リットル、源泉温度60°です。

露天風呂の「都忘れの湯」の脇から登山道に入ると1分ほどで薬師観音堂です。不動明王と薬師如来が祀られています。明治13年に雨飾山荘を創業した人物がここに御堂を建てて両神を祀ったそうです。修験道との関係はありません。

風雪に耐えて根元が弯曲したブナの原生林の林床に椿の花が咲く薬師尾根の急登が始まります。左手側の鉱度倉沢からは雪解け水が流れ落ちる轟音が沢全体に鳴り響いているのが聞こえてきます。

登山口から25分ほど急登した所で右手方向の展望が開けます。神難所沢を挟んで雨飾山から派生する尾根がよく見える「難所ノゾキ」と呼ばれる場所です。ここから狭い尾根を登るので右手側がよく見える場所が沢山あります。

難所ノゾキから狭い尾根を登り、一旦傾斜が緩む所にはモクレンの白い花が咲いています。緩斜面が終わった所で、短い岩場があり、ついで木製の2メートルほどの梯子が出てきます。

灌木帯の中に残雪が出てきます。ここはアイゼンを装着するのは面倒なので、右手の残雪スレスレの灌木帯の中をすり抜けるように登ります。小さな枝にザックに付けたピッケルが引っかかって登りにくいです。

神難所沢を挟んで雨飾山から派生する尾根がよく見えるところが何ヶ所かあります。登山道の足元を見るとコイワカガミやショウジョバカマなどが可憐な花を咲かせています。

狭い尾根から灌木の広々とした尾根に出ます。日当たりの良い平坦な尾根道が200メートルほど続きます。正面には雨飾山山頂とおぼしき頂きが見えてきます。

平坦の尾根から再び急登になります。杉の大木の根元に登山道を塞ぐように倒れている倒木を乗り越えるとアルミ製の梯子が見えてきます。

4メートルほどのアルミ製の梯子です。下山時は下を見ながら降りたので、梯子の下が崖になっていて少し高度感覚えました。

アルミの梯子を登り、稜線上の一角にある「一ぷっく処」と名が付いた展望良好な場所を通過し、灌木帯に残る残雪をよじ登ると、右手側が切れ落ちた狭い稜線の通過です。スリップ転倒すれば滑落死間違いないので、慎重に通過します。

狭い尾根道から再び広々とした灌木帯の尾根になります。右手側から連なる稜線の丸いピーク辺りが山頂と思われます。写真では、分りませんが、左手方向に広がる展望は素晴らしいものがあります。

広々とした尾根道が終わると、再び狭い稜線の急登です。この辺りのブナは深い雪に覆われるため、根元でJの字型に弯曲したものをよく見かけます。

広い稜線の標高約1400m地点から左手方向を望と右手側から鋸岳、鬼ヶ面山の尖った山頂が連なり、その左に丸い山頂の駒ヶ岳が同じ目線の高さになってきました。三山を周回するコースは、バリエーションルート扱いです。

広い展望の効く稜線から再び狭い尾根道になります。滑りやすい岩の上に2メートルほどの木製の梯子が架けられています。梯子に取り付く足場が悪いので、下山時は要注意です。この先、更に二つの木製梯子が設置された急登です。

急登を登ると灌木の間から正面が開けているのが見えてきます。ここから残雪が多くなり、アイゼンを装着します。南東方向に進んでいた登山道は、ここから北東方向へ進路を変えて行きます。

3日前に雨飾山荘の人が「ルート上で分りにくいところに、赤札を付けた」と言っていました。ここから夏道はすべて雪に覆われて竹に付けられた赤札が目印です。雪の中を少し下った所から大きく左方向(東方向)に進路を変えます。

灌木帯の中を東方向に進むと大きく展望が開けた中の池です。

この辺りが「中の池」と思われますが、雪に埋もれて池は確認出来ません。ここで90度右方向を変え南に向かって雪の斜面を一直線に登り上げます。最大斜度約25度、12本歯のアイゼンを蹴り込んでステップを刻みながら登るため大変疲れます。この周辺の雪解けが進み、中の池が現れる頃になるとミズバショウが咲き始めます。

雪渓を登り上がった所から振り返って撮影。雪は緩んで滑落の危険はほとんどありませんが、ピッケルを使いながら登ると安全に登れました。先行者がいなかったため、約30分雪渓の登りに要しました。鉱度倉沢の先に鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳がそそり立ち、その遠景に海谷渓谷を挟んで阿弥陀山と鉢山など峻嶺峨々として聳えています。

長い雪渓を登り、続いて短い雪渓を登り、少し左手方向に進みクマザサの間を登ると、「笹平」の稜線に上がります。

「笹平」からの眺望。中谷川の源流・大海川を挟んで天狗原山、金山、更にその遠景に左手側から焼山、雲に隠れて見えませんが日本百名山の火打山が聳えています。

笹平から雨飾山山頂へ向かう稜線は、窪地に残雪が残るものの、ほぼ残雪は消えています。

残雪が消えると共に咲き出すハクサンイチゲの群落が登山道を彩っています。笹平から山頂までの間にシラネアオイ、ミヤマキンバイ、カタクリなどが咲いていました。もう少し雪解けが進むとハクサンチドリ、ヨツバシオガマも咲き始めます。

シラネアオイ。紫色のものや白色、そしてその中間型の薄紫など様々なシラネアオイを目にします。雪解けと共に真っ先に目にするのがこのシラネアオイです。花びらの様に見えるのは萼片で、花冠(花弁、またはその集まり)の外側の部分が花びらの様になったものです。花弁はありません。

北峰(東峰)に阿弥陀三尊、大日如来、薬師如来、不動明王の4体の仏像が北西方面の糸魚川地方に向かって並べられています。江戸時代、糸魚川で有名な羅漢上人という名僧が運び上げたと伝えられる石仏群です。

南峰(西峰)に三角点と山神の石碑と小祠が祀られています。山頂は「猫の耳」と呼ばれる双耳峰で北峰(東峰)との距離は50メートルほどしか離れていません。左手遠景に天狗原山と金山、右手に妙高山が見えています。

山頂から望む後立山連峰。姫川渓谷を挟んで朝日岳・雪倉岳・白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳の大パノラマです。

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雨飾山/雨飾温泉(梶山新湯)コース地図


雨飾山 雨飾温泉(梶山新湯)コース詳細情報

ルート 雨飾山荘登山口(標高900m)⇒難所のぞき(標高1,100m)⇒中の池(標高1,500m)⇒笹平(標高1,880m)⇒雨飾山(標高1,963m)
コースタイム

登山:雨飾山荘登山口⇒雨飾山 3時間40分
下山:雨飾山⇒雨飾山荘登山口 2時間40分

駐車場/トイレ 雨飾温泉・雨飾山荘駐車場の詳細はこちら、トイレあり
核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1  残雪期は3
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.57リットル、体重60kgの人:2.04リットル、体重75kgの人:2.52リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.929Kcal、体重60kgの人:3.808Kcal、体重75kgの人:4.687Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.418kg、体重60kgの人:0.544kg、体重75kgの人:0.669kg
標高差 距離 3.7km 最大標高差 807m 平均斜度 全体:21.3% 上り:28.5% 下り:11.7% 獲得標高 上り:827m 下り:70m
山小屋 雨飾山荘

雨飾山登山口までのアクセス(公共交通機関)

雨飾温泉・雨飾山荘

雨飾温泉・雨飾山荘へのアクセスの詳細はこちら

日帰り温泉情報

雨飾温泉・雨飾山荘 雨飾温泉・雨飾山荘 
日帰り入浴500円の露天風呂・内風呂がありまあす。宿泊者は下山後300円で入浴可能です。

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「18.妙高・戸隠・雨飾山」に収録されています。
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