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北岳・右俣コース

北岳・右俣コース登山ルート概要

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登山コース案内

北岳右俣コースの起点となる二俣に向かうには 広河原から白根御池小屋を経由するルート(登山:3時間30分)と、大樺沢を詰める(登山:2時間30分)二ルートがあります。

ここでは白根御池小屋を経由するコースを案内します。
広河原から単調な樹林帯の登りが続き白根御池小屋へ到着します。 白根御池小屋のすぐ脇にある草スベリ分岐を右手にやり過ごし、平坦な道を30分ほど進むとバイオトイレが設置され、休憩ポイントになっている大樺沢二俣に到着します。大樺沢二俣周辺には北岳特産のミヤマハナシノブがあちこちに花を咲かせています。
※山梨県は1996年(平成8年)から大樺沢の水質調査を始めました。すると大腸菌を検出したため、大樺沢二股に仮設トイレを設置しました。その後、大腸菌は検出されなかったため、バイオ式トイレの設置を決定しました。

大樺沢二俣から北岳の展望とお花畑に恵まれた右俣コースを小太郎尾根の稜線に向けて出発します。 右俣コースは鎖場や急な梯子などはなく登山初心者でも安心して登山出来るルートです。

ダケカンバの林を右に斜上し、そこを抜けると北岳が左手上方に姿を現します。そのすそ野に広がるカール状のお花畑の中を縫うように登り、前方の小太郎尾根の稜線を目指します。

お花畑を抜けたところで、右上方に進路を変え、再びダケカンバの林の中に入ります。 ダケカンバの林を抜けたところで白根御池小屋からの草スベリルートと合流します。

ここからお花畑の中をジグザグに登ると小太郎尾根分岐に着きます。 小太郎尾根分岐に飛び出すと一気に展望が開けてきます。小太郎尾根の先に見える山頂部が白い花崗岩で出来た甲斐駒ケ岳は、まるで雪が積もっているようです。更にその右手側の早川尾根から続く稜線上にある突起(オベリスクス)を見つけると鳳凰三山の地蔵岳であることが分かり、何かほっとした気持ちにさせられます。

岩稜の稜線上を北岳肩ノ小屋に向け進みます。 一か所に鎖が設置されていますが高度感はなく初心者でも簡単に通過出来ます。

北岳肩ノ小屋から一段下がった所にキャンプ指定地があり、更にそこから片道15分ほど坂を下った所に水場があります。しかし水量は細く、北岳肩ノ小屋で売られている1L100円の水を買った方がよいかもしれません。雨が続いている時は、水量は多いと思いますので、山小屋で確認すると良いでしょう。

小屋からは急な岩場が続き、小ピークを越えた所で両俣小屋への分岐があり、両俣小屋方面(左俣沢コース)へ尾根が伸びています。

山頂まではさらに岩場が続きますが、鎖場や梯子などはなく、ほどなくして日本第二位の標高を誇る北岳山頂に到着します。

山頂は当然のことながら360度の展望があり、甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳が目と鼻の先に見え、雲海に浮かぶ富士山が印象的です。


画像一覧

広河原。多くの会社の乗合タクシーがあります。9人集まればすぐにでも出発してくれます。広河原〜芦安駐車場間の料金は1,200円です。乗合タクシーの運行時間が設定されているようですが、あまり考えなくてもよさそうです。

正面の建物にトイレ、休憩所、バスのチケット販売所があります。2010年7月(平成22年)に旧施設であったアルペンプラザ広河原が新築され野呂川広河原インフォメーションセンターに生まれ変わりました。

野呂川広河原インフォメーションセンターで南アルプス市営バスを降り、南アルプス林道の車止めゲートの脇を抜けて行き、左手の野呂川に架かる青いつり橋を渡ります。

南アルプス林道から見上げる大樺沢が北岳の東斜面を登っているのが見えています。大樺沢源頭には雪渓が残っているのが見えます。

野呂川に架かるつり橋を渡って右手側に広河原山荘が建っています。昼食可、水場、トイレ、コインシャワー完備で、山荘の右手奥が広いキャンプ指定地です。夕食にはワインが付くのが評判です。

広河原山荘の左脇から登山道へ入り、勾配はあまりないツガ林の原生林の登りになります。20分ほど登った所に休憩ポイントの白根御池分岐です。直進すれば白根御池小屋、左に進めば大樺沢を詰めて二俣に至ります。

白根御池分岐をそのまま直進し、白根御池小屋を目指します。白根御池小屋まではウラジロモミやコメツガなどの針葉樹林帯の中の単調な急坂を登ります。

針葉樹林帯の急登りが終わり、山腹を左方向にトラバース気味に進みます。小川を越えます。この周辺にはたくさんのアカバナシモツケソウ、ゴゼンタチバナなどが咲いていました。

小川を渡ります。水量豊富です。

白根御池小屋は建設間もなく綺麗で立派な山小屋です。登山口の広河原から白根御池小屋まで約3時間の行程です。冬季小屋は右手の階段を登った2階にあります。

白根御池小屋の近くに草スベリルートと二俣へ向かう分岐があります 。今回は二俣に向け左のトラバース道を進みます。

高径草原を鹿の食害から防止するためのネットが張られた脇を二俣を目指して進みます 。アップダウンはほとんどありません。

大樺沢二俣。多くの登山者が休憩するポイントです。バイオトイレが二つ設置されています。ここは、八本歯のコルへ向かう分岐でもあります。

チップ制のバイオトイレです。屎尿を杉のチップと攪拌し、水と炭酸ガスに分解する方式のバイオトイレです。大樺沢二俣から北岳肩の小屋までは約2時間半の行程です。

大樺沢二俣からスタートします。背の高い高山植物の中を登って右俣コースに入り、北岳肩の小屋を目指します。しばらく草地の間を進み、右へ方向へ進路を変え、ダケカンバの林の中を右斜め上方へと登ります。

大樺沢右俣の沢から離れてダケカンバの林の中に入ります。周辺は高径草原が広がり、初夏にはミヤマハナシノブ、イブキトラノオ、ミソガワソウなどが花を咲かせ、秋には草紅葉が綺麗な所です。

林床には高径草原が広がるダケカンバの林の中の登りが続きます。

ダケカンバの林を抜けると展望が開け、カール状の広いお花畑が現れます。初夏にはサンヨウカなどが花を咲かせ、盛夏にはシナノキンバイ・イブキトラノオなどが咲き、初秋になるとミヤマシシウドなどが咲きます。北岳が綺麗に見えてきます。

お花畑が広範囲に広がっています。高山植物の咲く間をジグザグに登り、再びダケカンバの林を目指し右上方へ登ります。上部には小太郎尾根の稜線が紺碧の空に溶け込んでいます。

ダケカンバの林の中に再び入ります。ダケカンバ帯にはお花畑が点在し、シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・クロユリ・ミヤマシシウドなどの花々を楽しみながら登ることが出来ます。

振り返ると、大樺沢の雪渓が見えています。写真には写っていませんが、右手上方に北岳山頂部が見えています。

ダケカンバの林の中はマルバダケブキやミヤマシシウドなどが咲くお花畑となっています。

ダケカンバの林の中の登りが続きます。

一旦ダケカンバの林を抜け、展望が開けた所はお花畑です。しかし、少し時期が遅かったようです。9月上旬の様子です。ほとんどの高山植物が花の終わりを迎え、ミヤマシシウドだけが、白い花を咲かせていました。

前写真位置より北岳を撮影。北岳バットレスの大岩壁がそそり立って見えます。ミヤマシシウドはまだ咲いています。

再び、ダケカンバ林に入り、短い丸太梯子を登った先で、白根御池から直登する草スベリルートと合流します。

白根御池小屋分岐点。ここから草スベリルートで白根尾池小屋へ下山できます。今回は、このまま北岳山頂に向け登ります。

 白根御池小屋分岐からの登り。この草地(高山植物が咲くお花畑)の中を登れば小太郎尾根の稜線に上がります。

稜線まで登ってきました。小太郎尾根への分岐。ここまで登ると、それまで見えなかった甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳が姿を現します。

小太郎尾根分岐から小太郎尾根を望む。小ピークが小太郎山で、その先には登山道が無い為、ここからピストンです。遠景には甲斐駒ケ岳が聳えています。写真には写っていませんが、左手に仙丈ケ岳、右手に鳳凰三山が見えます。

小太郎尾根分岐からの登山ルートは小太郎尾根の右斜面をトラバースするようにあり、右上ピークは岩場の登りで、鎖場となっています。左斜め上方に北岳山頂があります。

岩陵を越えます。鎖場になっていますが、傾斜は緩く難しくありません。

鎖場を越え、正面小ピークを右から巻くと、北岳肩の小屋が見えてきます。小太郎尾根の稜線の西側に広がるお花畑には、7月上旬からハッサンイチゲ・イワウメ・オヤマエンドウなどが花を咲かせます。

振り返って撮影。左方向に伸びているのが小太郎尾根です。 遠景は鳳凰三山から左に連なる早川尾根です。

北岳肩の小屋のテント場が見えて来ました。正面のピークは北岳山頂ではなく、更に奥にあります。

標高3000メートルに建つ北岳肩の小屋。オリジナル Tシャツ、バンダナ、靴下、手ぬぐいなどの土産品の販売や昼食にはラーメン、カレーライス、うどんなどが食べられます。TEL :055288−2421、090−4606−0068。

北岳肩の小屋の東側にキャンプ指定地があります。テント場からの眺めは良く、左手側に早川尾根から連なる鳳凰三山、真正面には池山吊尾根の先に富士山が望めます。

北岳肩の小屋から約15分下った所に水場があります。しかし、水量は細い。

北岳肩の小屋から少し下った所からお花畑が広がる先に水場があります。数名が水を汲んでいます。

水場。天候により水量が変わると思います。水量の確認は山小屋で出来ると思います。

水場ですがあまり出ていません。おそらく1L溜めるのに5分ほどかかりそうです。北岳肩の小屋では水1Lを100円で売っています。

北岳肩の小屋から出発です。北岳山頂へは約50分のコースタイムで、正面ピークのさらに奥にあります。

岩陵のピークを目指します。ガレ場の登りですが傾斜はきつくありません。

傾斜は緩くジグザグに登って行きます。

北岳肩の小屋を見下ろす。小太郎尾根の遠景に鳳凰三山が見えます。

ガレ場の登りはさらに続きます。

さらに登った所から北岳肩の小屋を見下ろす。小太郎尾根が伸びています。

ハイマツに覆われた稜線の小ピークの右手に両俣小屋への分岐があります。

両俣小屋への分岐。(注意)多雨時、左俣沢コース(両俣小屋〜北岳)は通行不可の時があります。また、野呂川出合から両俣小屋間も増水時には入山不可となります。

中白峰沢ノ頭を経由して両俣小屋方面(左俣沢コース)への登山道がある尾根を見下ろす。

岩場の登りが続きます。上のピークを右から巻くと北岳山頂が見えてきます。

振り返って撮影。遠景に仙丈ケ岳が聳えています。右奥の雲に隠れているのが甲斐駒ケ岳です。

左上の小ピークを右から巻くと北岳山頂が見えてきます。

北岳山頂に立つ登山者が見えてきました。岩場にはイワベンケイ・シコタンソウ・タカネマンテマなどの背の低い高山植物が小さな花畑を作っています。

北岳山頂。標高3,193mは富士山に次いで日本第二位の高さです。山頂の東側は北岳バットレスの断崖絶壁になっているので、あまり覗き込まない様にします。南アルプスの山々もちろん北アルプス、中央アルプス、富士山などの大パノラマが展開します。

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右俣コースルート地図


右俣コースルート詳細情報

ルート 広河原(標高1,529m)⇒白根御池小屋(標高2,236m)⇒二俣(標高2,209m)⇒右俣コース⇒北岳肩の小屋(標高3,000m)⇒北岳(標高3,193m)
コースタイム

登山:6時間10分

下山:4時間15分

駐車場 駐車場詳細はこちら
危険個所 特にありませんが、子太郎尾根分岐より山頂までは岩場ですから特に雨の日など登下山時のスリップに注意してください。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.60リットル、体重60kgの人:3.38リットル、体重75kgの人:4.16リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:4.845Kcal、体重60kgの人:6.298Kcal、体重75kgの人:7.752Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.692kg、体重60kgの人:0.899kg、体重75kgの人:1.107kg
標高差 距離 5.8km 最大標高差 1626m 平均斜度 全体:28% 上り:34% 下り:4.4% 獲得標高 上り:1649m 下り:35m
山小屋 広河原山荘 北岳肩の小屋 北岳山荘 白根御池小屋
登山口へのアクセス 広河原・奈良田へのアクセスはこちら


右俣コースルートの「高山植物」


シモツケソウ

ホタルブクロ

シナノオトギリ

オニシモツケ

ソバナ

センジュガンピ

ミヤマキンポウゲ

シナノキンバイ

ハクサンチドリ

ヨツバシオガマ

テガタチドリ

クルマユリ

ミヤマクワガタ

イワオウギ

ミヤマオダマキ

イワベンケイ
   

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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