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ルート
権現岳 天女山〜三ッ頭ルート

権現岳・天女山〜三ッ頭登山ルート概要

天女山の山頂まで車が入り、50台ほどの駐車場が完備されています。 冬季には八ヶ岳横断道路の天女山入口ゲートが閉まり、その脇にある駐車スペースは5台ほど駐車可能です。

ゲートから天女山駐車場までは林の中を約30分ほど歩くと着きます。

天女山山頂は、駐車場から少し下った所にあり、大町桂月歌碑、東屋、公衆トイレなどがあるので立ち寄ってみるのも良いでしょう。言い伝えによると、昔々、舞を踊る仕女(召使い)が天の河原で身を清めていたところ、天女が好んで住むようになり、この地が天女山と名付けられたと言われています。

天女山駐車場から15分ほど登ると「天ノ河原」という開けた場所にでます。 ここにはテーブルや椅子が置かれ南アルプス、富士山などの眺望を楽しめる休憩スポットになっています。

観音平・三味線滝と書かれた八ヶ岳横断歩道の指導標を左に見送り、正面に三ツ頭を見ながらなだらかな砂礫地を登ると標高1,800mを示す石柱が置かれた場所に着きます。

笹が登山道を深く覆う辺りまで来ると傾斜はきつくなります。標高2,000mを過ぎた辺りで傾斜は一層増し、断続的に補助ロープが掛けられています。

少し上がると傾斜が緩み南面が開けた砂礫地に出ます。 ここは高山植物が豊富でピンク色に咲くオオビランジの株が目を引きます。 標高2,200mの石柱を越えたあたりから再び傾斜が強まり、15分ほどで前三ツ頭に飛び出します。 前三ツ頭には明確なピークは無く、三ツ頭につながる稜線上の開けた岩礫地です。

前三ツ頭から再び樹林帯の登りとなり、左手から甲斐小泉口ルートを合わせ、なだらかに南面を巻く様に登れば三ツ頭山頂です。三ッ頭からは一旦稜線上のハイマツ帯を下ります。針葉樹林帯に入ると登山道は平坦となり、ダケカンバの林を抜けた辺りから登り返しとなります。ザレた登山道を進むと小さな祠が祀られた小ピークに到着します。

小ピークから少し下って、権現岳直下の急登となります。
一か所に鎖が設置されていますが、特に高度感は無く、登山初心者の初めての鎖場体験には丁度良い所です。 桧峰神社の祠が祭られた所の前を通過すると、間もなく権現岳山頂です。

甲斐小泉口から三ッ頭までのルートもご覧ください。

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天女山駐車場(標高1,529m)には50台ほどの駐車場があります。JR 小海線甲斐大泉駅から徒歩で約1時間の所にあります。権現岳山頂まで3時間30分のコースタイムです。

天女山駐車場から標高差で100m、15分ほど登った所の「天の河原」展望台。正面には南アルプスが、左手方向に甲府盆地の先に富士山が一望出来ます。観光客もここまでなら気楽に登って来られます。

三味線滝・観音平方面へ行く八ケ岳横断歩道を左手に見送り、灌木帯を抜けると、正面に前三ッ頭と三ッ頭が姿を現します。右手側に小さく権現岳山頂部が見えています。

林床に笹原が茂る針葉樹林帯をゆっくりと登ると、標高1,800mを示す「開世務」と銘のある石碑が建っています。広公益開世務が元になっていて、「社会に貢献するようにしよう」との意味。平塚小学校が建立したと記載されています。

針葉樹林帯の平坦な道を進み、樹林が途切れた辺りから傾斜が増してきます。そして、葉を落としたダケカンバが目立つようになります。

標高2000メートルを超えると一気に傾斜が増し、足場の悪い登山道には所どころに補助用ロープが設置されている場所もあります。

疎林に邪魔された一角から東側を望むと、八ケ岳牧場の先に日本百名山の瑞牆山と金峰山が聳えています。

呼吸も荒くなり足取りも重くなれば針葉樹林帯を抜け、西側の展望が一気に開けてきます。夏場であれば高山植物の宝庫で、オオビランジ、シナノオトギリ、ヤツガタケタンポポなど色とりどりの花を咲かせる場所です。

荒涼とした乾ききった岩礫の斜面が険しい急崖となって西側に落ち込んでいます。遠景に南アルプスの高山が峰々を連ねています。

南アルプスを望遠撮影。日本第二位の標高を誇る北岳の裏側に頭だけを覗かる間ノ岳と農鳥岳。甲斐駒ケ岳に向かって突き上げる黒戸尾根、その右手に仙丈ヶ岳、ぐっと低いところに日向山などの山々が手に取るように見えます。

ダケカンバが広範囲に広がる林の中を登っていきます。笹の原とダケカンバの白が美しいコラボレーションを作り出しています。少し登った先で、オオシラビソの原生林の中に入ります。

オオシラビソの原生林を抜けると、大きく展望が開けます。ここは三角点の設置された前三ッ頭(標高2,364m)です。広い砂礫の稜線を三ッ頭に向け登ります。編笠山が左手に僅かに頭を覗かせています。

前三ッ頭の稜線を少し登った所から振り返る。甲府盆地の左手に日本百名山の著者深田久弥の終焉の地とされる茅ヶ岳が低く見えます。更にその奥に雲上に浮かぶのは霊峰富士です。

荒涼とした前三ッ頭の稜線を登って、コメツガやトウヒの針葉樹林帯の中に入ります。前三ッ頭から三ッ頭までは約40分のコースタイムです。

針葉樹林帯を抜けると再び展望が開けます。左手前方には編笠山、その右手に西岳が低く見えています。この少し先で甲斐小泉口登山道が左手側に分岐します。

甲斐小泉口登山道分岐。稜線を下った先の八ケ岳横断道路が登山口となっています。写真右手側の三味線滝のある谷へ下り、登り上げた先に観音平があります。遠景の山々は、南アルプスです。

岩が点在する三ッ頭へ飛び出すと、突如として目の前に山岳展望が広がります。正に苦労が報われる瞬間です。修験道の歴史を感じさせる石碑や石祠が権現岳に至る登山道沿いに祀られています。

三ッ頭から権現岳を望遠で写す。稜線に沿って登山道がジグザグに付いているのが見えます。山頂直下で岩場を左手方向にトラバースした後の鎖場が核心部です。三ッ頭から山頂までは約40分のコースタイムです。

三ッ頭からハイマツ帯をゆっくりと降ります。鞍部まで降りると背の低い針葉樹林帯(コメツガやトウヒ)の中の平坦な穏やかな登山道がしばらく続きます。右手側には赤岳、阿弥陀岳といった南八ケ岳の主要な岩峰が勢ぞろいします。

コメツガやトウヒの針葉樹林帯を抜けると徐々に高度を上げて行き、林床に背の低い草が生えるダケカンバなどの灌木帯の中を進みます。

権現岳手前の小ピークより権現岳を撮影。ここまで来ると、山頂にある二つの岩塔がくっきり見えてきます。この小ピークにも檜峰神社(八嶽権現)の小祠が祭られています。東側(写真奥側)は、権現沢左股へ鋭く切れ落ちています。

ダケカンバなどの灌木帯を抜けるとハイマツ帯に変わり展望が開けます。上部になるにつれ岩礫でザレて滑りやすい急斜面の登りとなります。

脆い岩場。スタンスは豊富ですが、岩が脆く崩れやすいので、先行者及び後続者がいる場合には、落石には要注意です。

ハイマツ帯の中の砂礫の道を登ります。真上に見えるのは権現岳手前の岩稜で、このコース唯一の鎖場がある所です。

岩壁の中腹まで登り、左に巻いた所が鎖場です。さほどの傾斜はないので高度感はありません。

左に巻き終えた所にある鎖場です。左手側のハイマツに沿って補助のロープが付けられて夏場なら鎖を頼りにすることはなく登ることができます。

鎖場を登りきった所から見下ろす。 三ッ頭へ続く稜線が眼下に見えています。鎖場上部の傾斜は緩く、雨天時でなければ特に鎖を必要としません。鎖場を登り切るとすぐに権現岳山頂岩塔下の檜峰神社の祠が祀られたところに出ます。

権現岳山頂の二つの岩塔。雷が落ち二つに切り裂かれたという言い伝えがあります。

権現岳頂上直下には八雷神、岩長姫命を祭神とする檜峰神社の祠が祀られています。背後にある巨石を磐座として山岳信仰の霊場となっていたようです。

地獄谷の断崖絶壁を背にして権現岳頂上に立つ勇敢な山ガール。大人一人が立てるくらいの狭いピークです。山頂の岩塔には長さ2.3m .幅10cmの鉄剣(鉾)が刺さり、その側に舟形石碑「金比羅大権現」が祀られています。

権現岳直下を僅かに進んだ所に赤岳(キレット縦走路)と青年小屋へ下る分岐があります。その分岐から旭岳を経て赤岳へ至る縦走路を望む。旭岳の左奥に阿弥陀岳、更にその右奥に横岳と硫黄岳が顔を覗かせています。

権現岳山頂から権現小屋と東ギボシを写す。遠景には北アルプスや御嶽山、中央アルプスなどの絶景が広がっています。権現岳の主要登山口の観音平からのコース(観音平・権現岳コース)も参照してください。

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八ヶ岳 権現岳・天女山〜三ッ頭ルート地図

八ヶ岳 権現岳・天女山〜三ッ頭ルート詳細情報

ルート 11月4日
天女山駐車場(標高1,538m)⇒前三ッ頭(標高2,364m)⇒三ッ頭(標高2,580m)⇒権現岳(標高2,715m)
コースタイム 【登山】
天女山駐車場→2時間20分-前三ッ頭→35分-三ッ頭→45分-権現岳 
合計:3時間40分
【下山】
権現岳→40分-三ッ頭→30分-前三ッ頭→1時間40分-天女山駐車場
合計: 2時間50分
駐車場 ■天女山 無料駐車場 50台
冬季は八ケ岳横断道路前でゲート閉鎖 期間:平成24年12月1日〜4月28日 13:00(予定) ※ゲートから駐車場までは徒歩で約30分です。
詳細は 山梨県 道路交通規制情報
■観音平 無料駐車場 50台
核心部 権現岳上部に一か所鎖場がありますが特に難しくはありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.54リットル、体重60kgの人:2.00リットル、体重75kgの人:2.46リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.864Kcal、体重60kgの人:3.723Kcal、体重75kgの人:4.583Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.409kg、体重60kgの人:0.531kg、体重75kgの人:0.654kg
標高差距離 5km 最大標高差 1165m 平均斜度 全体:23.2% 上り:23.4% 下り:4% 獲得標高 上り:1125m 下り:6m
山小屋 権現小屋 キレット小屋 青年小屋
登山口へのアクセス
【観音平】

>>関東(東京・新宿)から観音平への詳細情報

>>関西地方・名古屋から観音平への詳細情報

【天女山】

>>関東(東京・新宿)から天女山への詳細情報

>>関西地方・名古屋から天女山の詳細情報

権現岳・三ッ頭ルートの「高山植物」


ミヤマウツボグサ

ヤツガタケタンポポ

イブキジャコウソウ

ツリガネニンジン

クルマユリ

ソバナ

ヤマハハコ

シモツケソウ

コバノコゴメグサ

オオビランジ

シナノオトギリ

オンタデ

セリバシオガマ

ハクサンオミナエシ

ミヤマアキノキリンソウ

タカネナデシコ

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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権現岳は
「32.八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」に収録されています。
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