目次

瑞牆山-瑞牆山荘コース地図

  • 距離5.4km
  • 登り855m
  • 下り843 m

瑞牆山-瑞牆山荘コースの難易度

難易度  1/10

ルート瑞牆山荘(みずがき山荘)(標高1,520m)⇒富士見平小屋(標高1,813m)⇒瑞牆山(標高2,230m)

瑞牆山-瑞牆山荘コースの体力

体力  2/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.27リットル、体重60kgの人:1.65リットル、体重75kgの人:2.04リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.371Kcal、体重60kgの人:3.082Kcal、体重75kgの人:3.794Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.338kg、体重60kgの人:0.440kg、体重75kgの人:0.542kg

コースタイム

  • 登山:瑞牆山荘⇒瑞牆山 2時間50分
  • 下山:瑞牆山⇒瑞牆山荘 2時間10分

登山口のアクセス

瑞牆山
瑞牆山のアクセスと駐車場
瑞牆山のアクセスと駐車場

瑞牆山-瑞牆山荘コース

瑞牆山荘

瑞牆山荘

瑞牆山荘。山荘近くにバス停、公衆トイレがあります。通年営業で、風呂が完備し、二食付8400円。速乾性のオリジナル Tシャツ、マグカップ、登山バッジなどの販売。「瑞牆山荘のカフェ」としてカフェレストラン・モンターニュを併設。

瑞牆山荘近くの無料駐車場

瑞牆山荘近くの無料駐車場

里宮平に建つ瑞牆山荘から100mの所にある無料駐車場(100台)。瑞牆山荘周辺には、この他に全部で200台以上の無料駐車場が利用出来ます。

車が林道に縦列駐車

車が林道に縦列駐車

駐車場に停めきれない車が林道に列をなしています。瑞牆山荘登山口は、瑞牆山と金峰山の登山口となるため、ゴールデンウィークや秋の紅葉の土日などは混雑時は駐車場が一杯となります。

紅葉した広葉樹林の緩斜面

紅葉した広葉樹林の緩斜面

瑞牆山荘登山口から黄色く紅葉した広葉樹林の緩斜面を登って行きます。しばらく行くと傾斜がきつくなり、林道を横切り、金峰山里宮の参道を左に見送ると富士見平に到着します。瑞牆山山頂まで約2時間50分のコースタイムです。

富士見平小屋近くの水場

富士見平小屋近くの水場

ミズナラの林からから松林に変わると富士見平小屋近くにある水場に着きます。十分な水量ですが、冬季は凍結して使用出来ない場合があります。

富士見平小屋

富士見平小屋

富士見平小屋で瑞牆山と金峰山への分岐があります。富士見平小屋は予約制で12月1日から3月31日までの冬季間は年末年始及び週末営業となります。4月1日から11月30日までは通常営業です。

富士見平小屋テント場

富士見平小屋テント場

富士見平小屋のテント場。約100張設営可能で、1人1000円です。山小屋にて予約制で、朝夕の食事を注文することが出来ます。

富士見平小屋公衆トイレ

富士見平小屋公衆トイレ

富士見平小屋のくみ取り式公衆トイレ。通過登山者は、1回100円です。トイレットペーパーはありませんから持参してください。

富士見平小屋から瑞牆山へ

富士見平小屋から瑞牆山へ

富士見平小屋の西側を北進し、山腹を巻きながらゆっくりと下ると左手方向に瑞牆山山頂が姿を現します。左のひときわ尖った岩がロッククライミングの対象となる大ヤスリ岩、右側の最も高い所が瑞牆山山頂です。

桃太郎岩

桃太郎岩

小川山へのルートを右に分け、急坂を下ると天鳥川の河床に降り立ちます。天鳥川の流れに架かる橋を渡り、その先にある花崗岩が大きく二つに割れた桃太郎岩の脇を抜け梯子を登ります。

木製梯子や桟橋が連続する急登

木製梯子や桟橋が連続する急登

桃太郎岩を過ぎると長い木製の梯子や桟橋が連続する急登になります。

大岩のつっかえ棒

大岩のつっかえ棒

大岩のつっかえ棒。登山道のいたるところでこういったつっかい棒を目にします。

大小様々な岩が重なり合う急斜面

大小様々な岩が重なり合う急斜面

ナメ滝沿いに付けられた鎖を頼りに急斜面を登ります。沢から離れると大小様々な岩が重なり合う急斜面となります。

段差が強い部分に梯子や鎖が架けられている

段差が強い部分に梯子や鎖が架けられている

鬱蒼と茂った黒木の原生林の中の大岩や岩壁の間をすり抜けるように登って行きます。段差が強い部分に梯子や鎖が架けられています。この辺りにはアズマシャクナゲが多く自生し、例年6月中旬の花期の彩りは見事です。

大ヤスリ岩

大ヤスリ岩

ツガやトウヒの樹木の間から大ヤスリ岩の岩峰が頭上に見えて来ました。

大ヤスリ岩の基部

大ヤスリ岩の基部

ロッククライミングとして登攀する大ヤスリ岩の取り付き点は、この基部を左から巻くとあります。カンマンボロンルートへは、大ヤスリ岩取り付きからペンキマークが確認出来ます。ここから瑞牆山山頂へのルートは、大ヤスリ岩の基部と山頂の岩陵の間に出来たルンゼ状の急斜面を詰めます。

大ヤスリ岩基部の溝状の急斜面を登る

大ヤスリ岩基部の溝状の急斜面を登る

左の大きい岩が大ヤスリ岩です。右手側が山頂部の岩稜で、この間に出来た狭い溝状の急斜面を登れば不動滝を経由するルートが合流する岩尾根に出ます。

岩尾根へ

岩尾根へ

登山者が休んでいる所が不動滝ルートを合わせる岩尾根の鞍部です。

不動滝コース分岐

不動滝コース分岐

瑞牆山山頂と不動滝方面への分岐を示す指導標。ここから5分ほどで山頂です。大ヤスリ岩や弘法岩などの岩峰群を間近に望んで、アズマシャクナゲの灌木の中を尾根づたいに進みます。

ロープが設置された短い岩場

ロープが設置された短い岩場

不動滝コースを合わせた後、北側に回り込みます。ロープが設置された短い岩場を登ります。寒い季節(撮影日11月3日)には岩が凍って滑ります。

核心部の岩場

核心部の岩場

瑞牆山ルートで唯一の核心部と言える岩場です。ロープに掴まり慎重に登りますが、岩の表面がツルツルし、しかも表面が凍っているため足がかりに乏しく、登るのに難義します。ここを越えれば山頂に飛び出します。

瑞牆山山頂

瑞牆山山頂

瑞牆山山頂。北側の展望は無いものの、北西方向には八ヶ岳、南東方向には甲斐駒ケ岳や北岳から赤石岳、聖岳へと連なる南アルプス、南方向に富士山などの雄大な展望が開けます。

瑞牆山山頂の隣にある小ピーク

瑞牆山山頂の隣にある小ピーク

瑞牆山山頂の隣にある小ピークに行くことが出来ます。

瑞牆山から金峰山

瑞牆山から金峰山

奥秩父の盟主と言える金峰山を撮影。山頂の五丈石で、それとすぐに確認出来ます。蔵王権現を勧請したとされる金峰山と同様に、瑞牆山も修験道の霊場として参拝されていたようです。

瑞牆山から八ヶ岳

瑞牆山から八ヶ岳

大勢の登山者でにぎわう瑞牆山山頂の先には雪をかぶった八ヶ岳が望めます。

大ヤスリ岩

大ヤスリ岩の取り付き地点へ

大ヤスリ岩の取り付き地点へ

大ヤスリ岩の基部を左に巻くと取り付き地点があります。瑞牆山には富士岩、七面岩、洞ノ岩子ヤスリ、トサカ岩、鋸岩などと呼ばれる奇岩群で構成されています。その内最も大きな岩が大ヤスリ岩です。

大ヤスリ岩の取り付き

大ヤスリ岩の取り付き

大ヤスリ岩の取り付き。岩の割れ目がルートです。

岩の割れ目の上部を登るクライマー

岩の割れ目の上部を登るクライマー

岩の割れ目の上部を登るクライマー。

右上方の大テラスへ

右上方の大テラスへ

前写真を望遠で撮影。岩の間をすり抜けるように昇り、右上方の大テラスへ出ます。

大テラスの上にクライマーが取り付いている

大テラスの上にクライマーが取り付いている

瑞牆山へ向かう登山道の途中から撮影。岩の割れ目を登ると一旦大テラスに出ます。大ヤスリ岩は、ここから見るとやや傾斜があるように見えます。大テラスの少し上にクライマーが取り付いているのが見えます。

大ヤスリ岩は垂直の一枚岩

大ヤスリ岩は垂直の一枚岩

この角度からは、ほぼ垂直の一枚岩ですね。1人が大テラスでザイルを確保し、もう1人が登っています。大ヤスリ岩の表面はつるつるに見え、一体、どこに足がかりを求めているのか分りません。

1人は大テラスに立ち、もう1人は1/3ほど登った所に

1人は大テラスに立ち、もう1人は1/3ほど登った所に

登山道を少し登った所から撮影。大テラスに一人立ち、もう1人は大ヤスリ岩を3分の1ほど登ったところにいます。

大ヤスリ岩の中間地点を登るクライマー

大ヤスリ岩の中間地点を登るクライマー

大ヤスリ岩の中間地点を登るクライマーを望遠で撮影。

1m登るのに1分

1m登るのに1分

スタンスが少なく、あっても極めて浅いため1mほど上がるのに1分ほどかかっています。

大ヤスリ岩上部を登るクライマー

大ヤスリ岩上部を登るクライマー

大ヤスリ岩の上部にかかっています。

大ヤスリ岩に1人が立ち、もし1人は5m程下を登っている

大ヤスリ岩に1人が立ち、もし1人は5m程下を登っている

別の位置から撮影。既に大ヤスリ岩の頂点に1人が立ち、もし1人は5m程下を登っています。

瑞牆山山頂から大ヤスリ岩

瑞牆山山頂から大ヤスリ岩

瑞牆山山頂から撮影。1人が大テラスにいて、もう1人が大ヤスリ岩の上部まで登ってきています。瑞牆山から見下ろすと足がすくむ様な感覚を覚えます。

お尻がムズムズ

お尻がムズムズ

瑞牆山山頂から撮影。山頂と大ヤスリ岩の間は断崖絶壁となっていて、お尻がムズムズします。

瑞牆山の他の登山ルート

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日本アルプス登山ルートガイド
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