駒ヶ根高原-光前寺

光前寺杉並木参道

光前寺杉並木参道

光前寺は、清和天皇貞観二年(西暦860年)に本聖上人により開基された天台宗の名刹です。仁王門を入り、樹齢数百年に及ぶ杉並木参道を進みます。右手に入ると拝観料が必要な築山式池泉庭園があります。

経蔵東側に天を突いて伸びる樹齢700年といわれる三本杉は古刹の名に相応しいものです。 4月中旬には約70本も枝垂れ桜が見ごろを迎えます。夜はライトアップもされます。

参道の石垣の間の光が届きにくいところに「光苔」が自生しています。4月~10月に訪れると、見ることが出来ます。

光前寺三門

光前寺三門

楼上に十六羅漢が安置された三門をくぐり本堂の立つ境内に入ります。三門は、仏教寺院によく用いられ、左右に仁王像(金剛力士像)や四天王像が立って、守護神として寺院を守っているのが普通です。

※参考 身延山久遠寺の三門高尾山薬王院の山門

光前寺本堂

光前寺本堂

入母屋唐破風造りこけら葺きの建築様式の本堂。7年に一度、御本尊の不動明王が御開帳されます。期間は、平成28年(2016年)4月9日(土)~5月8日(日)です。

本堂から左手に入ると霊犬・早太郎の怪物(老ヒヒ)退治の伝説が残り、早太郎を偲ぶ墓があります。

高遠城址公園桜祭り

高遠城址公園桜祭りの基本情報

  • 名称:高遠城址公園桜祭り
  • 住所: 〒396-0211 長野県伊那市高遠町東高遠 2301
  • アクセス:央自動車道・駒ヶ根インターチェンジから23km、諏訪インターチェンジから31km。JR 飯田線伊那市駅から高遠駅へバスで25分、JR 中央線茅野駅から高遠駅へバスで55分。詳細はこちら
  • 駐車場:高遠城址公園周辺のP4、P5、P6、P7、P8、P24は有料駐車場(700円)。P1、P2、P3、P10、P11、P17は無料駐車場。さらに土日臨時無料駐車場が出来ます。合計2000台を超えます。桜祭りの最盛期は、便利で早いシャトルバスが運行されます。
  • 開園時間:午前8時~午後5時 最盛期は午前6時~午後10時 ※(入園の最終は午後9時30分)
  • 電話番号:公園管理事務所(0265-94-2257) ※午前9時~午後5時(土・日・祝日も可)
  • 入園料: 大人(高校生以上) 500円、子供(小中学生) 250円 ※桜の開花宣言を行ってから有料になります。(桜祭り以外の期間は無料です。)
  • 施設: 高遠閣 休憩所 1人200円/1回につき(当日支払い・小学生以上) 、売店や露店。
  • 公式サイトURL:http://takato-inacity.jp/h28/ 開花状況の確認が出来ます。

高遠城

高遠城は、三峰川と藤沢川に挟まれた河岸段丘の突端に位置しています。諏訪氏がこの地方を治めていましたが、天文年間(西暦1532年から1555年)に甲斐の武田信玄の侵略に合い、その軍門に降りました。武田家による高遠支配は35年間続きましたが、天正10年(西暦1582年)に織田信長軍に攻められ、城主であった仁科五郎盛信は討死しています。 明治5年に場内の建物は民間に払い下げられ、明治8年にタカトウヒガンザクラが植え始められ公園となりました。

高遠閣 休憩所

公園北口には昭和11年に高遠出身の池上秀畝・小松伝一郎・広瀬省三郎・矢島一三等によって建てられた「高遠閣」があります。後に伊那市に寄進され、国登録有形文化財に指定されています。2階大広間では桜シアターで満開の桜の上映をしています。授乳、オムツ交換に使用出来るベビーコーナーが併設されています。

予約者優先で収容人員150名。予約先:4月1日(金)~4月30日(土):公園管理事務所(電話:0265-94-2257) ※午前9時~午後5時(土・日・祝日も可)4月1日(金)~4月30日(土)
使用料金:1人200円/1回につき(当日支払い・小学生以上) ※使用時間:午前9時~午後5時(最盛期:午前9時~午後9時)
※最盛期の最終入館受付は午後8時、閉館は午後9時

タカトオヒガンザクラの若返り方法

樹齢130年を超える老木もいたる所に見られます。昭和28年からタカトウヒガンザクラの老木を若返らせる取り組みが試みられています。幹の途中から出た若木の根に壁土を付けて、その芽を約5年かけで大地に誘導します。根が大地に根づくのを待って壁土を全部外すと写真のような状態になります。根と根の間に出来た空洞は石などを詰めて補強します。親木の上部が枯れた後も、その若木は順調に育ちます。