- 1. 須走口五合目から須走ルート地図
- 2. 須走口五合目から須走ルートの難易度
- 3. 須走口五合目から須走ルートの体力
- 4. コースタイム
- 5. 登山出来る期間
- 6. 須走口五合目へのアクセス
- 6.1. マイカーでアクセス
- 6.1.1. マイカー規制期間中
- 6.1.1.1. ふじあざみラインの2023年のマイカー規制期間
- 6.1.1.2. シャトルバス
- 6.1.1.3. シャトルタクシー
- 6.1.2. マイカー規制期間外
- 6.2. 電車・バスでアクセス
- 6.2.1. JR御殿場線御殿場駅
- 6.2.2. 小田急線新松田駅
- 7. 須走口五合目から須走ルート
- 7.1. マイカー規制
- 7.2. 須走多目的広場に作られた仮設駐車場
- 7.3. 仮設駐車場チケット売り場
- 7.4. 約2kmの縦列駐車の列
- 7.5. 須走口五合目駐車場
- 7.6. 須走口五合目登山口の公衆トイレ
- 7.7. 須走口五合目のバス停と派出所兼登山案内所
- 7.8. 山荘菊屋
- 7.9. 東富士山荘
- 7.10. 有料トイレ
- 7.11. よく整備された参道の様な道
- 7.12. 古御岳神社
- 7.13. シラビソの原生林
- 7.14. 砂走り(下山道)分岐
- 7.15. ダケカンバ帯
- 7.16. 展望が開ける
- 7.17. フジアザミが咲く
- 7.18. 下山道の「砂走り」が見える
- 7.19. シャクナゲの群落の中へ
- 7.20. 長田山荘
- 7.21. 長田山荘から樹林帯へ
- 7.22. ダケカンバやハンノキの樹林帯
- 7.23. 「砂走り」を下る登山者達
- 7.24. 上部に本六合目の瀬戸館が
- 7.25. 短い区間樹林帯へ
- 7.26. 本六合目の瀬戸館に到着
- 7.27. 瀬戸館
- 7.28. 瀬戸館から見下ろす
- 7.29. 森林限界を超える
- 7.30. 白色の花が美しいメイゲツソウ
- 7.31. 砂礫とゴツゴツした岩場
- 7.32. 廿六夜月待塔
- 7.33. あと少しで太陽館
- 7.34. 七合目太陽館
- 7.35. 太陽館のチップトイレ
- 7.36. 登山者で賑わう太陽館の前庭
- 7.37. 太陽館室内での休憩
- 7.38. 七合目太陽館から八合目へ
- 7.39. 本七合目の見晴館が見えてくる
- 7.40. 本七合目見晴館に到着
- 7.41. 鳥居をくぐって見晴館へ
- 7.42. 本七合目の見晴館
- 7.43. 見晴館裏にベンチが複数
- 7.44. 物資の輸送を行っているブルドーザー
- 7.45. 八合目江戸屋(下江戸屋)が見えてくる
- 7.46. 噴火による溶岩が流れ
- 7.47. 振り返って須走口下山道を写す
- 7.48. あと少しで八合目江戸屋(下江戸屋)
- 7.49. 八合目江戸屋と富士屋ホテル
- 7.50. 吉田ルート下山道分岐
- 7.51. 八合目江戸屋(下江戸屋)へ
- 7.52. 吉田口と須走口の下山道を間違いやすい場所
- 7.53. 八合目江戸屋(下江戸屋)
- 7.54. 下江戸屋の玄関
- 7.55. 吉田口の下山道を降りるべきところを間違えて須走口へ
- 7.56. 本八合目の富士屋ホテルへ
- 7.57. 本八合目トモエ館と胸突江戸屋間に須走ルートが通じる
- 7.58. 須走口下山道を見下ろす
- 7.59. 胸突江戸屋
- 7.60. 胸突江戸屋から御来光館へ
- 7.61. 鳥居をくぐると山頂まであと少し
- 7.62. 須走ルート下山道(砂走り)を案内
- 7.63. 下江戸屋(八合目江戸屋)まで降りる
- 7.64. 七合目太陽館の前庭を通過
- 7.65. 砂走り
- 7.66. 「砂走り」の取り付き
- 7.67. 砂がクッションとなり下山が快適
- 7.68. すごいスピードで軽快に下る
- 7.69. 「砂走り」中間地点から山頂方面
- 7.70. やや砂のザクザク感が減少
- 7.71. 須走登山道分岐
- 7.72. 歩きやすさは健在
- 7.73. あと少しで「砂走り」は終わる
- 7.74. 吉野家
- 7.75. 吉野家は売店と休憩所のみ
- 7.76. 吉野家のトイレ
- 8. 富士山須走口五合目の施設
- 8.1. 東富士山荘
- 8.2. 山荘 菊屋
- 9. 富士山の他の登山ルート
須走口五合目から須走ルート地図
- 距離14.2km
- 登り1,891m
- 下り1,889m
須走口五合目から須走ルートの難易度
難易度 1/10
ルート | 須走口五合目(標高1,950m)⇒富士山(剣ヶ峰 標高3,776m) |
須走口五合目から須走ルートの体力
体力 6/10 日帰り
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:2.78リットル、体重60kgの人:3.61リットル、体重75kgの人:4.44リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:5.162Kcal、体重60kgの人:6.710Kcal、体重75kgの人:8.258Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.737kg、体重60kgの人:0.959kg、体重75kgの人:1.180kg |
コースタイム
- 登山:須走口五合目⇒富士山(剣ヶ峰) 7時間40分
- 下山:富士山(剣ヶ峰)⇒須走口五合目 3時間30分
- 富士山の登山トレッキングツアー
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登山出来る期間
夏山登山シーズンは6月20日頃から9月末です。それ以外の時期でも登山は可能です。ゴールデンウィークには冬山装備で入山する登山者も多く見られるようです。吉田口ルートのように五合目登山口にゲートがあり、閉められる事はありません。
※ただし、「ふじあざみライン」は冬季凍結するため例年11月頃から翌年4月末頃まで、小山町須走(あざみライン入口) ~須走口五合目の全長11.5km区間が冬季閉鎖になります。年度により開通日が多少前後しますから詳しいことは富士山五合目までの道路状況のページをご覧ください。
須走口五合目へのアクセス
マイカーでアクセス
マイカー規制期間中
ふじあざみラインの2023年のマイカー規制期間
●2023年7月14日(金曜日)正午〜8月27日(日曜日)正午
●2023年年9月1日(金曜日)正午〜9月3日(日曜日)正午
●2023年9月8日(金曜日)正午〜9月10日(日曜日)正午 計51日間
シャトルバス
ふじあざみライン(11.5km)で須走五合目へ向かいますが、 ハイシーズン中の特定日(概ね47日間、年度によって変更)にはマイカー規制が行われます。そのため、東富士五湖道路の須走インター近くにある須走多目的広場に作られた仮設駐車場(約500台、1000円)からシャトルバスが運行されます。
※2013年より世界自然遺産に登録されたことに伴いマイカー規制期間が大幅に延長されました。
シャトルバスは、60分間隔で運行され、片道1,400円・往復2,100円、所要時間約30分です。須走多目的広場駐車場からの始発は5時30分(土日)・5時45分(平日)、終発は18時00分です。須走口五合目始発は6時20分、終発は18時45分です。
シャトルタクシー
シャトルタクシーも運行され、片道約¥3,660程度です。期間中24時間利用可能です。22:00~翌朝5:00までは、2割増し料金になります。
マイカー規制期間外
五合目の無料駐車場は200台ほど駐車可能ですが、マイカー規制が行われない日でも、すぐに駐車場は一杯となり、縦列駐車の列が2kmほどに伸びることもしばしばあります。
電車・バスでアクセス
JR御殿場線御殿場駅
富士急行バスで約1時間、須走口五合目で下車。運賃:大人片道1570円、往復2100円、子供は半額。
小田急線新松田駅
富士急行バスで約1時間30分、須走口五合目で下車。運賃:大人片道2100円、往復3400円、子供は半額。
アクセスの詳細は下記を参照してください。
須走口五合目から須走ルート
マイカー規制
シャトルバスがあります。マイカー規制時には一般車は須走口5合目に入れません。そのためここの仮設駐車場に車を止め、シャトルバスに乗ります。
須走多目的広場に作られた仮設駐車場
道の駅「すばしり」奥の須走多目的広場に作られた仮設駐車場。 約500台駐車可能で、一日1000円です。
仮設駐車場チケット売り場
仮設駐車場チケット売り場。シャトルバスは、60分間隔で運行され、片道1,400円・往復2,100円、所要時間約30分です。須走多目的広場駐車場からの始発は5時30分(土日)・5時45分(平日)、終発は18時00分です。須走口五合目始発は6時20分、終発は18時45分です。シャトルタクシーも常時待機して、数人集まればバスとほぼ変わらない金額で行くことが出来ます。
約2kmの縦列駐車の列
須走口五合目登山口から「ふじあざみライン」の路肩に約2km下まで車の縦列駐車の列が出来ていました。(マイカー規制日以外)
須走口五合目駐車場
須走口五合目の駐車場。全部で約200台駐車できます。当日は、マイカー規制日以外のため須走口五合目駐車場は朝からすぐに一杯になっていました。仮設駐車場からシャトルバスはマイカー規制日以外でも走ります。
須走口五合目登山口の公衆トイレ
標高1970m地点の須走口五合目登山口です。水洗式有料(200円)公衆トイレがあります。山小屋の菊屋と東富士山荘の前を通って登山道へ向かいます。さながら参道といった趣です。
須走口五合目のバス停と派出所兼登山案内所
駐車場方面を振り返って撮影。須走口五合目にはバス停と派出所を兼ねた登山案内所があります。駐車場は正面と右手上方にあります。
山荘菊屋
山荘菊屋と東富士山荘が隣合わせに建っています。両小屋とも宿泊ができ、昼食のメニューが充実しています。また広い店内にはお土産物が数多く陳列されています。
東富士山荘
東富士山荘の前を通って登山道へ向かいます。金剛杖が売られています。小屋の前は日よけのある休憩スポットになって、下山者が休むのに適しています。また、登山時もいきなり登ると高山病になりやすいので、高度順応のために1~2時間ほど休んでから出発する事にします。
有料トイレ
右手に登山計画書の提出用ポストを設置した小屋を超え、200円の有料トイレを左手に見て、石畳の参道を真直ぐ進むと古御岳神社です。須走ルートは富士山の東側から登るルートで、樹林帯の中を歩く区間が長いです。本八合目で吉田ルートと合流するので、その先は渋滞する事もよくあります。
よく整備された参道の様な道
ダケカンバの林の中によく整備された参道の様な道です。
古御岳神社
木花開耶姫が祀られた古御岳神社で登山の安全を祈願して出発です。ここで舗装された道は終わり、登山道へ入っていきます。
シラビソの原生林
シラビソの原生林が生い茂る針葉樹林帯の登りです。角材で土留めされた階段状の登山道は傾斜が緩くウォーミングアップとしてはちょうど良い歩きやすさです。
砂走り(下山道)分岐
ダケカンバが生い茂る中で左手側から砂走り(下山道)が合わさります。
ダケカンバ帯
ダケカンバの爽やかな緑が強い日差しを和らげ、とても清々しい気分で登っていけます。
展望が開ける
ダケカンバの林を抜けると展望が開けます。登山道沿いにはムラサキモメンズルの紫色の花をよく見かけます。
フジアザミが咲く
火山性の荒原が広がる中の緩斜面を登ります。登山道沿いにロープが張られ道は明瞭です。日本国内で咲くアザミの中で最も大きな花を付けるフジアザミも所々で見かけます。
下山道の「砂走り」が見える
正面の樹林帯に沿って下山道に使う「砂走り」があります。所々にメイゲツソウの株が赤色い実を付けています。
シャクナゲの群落の中へ
こいのぼりが立っている所が六合目・長田山荘です。再びシャクナゲの群落などが多い樹林帯の中へ入っていきます。
長田山荘
標高2420m地点の長田山荘前にはテーブルやベンチが置かれ休憩の最適地になっています。六合目の山小屋なので混雑はしません。室内での休憩は30分500円、3時間以内で3000円です。
長田山荘から樹林帯へ
長田山荘からは再び樹林帯の登りです。
ダケカンバやハンノキの樹林帯
ダケカンバやハンノキの樹林帯の中を進みます。
「砂走り」を下る登山者達
ダケカンバの樹林帯を抜けると、左手方向に火山轢の真っ黒な斜面が広がり、その中に直線的に作られた下山道となる「砂走り」を下る登山者達が良く見えます。
上部に本六合目の瀬戸館が
灌木帯から抜けているため、展望は良好です。振り返ると、眼下に山中湖、遠く金時山など箱根の山々が見渡せる開けた登山道です。上部を望むと本六合目の瀬戸館が小さく見えてきました。
短い区間樹林帯へ
一旦、短い区間樹林帯の中に入ります。
本六合目の瀬戸館に到着
樹林帯を抜け、標高2620メートル地点にある本六合目の瀬戸館に到着です。
瀬戸館
標高2620メートル地点の本六合目の瀬戸館です。 軽食としてビックカレー、山菜うどん、親子丼、カップヌードル、牛丼、中華丼など宿泊者以外でも温かい食べ物が提供されています。定員120名の寝室はカイコ棚式となっていますが、それでもの区間の間仕切りが多く、プライベートの確保を意識した作りです。バイオ式トイレが完備しています。
瀬戸館から見下ろす
瀬戸館から見下ろす。登山者が登ってくるのが見えます。
森林限界を超える
瀬戸館の辺りで森林限界を超えて、完全に展望の開けた山旅になります。
白色の花が美しいメイゲツソウ
上部に七合目の太陽館が小さく見えてきました。写真ではわかりにくいのですが、真っ黒い溶岩の岩礫の斜面に点在して株を作り、白に咲くメイゲツソウが美しい景観を作り出しています。ピンク色の株は実になったものです。
砂礫とゴツゴツした岩場
足元は砂礫で、所々にゴツゴツした岩場が混じる登山道を太陽館に向けて登ります。
廿六夜月待塔
鈴が沢山祀られ、その右手に「廿六夜月待塔」の石碑が建てられています。「二十六夜講」とは、旧暦の1月と7月の26日の夜に月待をする講で、江戸時代に盛んに行われていたようです。「講」とは同一の信仰を持つグループのことで、ここでは「富士講」を指しています。「月待」とは、月の出を待ち、拝みながら酒を飲み交わすことです。
あと少しで太陽館
メイゲツソウの白い株が点在した岩礫のスリップしやすい道を一歩一歩丁寧に登っていきます。あと少しで太陽館です。
七合目太陽館
標高2,960m地点の七合目太陽館です。営業期間は例年、6月1日から10月15日までです。山小屋電話:090-3158-6624 、自宅電話:0550-75-4347。この場所でブルドーザー道や下山道の「砂走り」が分岐します。
太陽館のチップトイレ
太陽館のチップトイレの看板が大きく掲げられています。また、軽食などの販売がなされています。夕食は大変充実して、名物のおかわり自由な豚汁、ハンバーグにキャベツの千切り、サンマの蒲焼き、昆布の佃煮などです。
登山者で賑わう太陽館の前庭
登山者で賑わう太陽館の前庭。
太陽館室内での休憩
太陽館室内での休憩は午前9時~午後4時間に可能です。1時間1,080円です。宿泊料金は素泊まり6300円、一泊二食付き9975円です。
七合目太陽館から八合目へ
太陽館からの登りです。ここから八合目まで登山道と下山道は一緒になります。荒涼とした景観ですが、これはまたこれで美しいものです。
本七合目の見晴館が見えてくる
本七合目の見晴館が見えてきました。砂礫の斜面に足を取られるものの、あまり傾斜がきつくないので息を切らさずに登ることが出来ます。
本七合目見晴館に到着
岩場のジグザグとした道になると本七合目見晴館に到着です。
鳥居をくぐって見晴館へ
標高3200m地点の鳥居をくぐって見晴館へ入ります。収容人員90人と小さな山小屋です。 山小屋電話:090-1622-1048 、自宅電話:0550-89-1048。
本七合目の見晴館
本七合目の見晴館は寝室はカイコ棚式で布団で寝ます。ハイシーズンには一枚の布団に2人っていうことも覚悟してください。七合目から八合目の山小屋が最も人気があり、どのルートでも混雑しがちです。ただし、コロナ以降は定員を半分にしているところがほとんどです。コロナ以降は各山小屋とも 登山者同士の間隔を開けたり、 個室を用意するなど改善に努めています。コロナが収まれば元に戻るかもしれませんが?
見晴館裏にベンチが複数
見晴館裏には小さなベンチが複数あり、休憩する登山者で溢れています。見晴館から少し登った所で、登山道と下山道が分れます。
物資の輸送を行っているブルドーザー
物資の輸送を行っているブルドーザー。各山小屋は物資の補給をブルドーザーで行っています。登山道とは違うところにルートが作られています。
八合目江戸屋(下江戸屋)が見えてくる
八合目江戸屋(下江戸屋)が見えてきました。
噴火による溶岩が流れ
噴火によって溶岩が流れ、固まったことを物語る斜面が広がっています。ジグザグに登山道を登ると八合目江戸屋がさらに近づいて来ました。少し上まで登ると下山道が交差します。
振り返って須走口下山道を写す
振り返って須走口下山道を写す。下山道はここから富士山頂までの間、八合目、本八合目で、登山道と二回交差します。下山道は砂地を歩くところが多く、足や膝に負担が少なく楽に下ることが出来ます。
あと少しで八合目江戸屋(下江戸屋)
砂礫と岩混じりの道をジグザグに登ると、あと少しで八合目江戸屋(下江戸屋)です。
八合目江戸屋と富士屋ホテル
右上に見える平たい建物が八合目江戸屋、中央が富士屋ホテルです。
吉田ルート下山道分岐
八合目江戸屋(下江戸屋)の少し下にある看板。この場所で吉田ルートの下山道が分岐します。
八合目江戸屋(下江戸屋)へ
八合目江戸屋(下江戸屋)に向かう登山者。右手に看板があります。
吉田口と須走口の下山道を間違いやすい場所
ここで吉田口に下りるべき登山者が誤って須走口に下りてしまう例が多い為2か所に設置されているので要確認。
八合目江戸屋(下江戸屋)
標高3350メートル地点の八合目江戸屋(下江戸屋)の前を登山道が通っています。吉田口に下山するにはこの前を通ります。
下江戸屋の玄関
下江戸屋の玄関。収容人員180名の比較的大きめの山小屋です。ここより標高が50メートル高いところで、吉田ルート上にある本八合目胸突江戸屋と経営が同じでなので、混雑時の優遇が出来るようです。
吉田口の下山道を降りるべきところを間違えて須走口へ
八合目江戸屋(下江戸屋)の上にある指導標の位置で振り返る。ここで吉田口の下山道を降りるべきところを間違えて須走口へ下ってしまう登山者が多くいます。細心の注意を払わなければいけない所です。
本八合目の富士屋ホテルへ
火山によって出来た砂礫の道を本八合目の富士屋ホテルに向かい登ります。足を取られて登りにくいですが、逆に下山には歩きやすい特徴があります。
本八合目トモエ館と胸突江戸屋間に須走ルートが通じる
右上の背の高い建物が富士屋ホテル、その左手が本八合目トモエ館です。本八合目トモエ館と胸突江戸屋(上江戸屋)の間に須走ルートが登り上げます。つまりその位置で吉田ルートと合流するわけです。
須走口下山道を見下ろす
少し登った所から須走口下山道を見下ろす。
胸突江戸屋
胸突江戸屋は別名上江戸屋と呼ばれています。ここから山頂までの間は、吉田口登山道から登った登山者と合流するため大変混雑します。特に、ご来光を見るため夜中に出発する登山者の列が、山頂まで連なることはしばしばです。
胸突江戸屋から御来光館へ
胸突江戸屋から御来光館を望む。ここから山頂間は登山道と下山道は別ルートになっています。
鳥居をくぐると山頂まであと少し
山頂に建つ建物が近くに見えてきました。鳥居をくぐると山頂まであと少しです。ここから山頂へは吉田ルートをご覧ください。また、お鉢巡りもご覧ください。
須走ルート下山道(砂走り)を案内
下江戸屋(八合目江戸屋)の少し上から須走口下山道を望む。これより須走ルート下山道(砂走り)を案内します。
下江戸屋(八合目江戸屋)まで降りる
下江戸屋(八合目江戸屋)まで降ります。砂が柔らかくクッションになり足に負担がかかりません。
七合目太陽館の前庭を通過
七合目太陽館の前庭を通り越し、そこから少し進むと左下に「砂走り」が直線的に伸びているのが見えてきます。
砂走り
左手眼下に「砂走り」が火山轢の斜面を一直線に下っているのがよく見えます。
「砂走り」の取り付き
「砂走り」の取り付き点は、ザレた岩場になっています。ややスリップしやすいので慎重に降ります。取り付き点の岩場を下りきると、真直ぐに伸びる砂走りを一気に下っていきます。
砂がクッションとなり下山が快適
ザクザクした砂はクッションとなり下山が快適です。ただし砂の質は大小様々な小石がまざっているため、御殿場口下山道の「大砂走り」ほどは歩きやすとは言いません。
すごいスピードで軽快に下る
やわらかい砂が足腰にかかる負担を受け止めてくれるため一歩で1メートル以上高度下げることが出来ます。すごいスピードで軽快に下ります。
「砂走り」中間地点から山頂方面
「砂走り」の中間地点から山頂方面を振り返って見上げる。
やや砂のザクザク感が減少
やや砂のザクザク感が無くなってきました。
須走登山道分岐
須走登山道へ左方向に分岐します。ここから須走登山道へ入ることができます。下山道はこのまま真直ぐに下って行きます。
歩きやすさは健在
砂のザクザク感は少なくなったとは言え、歩きやすさは健在です。
あと少しで「砂走り」は終わる
あと少しで「砂走り」は終わり、砂払い五合目にある吉野家(休憩所で宿泊施設無し)へ着きます。
吉野家
標高2300m地点の砂払い五合目の吉野家の前庭で休憩する登山者達。ここから須走口五合目登山口までの行程は約40分です。
吉野家は売店と休憩所のみ
吉野家は売店と休憩所があるのみで宿泊は出来ません。ラーメンやうどんなどの軽食が食べられます。
吉野家のトイレ
吉野家のトイレ。ここから樹林帯の中に入り、しばらく進むと須走口登山道と合流し、須走口五合目登山口へ至ります。
富士山須走口五合目の施設
東富士山荘
- 住所:〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走17-39
- 施設:宿泊施設 収容人員70名、食堂(キノコを使ったメニューが豊富)、土産物などの売店
- 営業期間: 4月下旬~11月中旬
- 営業時間:
6:00~20:00 ※7月1日~8月31日 4:00~22:00(予約があれば対応可能) - 電話番号:090-3254-5057、期間外:0550-75-2113
- 公式サイトURL:http://www4.tokai.or.jp/yamagoya/
山荘 菊屋
- 住所:麓事務所 〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走54-11
- 施設:収容人員70名、登山アイテムのレンタル「そらのした 」、食堂収容人数50名(キノコ蕎麦、キノコうどん、ソース焼きそば、ミートスパゲティ、牛丼、親子丼、カレーライスなどのメニューが豊富)、土産物などの売店
- 営業期間:4月28日頃~11月3日頃
- 営業時間:
①7月から9月のハイシーズン: 4:00~19:40(シャトルバスの最終便)
②登山アイテムのレンタル利用時間: 9:00~17:00 - 宿泊料金: 一泊二食付き 7,500円、素泊まり5,000円
- 電話番号:山小屋直通090-8680-0686、期間外:0550-75-5868
- 公式サイトURL:http://fujisan-kikuya.jp/index.php