目次

羊蹄山 真狩(まっかり)コース地図

  • 距離14.9km
  • 登り1,666m
  • 下り1,666 m

羊蹄山 真狩コースの難易度

難易度  1/10

ルート羊蹄山自然公園真狩キャンプ場(標高348m)⇒南コブ分岐(標高588m)⇒
六合目(標高1,323m)⇒九合目羊蹄山避難小屋分岐(標高1,651m)⇒
羊蹄山山頂(標高1,898m)⇒三角点(標高1,892.7m)⇒羊蹄山旧避難小屋跡(標高1,837m)

羊蹄山 真狩コースの体力

体力  3/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.83リットル、体重60kgの人:2.38リットル、体重75kgの人:2.94リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.413Kcal、体重60kgの人:4.437Kcal、体重75kgの人:5.461Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.488kg、体重60kgの人:0.634kg、体重75kgの人:0.780kg

コースタイム

  • 登山:羊蹄山自然公園真狩キャンプ場→3時間20分-羊蹄山避難小屋分岐→55分-羊蹄山最高地点→35分-羊蹄山旧避難小屋跡 合計:4時間50分
  • 下山:羊蹄山旧避難小屋跡→25分-九合目羊蹄山避難小屋分岐→2時間5分-羊蹄山三合目桜坂駐車場 合計:2時間30分

山小屋

羊蹄山
羊蹄山避難小屋
羊蹄山避難小屋

登山口のアクセス

羊蹄山
羊蹄山のアクセスと駐車場
羊蹄山のアクセスと駐車場

羊蹄山 真狩(まっかり)コース

羊蹄自然公園の無料駐車場

羊蹄自然公園の無料駐車場

道南バスが走る岩内洞爺湖線の羊蹄自然公園入口バス停から徒歩で20分ほどの所にある羊蹄自然公園の無料駐車場約50台。

羊蹄自然公園内の真狩キャンプ場の公衆トイレ

羊蹄自然公園内の真狩キャンプ場の公衆トイレ

羊蹄自然公園内の真狩キャンプ場の公衆トイレ、綺麗な水洗式です。羊蹄山自然公園入口の横に羊蹄山湧水があるので、水はそこで汲んでくると良いでしょう。

真狩キャンプセンター兼真狩登山センター

真狩キャンプセンター兼真狩登山センター

真狩キャンプセンター兼真狩登山センター。キャンプの受付と展示コーナーには、羊蹄山の自然について各種解説があります。

真狩キャンプ場内を数分歩く

真狩キャンプ場内を数分歩く

真狩キャンプ場内を数分歩くと、登山口です。背景に羊蹄山山頂部が見えています。

真狩登山口

真狩登山口

林道から離れ、登山道へと入ります。真狩登山口から人工林の中へ入って行きます。登山口には登山届ポストが設置されています。

南コブ分岐

南コブ分岐

トドマツの人工林を抜け、登山口から30分ほど歩くと、2合目の南コブ分岐です。駐車場から標高650メートルの寄生火山である南コブを通過するコースもありますが、約30分余計にかかります。

ダケカンバの林

ダケカンバの林

南コブ分岐を過ぎると人工林からダケカンバの林に変わります。細いダケカンバが密集して生え、白い幹に光が差し込んで美しい景観を作り出しています。

灌木の間から羊蹄山山頂部が姿を見せる

灌木の間から羊蹄山山頂部が姿を見せる

密集したダケカンバ帯を過ぎると灌木の間から羊蹄山山頂部が姿を現します。

太い幹のダケカンバと青空

太い幹のダケカンバと青空

太い幹のダケカンバが青空と絶妙のコントラストを描いています。

灌木帯を抜け展望が開ける

灌木帯を抜け展望が開ける

灌木帯を抜けると大きく展望が開けてきます。林床に笹が密集する中に切り開かれた登山道を東側に向けてゆっくりと進みます。

ニセコアンヌプリが見える

ニセコアンヌプリが見える

振り返ると、ダケカンバの林の先にニセコアンヌプリが雲間から姿を現しています。

四合目

四合目

四合目で西側に90度折れます。

背の高い笹の間を登る

背の高い笹の間を登る

四合目から西方向に向けて背の高い笹の間を登ります。

五合目

五合目

五合目から灌木帯の中を小さくジグザグを切りながら登ります。

根元から弯曲したダケカンバ

根元から弯曲したダケカンバ

深い雪のためダケカンバが根元から弯曲し、それでも太陽の光を求めて真直ぐに伸びようとしている姿に生命力を感じます。

洞爺湖

洞爺湖

振り返ると、真狩村のちょうど南方に洞爺湖が見えています。洞爺湖の真ん中にひょうたんを伏せた様な島が中島です。その右手に有珠山も浮かび上がっています。

背の低いササの間を進む

背の低いササの間を進む

背の低いササの間を北西方向にトラバースに気味に進みます。

六合目

六合目

六合目を過ぎるとしばらくは緩斜面ですが、その後つづら折りの急斜面になります。

エゾシマリス

エゾシマリス

エゾシマリスがお出迎えです。この先、数ヶ所でエゾシマリスを見かけました。エゾシマリスはネズミ目リス科シマリス属に属し、北海道以北に分布しています。

背の低い灌木帯の中を登る

背の低い灌木帯の中を登る

背の低い灌木帯の中を登ります。少しずつ傾斜が緩んできます。

七合目

七合目

倒木に付けられた七合目の標識。

オクエゾサイシン (奥蝦夷細辛)

オクエゾサイシン (奥蝦夷細辛)

オクエゾサイシン (奥蝦夷細辛) ウマノスズクサ科 。スペード形の葉に隠れて花は見えませんでした。指で葉を除けると根元に直径1センチほどの紫色の花が現れました。名前のサイシンは、「北海道の山奥に生育するサイシン」という意味で、漢名「細辛」に基づき、根が細く、辛味があるという意味です。

背の低い灌木帯

背の低い灌木帯

ここからは背の低い灌木帯となり、イワブクロ、イワギキョウ、ウラジロダテなどの高山植物が見られます。岩礫地帯を横切って進みます。前方に見える小高い丘の下側を回り込むようにします。

ガレた火山轢の空沢を横切る

ガレた火山轢の空沢を横切る

ガレた火山轢の空沢を横切ります。次第に樹木は矮小化しハイマツ帯が現れます。

九合目避難小屋分岐

九合目避難小屋分岐

ハイマツ帯の中に九合目避難小屋分岐があります。ここから左手に向かえば、10分ほどで羊蹄山避難小屋です。

羊蹄山避難小屋へ

羊蹄山避難小屋へ

ハイマツの中を少し進むと羊蹄山避難小屋が見えて来ました。避難小屋は、6月中旬から10月中旬に管理人が入ります。

雪渓を横切って羊蹄山避難小屋へ

雪渓を横切って羊蹄山避難小屋へ

雪渓を横切って羊蹄山避難小屋に向かいます。雪は緩んで、斜面の傾斜も緩いので、壺足で問題ありません。この途中で雪渓から流れ出る水が、飲み水として使えます。羊蹄山避難小屋は下記を参照してください。

羊蹄山
羊蹄山避難小屋
羊蹄山避難小屋

羊蹄山避難小屋の先にニセコアンヌプリスキー場

羊蹄山避難小屋の先にニセコアンヌプリスキー場

羊蹄山避難小屋分岐まで戻り、山頂に向けて登る途中から撮影。避難小屋の先にニセコアンヌプリのスキー場が見えます。

外輪山の縁へ

外輪山の縁へ

外輪山の縁に向けて登ります。登山道は手前の雪渓を横切り、鞍部に登り上げています。花の季節にはハクサンチドリ、エゾノツガザクラ、ハイオトギリなどの高山植物が咲き乱れます。

雪渓を左上方に横切る

雪渓を左上方に横切る

雪渓を左上方に横切ります。アイゼン無しでも特に問題ありません。雪渓を横切り、土が露出した所を登れば火口壁に上がります。雪渓が溶けるとこのコース最大のお花畑に変わります。

父釜の火口壁

父釜の火口壁

父釜の火口壁に到着です。ここから外輪山を反時計回りに一周します。一周するのに約1時間かかります。

父釜

父釜

火口壁の淵に立って父釜を覗き込みます。すり鉢状の大火口(父釜)は直径700m、深さ200m、周囲5kmほどの大きさです。

真狩ピーク

真狩ピーク

お鉢巡りを反時計回りに行います。正面の丸いピークは真狩ピークで標高1860m です。

岩場のアップダウンが小刻みに続く

岩場のアップダウンが小刻みに続く

真狩ピークを過ぎると、岩場のアップダウンが小刻みに続きます。

足場の悪い所あり

足場の悪い所あり

足場の悪いところもあり、日が昇るまだ暗い時期に通過するにはやや危険を伴います。御来光を見る場合には、時計回りで進んだ方が無難です。

東側(右側)をトラバースする

東側(右側)をトラバースする

ここから小さなアップダウンがありますが、概ね東側(右側)をトラバースする様な感じで登山道が付けられています。

京極の街を見下ろす

京極の街を見下ろす

京極コースの登山口がある京極の街を見下ろす。ここには民宿などの宿泊施設はありません。道の駅水の郷きょうごくのふきだし公園は、羊蹄山に降った雨が地表から大量に湧き出し観光名所になっています。

羊蹄山の最高点標高1898m地点へ

羊蹄山の最高点標高1898m地点へ

起伏のある道を進んだら、羊蹄山の最高点である標高1898m地点に到着します。山頂の手前で喜茂別コースが合流しています。

羊蹄山山頂

羊蹄山山頂

岩が積み重なった羊蹄山山頂。

羊蹄山から父釜

羊蹄山から父釜

羊蹄山山頂から父釜を見下ろす。御釜の外輪山の向こうに見えるのはニセコアンヌプリです。

羊蹄山山頂から反時計回りで進む

羊蹄山山頂から反時計回りで進む

山頂から反時計回りで進みます。まだ、岩場は続きますが、ここからは、ほとんど危険箇所はありません。

外輪山に咲くイワウメ群落

外輪山に咲くイワウメ群落

この辺りの外輪山にはイワウメの群落がいたる所にあります。又、ミヤマキンバイの群落もいたる所で目にします。

三角点(旧山頂)

三角点(旧山頂)

最高点から約150m進んだ所の三角点。標高1892.7m で、旧山頂があった所です。

ミヤマキンバイの大群落

ミヤマキンバイの大群落

ミヤマキンバイの大群落が登山者の度肝を抜きます。この少し先で京極コースが右側に分岐します。

広い稜線歩き

広い稜線歩き

京極コース分岐から少し進むと岩場が終わり、左手に父釜を見ながら広い稜線歩きとなります。

子釜と母釜

子釜と母釜

父釜の北東部には母釜がありあます。正面奥が父釜、その左手前が子釜、右下が母釜です。父釜と小釜の間に登山道が付けられ、右手上部の旧避難小屋があった場所にショートカット出来ます。

倶知安コース分岐

倶知安コース分岐

北山(雲泉岳)を経由して南に向かうと倶知安コースが右手に分岐します。正面の手前が母釜、その奥の小さく窪んだ所が小釜、その先に父釜があります。ここから写真では右手側に進み、旧避難小屋へ向かいます。

旧避難小屋跡

旧避難小屋跡

旧避難小屋のあった場所には基礎部分だけが残っています。

羊蹄山の他のルート

羊蹄山
羊蹄山 倶知安コース
羊蹄山 倶知安コース

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日本アルプス登山ルートガイド
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