上高地とは

上高地は標高1500mの高地にあり、穂高岳、霞沢岳、焼岳などに囲まれた狭い平坦地です。その真ん中を蛇行するように梓川が流れています。
また、山岳リゾートとして有名で、多くの観光客が訪れていますが、槍ヶ岳や穂高岳への登山口としても多くの登山者を集めています。

マイカー規制があるので、長野県側からは沢渡駐車場、岐阜県側ではあかんだな駐車場からシャトルバスかタクシーに乗り入山します。

目次

上高地の地図

上高地のアクセス

北アルプス登山口-アクセスと駐車場
上高地のアクセスと駐車場
上高地のアクセスと駐車場

上高地のホテル

上高地
上高地のホテル・旅館・温泉・山小屋
上高地のホテル・旅館・温泉・山小屋

上高地の全景

焼岳山頂から見た上高地 上高地温泉ホテルや上高地帝国ホテルの赤い屋根が確認できます。

上高地マイカー規制期間

上高地に入れる期間は4月17日~11月15日

上高地へは 釜トンネル(中の湯ゲート)でマイカー規制があるため長野県側では沢渡駐車場から、岐阜県側ではあかんだな駐車場からそれぞれシャトルバスが出ています。

上高地の観光シーズンは、4月17日~11月15日の閉山式まで
午前5時~午後7時 (7月・8月は午前5時~午後8時)です。

冬季にはバスやタクシーも上高地には入れませんが、徒歩では入れるため 坂巻温泉や中の湯温泉では釜トンネルまで送迎をしてくれるサービスがあります。

(バス、タクシーのみ可 観光バス・マイクロバスはバス規制日あり)

上高地アクセス情報

上高地観光のモデルコース

大正池から河童橋コース

コース大正池ホテル→大正池→中千丈沢の押し出し→田代池→田代湿原→自然研究路(梓川コース/林間コース
)→上高地温泉ホテル→ウェストンレリーフ→河童橋→上高地バスターミナル

コース地図

  • 距離4.3km
  • 登り19m
  • 下り m

コースタイム 1時間10分

難易度 1/10

体力  1/10

大正池ホテル

大正池ホテル
大正池の前に建つ大正池ホテルでシャトルバスを降ります。ホテルの脇を入り1分ほど下った所に大正池があります。

大正池

大正池
大正池と穂高岳。風の無い日には湖面に穂高岳が綺麗に写り込み絶好の撮影ポイントになっています。中央部の高い所が奥穂高岳、左手が西穂高岳、右手は明神岳とその奥に前穂高岳があります。

大正池では手漕ぎボートのレンタルがあります。大正池の透明度と山岳景観は感動ものです。貸し出しの場所は大正池ホテルで30分800円です。

大正池と焼岳

大正池と焼岳
大正池の直ぐ左手には噴煙を上げる焼岳が見えます。焼岳は北アルプスにおいて唯一の活火山で、山頂部が白く見えるのは火山灰によるものです。

ここから見る焼岳の左手稜線のちょうど裏辺りに多くのナナカマド自生する場所があり、9月下旬から10月上旬にかけて大変美しい紅葉が見られます。もちろん登山をしないとダメですが。

自然研究路

自然研究路
大正池に沿って桟道の自然研究路が設けられています。

中千丈沢押し出し

中千丈沢押し出し
桟道の歩きややすい道が終わり、大正池の北側の一角に出ます。東側から押し出された土砂が堆積した場所です。
大正池は大正4年(1915年)に焼岳の噴火で梓川がせき止められて出来た湖です。

写真の様に土砂が流れ込み、年々面積が縮小していると言われています。大正池が出来た当時は現在の4倍の大きさがあったと言います。
この景観を保つために毎年しゅんせつ工事が行われていますが、それでも消滅してしまう可能性が高いと言います。

池の中の立ち枯れが幻想的で、水面には焼岳が映っています。この枯れ木も年々減少していると言われています。

ダケカンバやカラマツの林

ダケカンバやカラマツの林
ダケカンバやカラマツの林の中を抜ければ田代湿原です。

田代湿原

田代湿原
田代湿原。広さ約15万㎡の湿原で、バックに穂高岳を眺望できるスポットとしても人気です。湿原と言っても池塘などは見られず、低草木が生えているのみです。ここの右手1分ほど歩いた所に田代池があります。

田代池

田代池
田代池。焼岳の噴火による噴出物が霞沢岳からの伏流水をせき止めて誕生した池。水の流れもあり水深も浅いため池というより川と言った方がしっくりきます。というのも面積は次第に縮小していて、特に昭和50年の豪雨で池の半分が土砂に埋まってしまったためです。

自然研究路は田代湿原の先で梓川コースと林間コースに分岐しますが、田代橋手前で再び合流するので、今回は、梓川コースを辿ります。

梓川コース

梓川コース
梓川の左岸(右手側)に沿って梓川コースの木道を歩きます。河原からマガモや岩魚の泳ぐ姿を見ることが出来るかも。この先で右手側から林間コースを合わせるとコースの中間地点・田代橋です。

田代橋

田代橋
田代橋では右岸コースと左岸コースに分れます。左岸(右手側)コースは、中の瀬園地から上高地バスターミナルの脇を抜けて河童橋へ続くルートです。今回は、田代橋を渡って梓川の右岸(左手側)へ出ます。梓川の中州を挟んで田代橋と穂高橋の二つの橋が並んでいます。

田代橋から梓川と穂高岳

田代橋から梓川と穂高岳
田代橋から撮影。中央の吊尾根で結ばれた奥穂高岳(左手ピーク)と前穂高岳(右手ピーク)。

穂高岳を源流とする梓川が大きく蛇行しながら上高地の中を流れています。梓川の右岸に建つオレンジ色の建物が上高地温泉ホテル、白い建物が上高地ルミエスタホテルです。上高地温泉ホテルは湯量豊富な源泉掛け流しの温泉が魅力です。

英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)

英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)
英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)。日本の山を世界に紹介した功績で設置されたレリーフ。毎年6月第1日曜日にはレリーフ前のウェストン園地でウェストン祭が開催されます。

上高地アルペンホテル

上高地アルペンホテル
上高地アルペンホテルでは日帰り入浴(温泉ではありません)ができます。コーヒーのセルフサービスが格安の値段であります。

上高地アルペンホテルを過ぎると順に梓川沿いに上高地西糸屋山荘、山の旅舎五千尺ロッジ、ホテル白樺荘があり、河童橋を渡って五千尺ホテルなどの宿泊施設が集中しています。

カフェテリア・トワサンク

カフェテリア・トワサンク
五千尺ホテルの姉妹館・山の旅舎五千尺ロッジの右隣にあるカフェテリア・トワサンク。信州産完熟ふじりんごを100%使用したアップルパイ。色とりどりのケーキメニュー。昼食や夕食の各種メニューが取りそろえられています。天気の良い日にはテラス席がお薦めです。

ホテル白樺荘

ホテル白樺荘
河童橋が目の前にある好立地のホテル白樺荘です。オープンカフェもあるレストラン小梨では、食事だけでなく喫茶メニューもあり、気楽に立ち寄れるのが魅力です。ホテルのロビーの一角にあるロビーカフェ ル・ブランはケーブルが4卓のこぢんまりとした空間。ジャンボモンブラン、ホットアップルパイ、英国紅茶などが人気です。

上高地白樺自然学校では公認ガイドによる上高地ネイチャーガイドが行われています。レギュラーガイドウォーク:参加者1名あたり1000円~2200円プライベートガイドウォーク:公認ガイド1名・1日22000円

河童橋

河童橋
梓川の上流に穂高連峰、下流に焼岳を望める上高地を代表する景観で、芥川龍之介の「河童」の舞台になった場所です。河童橋周辺にはお土産店、レストラン、カフェなどが集中して上高地観光の拠点です。

「上高地」の名称は本来「神垣内」の表記し、穂高神社の御祭神である穂高見神(ほたかみのかみ)が穂高岳山に降臨したと伝えられ、その山腹に当たる上高地も、神が降り立つ神域であったことを意味しています。

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル
上高地バスターミナルは、上高地観光の拠点になる場所で、インフォメーションセンター、上高地観光センター、上高地郵便局、上高地診療所、上高地ビジターセンター、売店、食堂など周囲に備わっています。

上高地バスターミナルから大正池へ向かう逆コースでは、大正池でバスに乗れないことがあります。特に観光客の多い日には、上高地バスターミナルでバスに乗ることをお薦めします。

河童橋~明神池コース

コース河童橋→岳沢湿原→嘉門次小屋→穂高神社奥宮→明神池→明神橋→上高地明神館→小梨平
→上高地ビジターセンター→河童橋→上高地バスターミナル

コース地図

  • 距離7.6 km
  • 登り30m
  • 下り23  m

コースタイム 2時間10分

難易度 1/10

体力  1/10

河童橋から梓川の右岸(左手側)に沿って明神を目指す

河童橋から梓川の右岸(左手側)に沿って明神を目指す
河童橋から出発し、梓川の右岸(左手側)に沿って明神を目指します。河童橋から先は入る人もガクンと減り、比較的静かな雰囲気を楽しめます。清流や湿原もあり、明神岳や六百山の姿も間近に望めます。梓川の流れの先に聳える穂高岳。

岳沢湿原

岳沢湿原
左手に前穂高岳登山道入口を見送り、岳沢湿原の中に延びる木道を歩きます。ちょうど真正面に奥穂高岳が見えています。

岳沢湿原の向こうに六百山

岳沢湿原の向こうに六百山
岳沢湿原の清流の中に沢山のイワナが泳いでいます。六百山もよく見えます。六百山から右手に稜線を辿ると霞沢岳です。

岳沢湿原の展望所

岳沢湿原の展望所
岳沢湿原の中で最も綺麗な場所です。展望案内板が設置されて山の名前が分るようになっています。岳沢湿原は河童橋から10分ほどのところにある広さ0.4万㎡の湿原で、 木道が整備され、湧水の清流が大変美しい場所です。

右手に梓川

右手に梓川
小さくアップダウンを繰り返しながら、右手に梓川を見ながら階段などがある木道を進みます。

左手上方に明神岳

左手上方に明神岳
左手に明神岳が見え出すと小さなアップダウンは終わり、木道は平坦となり清流の中を進みます。

梓川の右岸に飛び出す

梓川の右岸に飛び出す
再び梓川の右岸に出ると前方に明神橋が見えて来ます。明神橋の少し手前で左に90度折れると、明神池に進む参道です。

参道の鳥居をくぐり明神池へ

参道の鳥居をくぐり明神池へ
参道の鳥居をくぐれば直ぐに左手に嘉門次小屋が見えてきます。

上條嘉門次レリーフ

上條嘉門次レリーフ
嘉門次小屋の前に設置されています。上條嘉門次は、上高地一帯を猟場とする猟師でしたが、その経験をもとに山岳ガイドも行っていました。イギリスの宣教師で登山家でもあったウォルター・ウェストンが前穂高岳や奥穂高岳に登った際にガイドをし、後に出版した彼の著書「日本アルプスの登山と探検」では、「ミスターカモンジ」と呼び、高い信頼を置いていたと書いています。

ウェストンの山案内をしたことで山岳ガイドとして名を馳せ、現在の嘉門次小屋の前身となる小屋を建てたりもしました。

嘉門次小屋

嘉門次小屋
嘉門次小屋は昔風の山小屋で風情にあふれ、小屋の前にはいくつもの木製テーブルが置かれています。そこでは多くの観光客がイワナの塩焼きや蕎麦などの舌鼓を打っています。宿泊施設もあり、4部屋のみの小さな山小屋で定員30名です。営業期間は4月下旬~11月中旬 TEL:0263-95-2418。1泊2食付き1人 9,000円(税込)~

嘉門次小屋の名物イワナの塩焼き

嘉門次小屋の名物イワナの塩焼き
嘉門次小屋の名物料理でイワナの塩焼き。囲炉裏の周りに串刺しの岩魚を並べ、火から離して時間をかけてじっくり焼くので頭まで食べられるやわらかさです。一匹1100円。その他、岩魚入りの嘉門次蕎麦1600円、岩魚の骨酒二合2000円などが販売されています。

穂高神社奥宮の社務所

穂高神社奥宮の社務所
明神池は穂高神社奥宮の境内にあるため、社務所で拝観料(300円)を支払って入ります。

奥穂高神社奥宮

奥穂高神社奥宮
奥穂高神社奥宮。穂高神社本宮は長野県安曇野市穂高の地に鎮座しています。安曇族の祖神である穂高見命を祭るため、毎年10月8日、この池で穂高神社奥宮例大祭が行われています。

明神池一之池で行われる穂高神社御船神事

明神池一之池で行われる穂高神社御船神事
毎年10月8日には竜頭鷁首(りょうとうげきしゅ)を付けた二艘のお船を明神池に浮かべて、平安朝装束を身にまとい、雅楽を奏で、御幣を保持しながら一之池を一周する御船神事が催されます。これは、山の安全と神の恵みを神に感謝するお祭りです。祭りの詳細は穂高岳のページに記載してあります。

明神池二之池

明神池二之池
明神池は穂高神社奥宮の境内にあり、一之池、二之池からなり、 明神岳をバックに庭園の様である。

明神橋

明神橋
上高地明神館と明神池との間に架けられた吊り橋。 明神岳と橋とが絶妙な景観を生み出しています。

上高地明神館

上高地明神館
明神橋から5分ほど歩くと上高地明神館に着きます。上高地明神館の前にはベンチやテーブルが置かれ公衆トイレもあるため、槍ヶ岳や穂高岳に登る登山者ばかりではなく、観光客も一休みできる絶好の休憩ポイントです。背後に明神岳の鋭鋒が聳えています。

明神館の宿泊料金 相部屋13000円、一般客室18000~20000円。電話:0263-95-2036。営業期間:4月下旬から11月上旬。

ここから左岸コースを上高地バスセンターに向け歩きます。

大正池と焼岳

針葉樹林帯の中を進む
右手に小川を見ながらカラマツの針葉樹林帯を進みます。左岸コースはほとんどこういった樹林帯の中なので展望はありませんが、コースタイムが右岸コースより短いのが特徴です。

森のリゾート小梨 (小梨平キャンプ場)の管理棟

森のリゾート小梨 (小梨平キャンプ場)の管理棟
森のリゾート小梨(小梨平キャンプ場)の管理棟。一般の登山者も入れる日帰り入浴施設もあります。営業時間:12:00(正午)~19:00、大人600円です。ケビンと呼ばれるバンガローの様な宿泊施設やレンタルテント、食料品、調理器具、燃料、食堂、売店、浴場も完備しています。電話:0263-95-2321。

森のリゾート小梨のキャンプ場

森のリゾート小梨のキャンプ場
カラ松林の中にあります。数多くのトイレや水道が完備しています。バーベキューコーナーもあり、キャンプ初めての人でも何不自由なく楽しめます。人気があるため、早めの予約が必要です。

上高地ビジターセンター

上高地ビジターセンター
上高地ビジターセンターは、上高地の自然や登山に関する情報を発信。入館無料 自然散策ガイドウォーク(有料)を開催。開館期間: 4月下旬~11月15日(上高地開山期間無休)※冬期閉館。 開館時間:8:00~ 17:00、※7月下旬~ 8月下旬は8:00~18:00。 TEL : 0263-95-2606 (※冬期 0263-94-2537) FAX : 0263-95-2611

上高地ビジターセンターの館内

上高地ビジターセンターの館内
上高地の自然に関する展示が無料で見られます。ガイドカウンターでは四季折々の見どころや気象情報などを提供。ライブラリーではタブレット PCを使ってイベント情報、上高地の豊富なコンテンツを見られます。レクチャーホールでは、上高地に関する映像が流されています。

上高地インフォメーションセンター

上高地インフォメーションセンター。営業時間:AM 8:00 ~ PM5:30 5:00バスターミナルに隣接して、登山者向け情報を提供。 バス待ちの休憩やコイン式のシャワー施設あり。開館期間:4月下旬~11月15日(上高地開山期間無休)※冬期閉館。開館時間:8:00 ~17:00 。入館無料。

上高地インフォメーションセンターの館内

上高地インフォメーションセンターの館内
センター内には『環境省自然保護官事務所』のほか、繁忙期には『上高地臨時警備派出所』『登山相談所』が開設されます。無料の休憩スペース、車椅子の貸し出しサービスなどがあります。

上高地観光センター

上高地観光センター
上高地バスセンターと併設して上高地観光センターがあります。上高地旅館組合案内所。 手荷物一時預かり、売店、二階には上高地食堂 。

上高地郵便局

上高地郵便局
上高地観光センターの脇を入ると山小屋の様な建物があります。上高地郵便局です。 郵便のみでATMや預金の引き出しはできません。営業時間:AM 9:00 ~ PM 5:00 営業期間:4月27日 ~ 11月15日まで、 定休日:毎週水曜日(祝日の際は営業)、7/15 ~ 8/31までは無休。

上高地診療所

上高地診療所
東京医科大学上高地診療所 内科、外科 午前9時~午後5時。開院期間は4月の開山祭~11月の閉山祭。保険診療を行っています。ただし救急処置のみ。

上高地近くの温泉

焼岳周辺に良質な温泉が沸く

穂高岳の隣にある焼岳は、現在でも噴火をしている活火山です。その周辺に、良質な泉質の温泉が湧き出る所が多数あります。

代表的な温泉が白骨温泉、新穂高温泉、平湯温泉などです。

深山荘

新穂高温泉 深山荘

深山荘は新穂高温泉の登山者用無料駐車場の近くにあります。 ハイシーズンには登山者用無料駐車場が一杯になることが多いので、深山荘に宿泊すれば、下山まで深山荘の駐車場を使えるので安心です。

高原川沿いに階段状になった複数の広い露天風呂は開放的です。

深山荘から新穂高ロープウェイまでは1.1 km、 徒歩13分です。

槍見の湯 槍見館

新穂高温泉 槍見の湯 槍見館

槍ケ岳を眺む絶景7種の露天風呂が高原川沿いにある秘湯の一軒宿です。
湯量豊富で源泉かけ流しです。

笠ヶ岳のクリヤ谷登山口は旅館のすぐ脇から始まります。

槍見館から新穂高ロープウェイまでは2.9 km 、徒歩 33分です。

上高地温泉ホテル

上高地温泉ホテル

梓川に沿って建つ上高地温泉ホテルは、登山基地として使用しても大変便利です。

文政年間(1830年代)に開湯され、三つの自家源泉を持つ源泉かけ流しの温泉です。温泉の効能により、湯上り後長時間に渡って体がポカポカし、心地よい眠気に誘われます。

白骨温泉

白骨温泉泡の湯

白骨温泉の中でも最も有名な温泉旅館です。

真っ白い硫黄の温泉が木樋から流れ落ちる大きな露天風呂が魅力的です 。

露天風呂は混浴ですが、男女別になっている露天風呂の入り口で、首まで浸かってから露天風呂に侵入すれば、お湯が白いため裸のままでも他人から見えません。

中の湯温泉旅館

中の湯温泉旅館

松本駅の無料送迎が利用できます。(予約制)

夏季
(4月下旬~11月中旬)上高地へのマイカー規制をしています。
4月下旬~11月中旬には、要望に応じて毎朝1便上高地までの送迎あり。(要予約)

冬季
上高地に行かれる方は釜トンネルゲートまで随時送迎があります。
また旅館周辺でもスノーシューで散策できます。
スノーシューの無料レンタルあり、(通常スノーシューレンタル一日分1500円)

槍ヶ岳登山口の上高地に泊まる

上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテル

上高地の中で最も高級なホテルです。 1泊2食付で1室2名で利用した場合の最低の部屋の料金は一人40000円以上です。

自宅(東京都内)と上高地間を帝国ホテルハイヤーにて送迎するプランもあります。中型車(クラウン・シーマ)で 210,000円です。

上高地の天気の特徴

快晴の上高地 遠景に奥穂高岳
快晴の上高地 遠景に奥穂高岳

上高地は晴天の確率が比較的高い

北アルプスの南部に位置する槍ヶ岳から穂高岳にかけての山域は、日本海側特有の冬型気候の影響を受けにくいため積雪量は多くありません。

また、北アルプスの中では比較的晴天に恵まれることが多いのも 特徴に挙げられます。

4月末のゴールデンウィーク前から山小屋がオープンし、11月上旬まで営業している山小屋が多くあります。 

山の天気予報は難しい
山の天気予報は難しい

お薦めの天気予報

テレビで流れる天気予報やネットで得られる無料の天気予報は、一般的に平地を対象としたものです。 そのため、晴れの天気予報が出ていても、山ではガスってしまうことはよくあることです。 

そこで、おすすめなのがtenki.jpの有料バージョン(+more)です。これは、月間100円と安いですが、高層天気の予報のため精度が高いです。また、山の天気予報(月額300円)を併用すると更に精度が高まります。

上高地の魅力

綺麗な水の流れや高山植物

標高1,500mに位置する上高地では季節ごとに咲く多彩な花々、鳥のさえずり、小さな昆虫、刻々と変わる川の色や空の色、新緑や紅葉、落ち葉、などなど、季節の移ろいを感じ自然に耳を傾けながら、上高地の不思議を探してみてはいかがでしょう。

各種情報

上高地トレッキングツアー

役場

温泉宿の問い合わせ

登山届提出

登山地図のスマホアプリ

  • 山と高原地図のスマホアプリ
    昭文社から販売されています。山と高原地図ホーダイ - 登山地図ナビアプリ 定額(500円/月 or 4800円/年)で61エリアの「山と高原地図」が使い放題。山と高原地図[地図単品購入版]地図1エリア 650円。

上高地周辺の気温

最高気温平均気温最低気温
1月-1.9-7.1-12.3
2月-0.9-6.5-12.0
3月3.6-2.5-8.0
4月10.64.0-2.2
5月15.69.13.3
6月18.813.28.5
7月22.416.112.7
8月23.717.713.4
9月19.013.59.4
10月13.07.02.2
11月7.41.2-3.8
12月1.5-4.0-9.9

服装や装備品のチェックリスト

登山地図必須 上高地インフォメーションセンターで無料でゲットできます。
登山靴でなくても大丈夫です。スニーカーでOK。
レインウェア必須 山の天候は急変します。天気予報で晴が出ていても
レインウェアは必須です。また、防寒着としても使えます。
折り畳み傘でも可。
帽子必須 日よけ用のつばが広く軽いものをお奨めします。
日焼け止め必須  日光を遮る木々がない場所もあり、標高が高いので紫外線が強く必帯です。
飲料水必須 無料の水場が各所にあるのでペットボトルなどが1本あればよいでしょう。
行動食あったら良い 各所に食べるところがあるので簡単なものでOKです。
パックカバー必須 ザックが濡れないようにするためのザックカバーは雨に日には絶対必要です。ザックカバーも雨衣と同様に防水性が衰えてきます。
時折、防水スプレーをするなどのメンテナンスが必要です。
救急薬品あったら良い 切り傷、擦り傷にカットバン、絆創膏を持っていくと良いでしょう。虫刺され薬品も。
ティッシュペーパーあったら良い 止血など万が一の時のためにあったら良いです。
防寒着必須 気温に合わせてフリーズやダウンジャケットなどを選択。
カメラあったら良い 山旅の思い出にぜひどうぞ。
ビニール袋あったら良い ごみ入れとして2~3個あると便利です。
保険証(コピー)あったら良い 事故や遭難時に必要です。

穂高神社御船神事

上高地の明神池で催される穂高神社御船神事
上高地の明神池で催される穂高神社御船神事

穂高岳神社奥宮は明神岳のたもとの上高地明神池湖畔に鎮座しています。毎年10月8日には竜頭鷁首(りょうとうげきしゅ)を付けた二艘のお船を明神池に浮かべて雅楽を奏で、御幣を保持しながら一之池を一周する御船神事が催されます。これは、山の安全と神の恵みを神に感謝するお祭りです。

お船は平安朝の頃、上流貴族の中でよく用いられたもので、竜は水を渡るのに最も早きもの、鷁は風に耐えゆるに最も強きものとされます。

穂高神社の神域にある明神池は、針葉樹林帯に囲まれ、荘厳な雰囲気が辺りを包み込んでいます。ひょうたん型の形で、手前は一之池、奥は二之池と呼ばれています。 イチョウバイカという珍しい水草やイワナ、マガモが生育しています。

上高地明神池の穂高神社御船神事