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中央アルプス登山ルート概要
中央アルプスは別名「木曽山脈」とも呼ばれ、伊那谷(天竜川)と木曽谷(木曽川)との間を南北に約90km東西に約20kmに渡る山域です。東に南アルプスと八ヶ岳、西に御嶽山が連なっています。
最高峰は木曽駒ケ岳の2,956mで、日本百名山のひとつに数えられています。地元では、木曽駒や南アルプスの甲斐駒ケ岳を東駒と呼ぶのに対し、西駒と呼んでいます。木曽駒ヶ岳の南には鋭角に聳える宝剣岳が対峙しています。宝剣岳の南東斜面には氷河時代の典型的なカール地形(圏谷地形)が見られ、千畳敷カールと呼ばれています。カール底には、モレーンと呼ばれる氷河の堆積物や氷食湖なども確認されています。
宝剣岳から南側に主稜線が伸び、檜尾岳(ひのきおだけ)・熊沢岳・東川岳・空木岳・赤椰岳(あかなぎだけ)・南駒岳・仙涯嶺(せんがいれい)・越百山(こすもやま)までの中央部に高山帯があり、登山者もこの周辺に集中しています。その南部になると標高が低くなり、笹と樹林に覆われた奥念丈岳(おくねんじょうだけ)・安平路山(あんべいじやま)・摺古木山(すりこぎやま)などが静かに佇んでいます。
1967年に山岳観光用として作られた駒ケ岳ロープウェイの山頂駅は既に標高2,612mあり、約300mの標高差で木曽駒ヶ岳や宝剣岳の山頂に登頂できるアプローチの良さが特徴です。
中央アルプスの中心に鎮座する空木岳や南部にある恵那山などもそれぞれ日本百名山のひとつです。
中央アルプスは全体として丸みを帯びた山々が連なっているので、登山ルートとしては比較的易しい部類に入りますが、
宝剣岳の鋭くとがった頂は鎖場の連続で、中央アルプスのなかでは唯一難易度が高いルートといえます。
氷河による侵食でできた千畳敷カールや濃ヶ池カールなどは、夏になると高山植物が咲き乱れることでよく知られています。
木曽駒ヶ岳ライブカメラ
木曽駒ヶ岳ライブカメラ。駒ヶ根ロープーウェイ終点駅のホテル千畳敷に設置されたライブカメラです。
中央アルプスライブカメラ
中央アルプスライブカメラ。飯島町役場から中央アルプス(越百山、南駒ヶ岳、空木岳)を望む。(写真は、高遠城から中央アルプスをを撮影したもので、左端に空木岳があります。)
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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