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ルート
御殿場口五合目から登る富士山

富士山・御殿場口登山ルート概要

登山ツアー情報

富士山登山ツアー

ルート概要

御殿場口の標高は1,440mと他の3ルートに比べ1,000m近く低く、そのため山頂との標高差は2,336mと極めて大きくなり、日帰りはほぼ無理でしょう。

登山道と下山道は、七合目の「日の出館」(現在は営業停止)の所で合流して、ここから山頂までの区間は登山道と下山道が同じです。

御殿場口から「日の出館」までの区間は概ね砂道のため、砂に足が埋まり登りにくく時間を要します。「日の出館」から山頂までの区間はそれまでとは比べ物にならないほど登りやすい登山道になります。

登山道としての人気は4ルート中最も低いのですが、 御殿場口新五合目から約15分間歩いたところの大石茶屋からは、富士山の広大な裾野と左手に見える双子山、二ッ塚等の眺望は他の登山口には無い絶景を見せてくれます。
また、7月下旬から8月上旬にかけて、御殿場口周辺はメイゲツソウ、オンダテやフジアザミの高山植物に覆われ、花々が、白、ピンク、赤に咲き乱れる様は大変見事です。

また、登山者が少ない分、山小屋の混雑はあまりなく、一人1枚の布団を確保することは、ほとんどの日に於いて可能です。

御殿場口から富士山頂までは約9時間と他の3ルートに比べはるかに長く、しかも単調な登りが続きますが、下山は僅か3時間と短く、足に負担を感ずること無く、下りる事が出来ます。

七合目の「日の出館」から新五合五勺の「太郎坊」までの約7kmの区間は、「大砂走り」と呼ばれ、直線的に伸びる下山道です。 「大砂走り」にある火山灰地は1,707年の宝永山の噴火の際、吐き出された火山灰が厚く積もって出来たものです。 この火山灰地は歩くたびに深く沈みこみ、足への負担を感じさせず、一歩で2mも下る事が出来るほどです。

そのため登山道は標高差が最も少なく、登りやすい富士宮口ルートを使い、下山道として足に負担が少なく、短時間で下りることが出来る御殿場口下山ルートを使う登山者が多く見られます。

マイカー規制期間中は富士宮五合目と水ヶ塚公園間をシャトルバスが運行されていますが、2011年で水ヶ塚公園と御殿場口新五合目間を結ぶシャトルバスが終了しましたが、2013年より【夏期富士登山バス/ハイキングバス】が御殿場駅〜御殿場口新五合目〜水ヶ塚公園間をバスが走ります。マイカーを水ヶ塚公園に駐車すると、上記の様なコースを組むことが出来ます。


シャトルバス及び夏期富士登山バス/ハイキングバス

富士宮口五合目⇔(シャトルバス)⇔水ケ塚駐車場⇔(夏期富士登山バス/ハイキングバス)⇔御殿場口新五合目


富士宮口と御殿場口とを結ぶシャトルバス




画像一覧

御殿場口無料駐車場約500台。一杯になることはほとんどありません。複数箇所に点在しています。

御殿場口新五合目の公衆トイレ。水洗式の綺麗なトイレです。

御殿場口新五合目の売店、お土産や飲料水などを販売しています。 商品の品数はあまりありません。

御殿場口登山道スタート地点。鳥居をくぐって登ります。

あと少しで大石茶屋です。真っすぐに伸びているのは下山道として使う大砂走りです。

大石茶屋。宿泊もできます。少し曇り隠れているのが宝永山です。

大石茶屋 休憩は無料です。ラーメン、うどんなどの軽食や飲料水などが売られています。

大石茶屋から見る富士山。左のピークは宝永山(雲がかかっている所)です。

大石茶屋から御殿場新五合目の無料駐車場を撮影。画面に映っていない所にもあります。

メイゲツソウの向こうには双子山が西部劇を思わせる風景を作っています。ハイキングコースとしても面白い。

正面左側の丸いピークが双子山。白いタイプのメイゲツソウ。

砂の登山道。メイゲツソウの群生が美しい。

双子山。赤いタイプのメイゲツソウ 7月下旬から8月上旬にかけて高山植物で覆われます。富士山の中で最も高山植物の綺麗なところです。

正面の宝永山の右手に下山道として使う「大砂走り」がスキーのシュプールの様に伸びています。

登山道沿いにある白い建物のすぐ下で登山道は右に分岐します。大砂走りはそのまま直線的に登っていきます。

五合五勺にある次郎坊。ここで登山道は右に進路をとります。

標高2,000m地点。大変登りにくい砂の登山道をジグザグに登ります。

白い建物の脇に大砂走りが山頂方面に真っ直ぐ伸びています。砂のため、下山に使うにはとても良いのですが、登山には大変疲れます。そのため、登山道は大砂走りを迂回するようになっています。

白い建物の脇に大砂走りが山頂方面に真っ直ぐ伸びています。砂のため、下山に使うにはとても良いのですが、登山には大変疲れます。そのため、登山道は大砂走りを迂回するようになっています。

ジグザグに登っていきます。単調な登山道が続いた後、現在は使われていない小屋が見えてきました。

六合目小屋。現在は使用できません。

ぐるっと回り左上方向に登ります。

登山道が砂の道からやや大きい石が出てきました。

宝永山を望む。直線的に左下に伸びているのが「大砂走り」です。宝永山の右手側の稜線に登山者が二人見えます。そこから分岐し宝永火口に降り、富士宮登山口に向かうルートがあります。

宝永山への分岐点。

宝永山分岐点から宝永山を撮影。御殿場口登山ルートはここで右上方に登っていきます。

青い屋根の日の出館(現在営業していません)が見えてきました。このあたりから次第に登山道はザレてきます。

日の出館の直下にある大砂走り(下山道)への分岐。ここから山頂まで登山道と下山道は一つになります。

日の出館。現在は営業中止です。

日の出館からわらじ館への道。左斜め方向に直線的に登山道が伸びている先にわらじ館が見えます。

わらじ館。定員80名ほどの小さい山小屋です。その先に砂走館が見えます。

砂走館。

砂走館。2011年リニューアルオープンしました。吉田口や富士宮口の山小屋などに比べるとはるかに空いています。特別な日でない限り、一枚の布団に1人寝ることが可能です。

砂走館内部。吉田口の山小屋の様にきちきちで寝る事はありません。

砂走館内部。吉田口の山小屋の様にきちきちで寝る事はありません。

右の建物は一般登山者用には使われていません。富士山頂が近づいてきました。

何かの建物。

赤岩八合館。この山小屋が御殿場口ルートの最後です。

赤岩八合館。登山道は山小屋の正面を通っています。

赤岩八合館からの登り。赤ザレた感じははますます増しています。

見晴館跡。営業中止。ほとんど廃屋となっています。

富士山頂が見えてきました。

上部V字の所が山頂です。御殿場口ルートは標高差が大きく登山には向きませんが、大砂走りは大変歩きやすいため、下山道として多くの人が使っています。

あと少しです。正面上の V 字のところを越えれば、富士山頂に飛び出します。

鳥居をくぐれば富士山頂です。

頂上銀明館。現在休業中。

剣ヶ峰が富士山の最高地点。

噴火口(大内院)を一周するお鉢めぐりはこちら。

御殿場口下山道を下る登山者の列。登山者は少ないのですが、下山者は多くいます。ここから下山道を紹介していきます。

砂走館の先に宝永山を望む。宝永山の手前の窪地が宝永火口です。宝永火口に下り富士宮登山口に向かうルートがあります。「大砂走り」は宝永山の左手側を直線的に下っていきます。

宝永山の山腹を直線的に伸びる「大砂走り」がくっきり浮き上がっています。

日の出館の下から始まる下山道を写す。

宝永山に向けて「大砂走り」を下る。登山道はこの先で左側に分岐します。

宝永山分岐。左は大砂走り下山道です。右手に向かうと宝永山です。

宝永山分岐から10分ほどで宝永山山頂です。おすすめです。今回は宝永山まで寄り道をしました。

宝永山から見る宝永火口。

大砂走り。歩きやすく短時間で下れます。膝に負担がかからないため、走って下れます。一歩で、2Mほど進むので、標高差は大きいとは言え御殿場登山口まで苦になりません。

大砂走り。歩きやすく短時間で下れます。膝に負担がかからないため、走って下れます。一歩で、2Mほど進むので、標高差は大きいとは言え御殿場登山口まで苦になりません。

「大砂走り」を砂埃を上げて駆け下る登山者。

目印になる白い建物。この位置で登山道と下山道の分岐します。

白い建物の位置から下を撮影。

次郎坊辺りの様子。大変歩きやすいので、もうスピードで下って行きます。

「大砂走り」を振り返る。白い建物の右を直線的に伸びている道を下ってきました。

御殿場口新五合目の駐車場が見えてきました。

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御殿場口登山ルート地図


御殿場口登山ルート詳細情報

ルート 御殿場口新五合目(標高1,440m)⇒富士山(剣ヶ峰 標高3,776m)
コースタイム 登山:御殿場口新五合目⇒富士山(剣ヶ峰) 8時間00分
下山:富士山(剣ヶ峰)⇒御殿場口新五合目 3時間40分
駐車場 無料御殿場口新五合目 700台 めったに一杯になることはありません。
トイレ 五合目、各山小屋、山頂
核心部 特に難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.93リットル、体重60kgの人:3.80リットル、体重75kgの人:4.68リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:5.441Kcal、体重60kgの人:7.073Kcal、体重75kgの人:8.705Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.777kg、体重60kgの人:1.010g、体重75kgの人:1.244kg
標高差 距離 9.3km 最大標高差 2264m 平均斜度 全体:24.3% 上り:24.2% 下り:0% 獲得標高 上り:2251m 下り:0m
山小屋 新五合目 大石茶屋
七合目 わらじ館 、砂走館
七合九尺 赤岩八合館
富士山頂  山口屋 、扇屋 、東京屋、 頂上富士館
登山口へのアクセス

御殿場口新五合目へのアクセス・駐車場情報




富士山御殿場口ルートの「高山植物」

フジアザミ
フジアザミ
メイゲツソウ
メイゲツソウ

日帰り温泉情報

御胎内温泉健康センター 御胎内温泉健康センター
森林に囲まれた充実した設備の天然温泉です。奥まったところにあるのでアクセスはマイカーのみです。
【住  所】  御殿場市印野1380-4126
【T E L】   0550-88-4126
【営業時間】10:00〜21:00
【定 休 日】 火曜日


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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