幻の滝ルート地図
- 距離2.0km
- 登り102m
- 下り88 m
幻の滝ルートの難易度
難易度 1/10
ルート | 須走口5合目→幻の滝 |
コースタイム
- 登山:須走口5合目→幻の滝 25分
- 下山:幻の滝→須走口5合目 25分
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アクセス
幻の滝ルート
須走口5合目第3駐車場
5月8日、須走口5合目第3駐車場から約25分歩いた標高2200メートル地点に現れる「幻の滝」を見に行きます。
富士山特有の砂礫の斜面
須走口5合目駐車場から標高差で約50m登ります。富士山特有の砂礫の斜面で、やや登りづらいです。
トラバース気味の緩斜面
ややきつい登りが終わると、トラバース気味の緩斜面になります。
「幻の滝」が現れる沢
「幻の滝」が現れる沢に到着です。「富士山に沢はあれど水は無し」と言われるように、すべての五合目登山口には水場はなく、すべての山小屋にも水場はありません。この場所にのみ、富士山に川が出現し、滝となって流れるのです。
11時で水は流れていない
11時で水は全く流れていない。
11時30分で水はまだ流れていない
11時30分現在、全く水は流れていません。
午後1時30分幻の滝出現
正午を少し回った時刻から少しずつ流れ出し、時間の経過と共に次第に水量を増し、滝となって流れ落ちるまでになっていきます。写真の滝の落差は5、6メートルくらいでしょうか。午後1時30分時点の様子です。
「幻の滝」が現れる条件
「幻の滝」が現れる条件は、季節限定・時間限定です。ふじあざみラインが開通する4月下旬から6月上旬にかけてチャンスがあります。年により流れ始める時期は前後します。その年の降雪量や気温などに影響を受けます。
朝から十分な日差しがあり、五合目の日中の気温が16度を超えるのが一つの条件になります。 流れ始めるのは正午を過ぎてからで、最も水量が多くなる時間帯は午後2時から3時頃です。夕方になり、気温が低下すると再び水の流れは消えてしまいます。
雪渓
更に上流に登った所には雪渓が残り、その下を勢いよく流れ下っています。更に富士山腹を望むと、日の光を浴びてキラキラと輝き少し蛇行した筋状の流れが見えます。
ナメ滝
下を見下ろすと、ナメ滝となって流れ落ちています。富士山の降水量は平均して一日600万トンと言われています。150万トンほどが蒸発し、残りはすべて地下に染み込むと言われています。地下に染み込んだ水が麓で湧水となって地上に現れてきます。白糸ノ滝であったり、柿田川湧水などはその代表的なものです。