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赤城山(あかぎさん、あかぎやま)
赤城山山頂からの眺望
『赤城山』
赤城山の主峰黒檜山山頂。
赤城山は関東平野の北部・群馬県に位置する日本百名山の一つで、 榛名山、妙義山と共に上毛三山の一つでもあります。
雪山の赤城山
『冬の赤城山』
駒ヶ岳から黒檜山を望む。
冬でも登山口へのアクセスが良く、多くの登山者が入り、トレースができているので、冬山登山初心者にも安心のルールです。

黒檜山

赤城山の最高峰黒檜山へ、駒ヶ岳経由で登る主要周回コース
黒檜山

鈴ヶ岳

小ピークを複数越える。登山者の数は少ない。鈴ヶ岳登山口からピストン
鈴ヶ岳

地蔵岳

黒檜山・大沼・小沼の展望が良いハイキングコース
地蔵岳

赤城神社 大沼 覚満淵

赤城山の観光・ハイキングコース アップダウンはほとんどなく普段着でも OK
大沼

冬の赤城山(黒檜山)

冬山入門コース、ピッケルは必要なし
冬の赤城山

赤城山・登山・ハイキングルート概要

赤城山は、三十万年前の火山活動で出来たコニーデの二重式火山で、その後、浸食を繰り返した結果、黒檜山(標高1,828 m)、駒ヶ岳(標高1,685 m)、 長七郎山(標高1,579 m) 、小地蔵岳(1,574m ) 、鍋割山(標高1,332 m)、 荒山(標高1,572 m) 、鈴ヶ岳(標高1,565 m)等の外輪山が形成され、その後の噴火によって中央火口丘の地蔵岳(標高1,674 m)が加わりました。そして、山頂部にはカルデラが形成され、火口に水が溜まって火口原湖の大沼(おの)、火口湖の小沼(この)、湿原の覚満淵(かくまんぶち)が作られました。その後、建長2年(西暦1251年)の噴火を最後に沈黙を保っています。

赤城山と名の付くピークは無く、峰々の総称が赤城山で、その最高峰が標高1,828mの黒檜山です。例年5月8日が山開き。大沼の小鳥ヶ島に建つ赤城神社で山開き祭・例大祭が斎行されます。

赤城山は観光地化され、赤城神社の参拝、大沼のワカサギ釣りやスケート、小沼、湿原の覚満淵の散策などの観光客で賑わいます。  また、前橋合同庁舎エリアから赤城山総合観光案内所までの 「全長:20.8km、標高差:1,313m」を自転車で競う赤城山ヒルクライムが開催されています。  赤城山の中腹には源泉かけ流しの濁り湯「赤城温泉」があり、数軒の旅館が軒を連ね、遠方からの登山者の宿とし最適ではないでしょうか。

古くから信仰の対象になった赤城山には、カルデラ湖大沼の湖畔に赤城大明神を祀る赤城神社が鎮座しています。赤城神社は、平安時代初期には成立して、100社以上の末社を従える大きな神社となっています。


登山コース案内

関越自動車道を走り、高崎を過ぎた辺りで、右手前方を見ると関東平野の北端に伸びやかに裾野を広げる赤城山が視界に飛び込んできます。その広さは直径約20kmから30kmに及び、裾野の面積は富士山に次いで日本第2の広さと言われています。渋川伊香保インターで降り、一般道を走れば山頂近くまで赤城道路が通じ、マイカーでのアクセスが良く日帰り登山も容易に行えます。また、各登山口周辺には多くの駐車場があり、公衆トイレを備えた所も多いので大変便利です。

公共交通機関として、JR前橋駅から大沼の赤城山ビジターセンター間を直行便が1日3往復(土日祝日)、及び富士見温泉乗り換えの路線バスが1日3〜4往復通年運行されています。

代表的なコースは黒檜山と駒ヶ岳の周回、鈴ヶ岳のピストン、長七朗山・地蔵岳の周遊などです。大沼の駒ヶ岳登山口駐車場から駒ヶ岳経由で登る黒檜山は稜線に上がると展望が開けます。 地蔵岳へは八丁峠から30分と短い展望良好なハイキングコースです。 鈴ヶ岳は途中の鍬柄山山頂での展望が良い。途中単調なアップダウンの繰り返しです。
どのコースも標高差・コースタイムが少なく、難所も無い為、登山初心者向きと言えます。

冬季の雪山登山は、夏山と同様、黒檜山と駒ヶ岳を周回するコースが人気で、ピッケルを必要とするような難所は無く、雪山登りの入門コースとして多くの登山者で賑わいます。ただし、雪の表面が凍ってアイスバーンになっている場合には、やはりピッケルの持参が薦められます。又、降雪量の多くなる2月の雪が降った直後の登山は、トレースが無い場合、ラッセルで大変な思いをしますから、初心者はトレースがしっかり出来てからの入山をお勧めします。また、黒檜山と駒ヶ岳間の稜線は、トレースが無いとルートを間違えやすい場所がありますから、夏に訪れたことがない登山者は要注意です。


赤城山の天気

山の天気予報 有料月300円

tenki.jp+more 有料月100円

※ 無料の天気情報は、赤城山の天気ではなく、その山の周辺の市街地の天気情報です。そのため、天気が外れたと嘆くこともしばしばです。有料天気情報は山特有の気象条件を加味して予報しているので、予測精度が上がります。上記二つの天気情報を総合的に勘案して天気を予測すると下界では曇っていても稜線では晴れているということも予測することが可能です。


登山地図のスマホアプリ

山と高原地図のスマホアプリが昭文社から販売されています。月額版:料金月400円、通常版:地域1エリア500円。


登山届提出

群馬県の管轄で群馬県警察へ。各登山口などの現地にも登山ポストが設置されています。


観光案内情報


赤城山ビジターセンター

【赤城山ビジターセンター】
場所:前橋赤城線沿いの覚満淵入口
月曜日休館※8月は無休 
営業時間:9:00〜17:00 TEL:027-287-8402
赤城山の形成過程や動植物などを紹介しています。明治維新の頃からの人々の生活様式などを模型と写真パネル、ジオラマなどで解説しています。レストハウスでは軽食の提供もあります。

赤城山総合観光案内所

【赤城山総合観光案内所(新坂平売店)】
場所:白樺牧場
無休(営業期間は4月中旬から11月中旬まで)
営業時間:9:00〜16:00 TEL:027-287-8061
エネルギー資料館、白樺の森文学コーナーを併設。土産コーナー、軽食レストランを併設しています。

山岳信仰の歴史

前橋市三夜沢町の赤城神社が本宮とされ、櫃(ひつ)石と呼ばれる巨石が、赤城山荒山の中腹にある小峰の頂上(標高877.9メートル)にあります。古墳時代中期(5世紀後半から6世紀前半)の祭祀遺跡で、赤城神社の原点は、この巨石を石神あるいは磐座とする磐座信仰であったようです。
※日本で山上の巨石を磐座とした山は、八ケ岳の権現岳丹沢大山乗鞍岳金峰山などに見られます。

その後、信仰の中心が大沼・小沼の沼神へと移ります。そして、中世に入り山岳修験の影響を受けて地蔵岳が加わります。中世期以来、神仏習合の影響で仏教色がかなり強かったようです。しかし、明治の神仏分離によって地蔵岳山頂にあった地蔵尊が、廃仏毀釈の際に山頂より蹴り落とされてしまいました。 そのため現在では、赤城山に仏教の影響がほとんど見られず、神の山のようになっています。しかし、古くから仏教寺院があった可能性が高く、赤城山大洞辺りに、幻の寺院跡が発見されるかもしれません。

※磐座-古神道における、岩に対する信仰のこと。あるいは、信仰の対象となる岩そのもののこと。
※廃仏毀釈-明治初年の神仏分離と神道国教化政策のもとでの寺院,仏像,仏具などの破壊。

参照;名山の日本史


「赤き山」の伝説

「日光山縁起」に記された昔話が有名です。昔々、赤城山の神と日光男体山の神が湖水をめぐる領地争いがありました。それぞれムカデと大蛇に化身して、男体山の西にある戦場ヶ原で戦いました。矢を射られ戦いに敗れたムカデは赤城山に逃げ帰りましたが、傷ついたムカデの血で山は赤く染まったといます。以来、赤城山の名称は「赤き山」が転化したというものです。しかし、こういった伝承は赤城山周辺には存在せず、あくまでも日光側のものであるようです。

赤城山にはその他、日光白根山、榛名山、子持山、武尊山などとの神争い伝説が残ります。それぞれの山々を仰ぎ見る地域同士では、霊山の信仰圏が拮抗するため、この様な事が起こったと思われます。

赤城山山周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温
-2.9
-2.1
1.9
8.8
13.9
17.0
20.7
22.3
17.4
11.4
5.8
0.4
平均気温
-7.9
-7.3
-3.7
2.6
7.8
11.7
15.4
16.7
12.3
5.9
-0.1
-5.2
最低気温
-12.4
-12.0
-8.7
-3.3
2.0
7.1
11.3
12.4
7.9
1.3
-5.2
-9.8

赤城山へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
×
×
×
ストック
スパッツ
×
×
×
×
×
×
×
手袋
×
×
×
×
サングラス
軽アイゼン
×
×
×
×
×
×
×
12本歯アイゼン
×
×
×
×
×
×
×
ピッケル
×
×
×
×
×
×
×
テント
×
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×
×
×
×
×
×
×
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赤城山登山口までのアクセス(公共交通機関)


赤城山地図

クリックで拡大

赤城山の温泉宿・日帰り温泉

赤城温泉 花の宿 湯之沢館

赤城温泉 花の宿 湯之沢館
〒371-0241群馬県前橋市苗ケ島町2027
TEL: 0120-268-225

露天風呂あり 川を眺めながらの露天風呂は格別です。遠方からの登山者の登山宿としても使えます。

源泉かけ流しのカルシウム、マグネシウム、ナトリウム 炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)温泉

日帰り入浴 大人600円 子供400円

入浴休憩(11:00〜15:00、前日までに要予約)
大人3時間 1,575円


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「20.赤城・皇海・筑波」に収録されています。
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