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冬の黒檜山〜駒ヶ岳(赤城山)登山ルート概要
登山コース案内
冬の赤城山の代表的なルートである黒檜山への登山ルートを紹介します。
2月になると積雪量が1mを越え、2月17日時点での山頂の積雪は1.5mほどになっていました。
二日前に雪が降ったため、登山道の凍結は無く、トレースが付いたフカフカな雪の中の山行でした。ルート中に難所は無く、ピッケルの必要はありませんが、急斜面が続くところもあり、12本歯アイゼンがお勧めです。
出発地点の黒檜山登山口にある駐車スペースは雪のため狭くなり、15台ほどしか無く、Uターンしていく車も何台かありました。
黒檜山登山口からフカフカな雪の中の急坂が続くためアイゼンが必要です。
途中から右手側の展望が開けた稜線を登ります。右側が切れ落ちた稜線の所々に展望台があり、大沼を取り囲む様に地蔵岳などの外輪山が見えています。
黒檜山が見えて来ると、黒檜山山頂への分岐まであと少しです。
分岐から平坦な稜線を数分進むと、黒檜山です。山頂で少し休憩し駒ヶ岳に向かいます。
黒檜山から駒ヶ岳に向かう途中にある黒檜大神石碑の建つ展望台には数名の登山者が休憩していました。
黒檜大神石碑から一気に下ります。展望が効く下りは爽快です。フカフカな雪のため登りの場合には難儀することでしょう。この辺りはシリゼートで下ると楽しい場所です。シリゼートとはお尻をソリ替わりにして滑り降りることを言います。本来はピッケルで制動をかけながら降りるのが安全です。元々、ピッケルで制動をかけながら雪面を下る技術の一つグリセードが語源になっていて、日本語にもじった使い方です。
下り切り、駒ヶ岳へ樹林帯の中を登り返していきます。駒ヶ岳山頂は南側の展望が開けています。
駒ヶ岳から所々で左側が切れ落ちた稜線を下ります。稜線から離れると、樹林帯へと入り、大沼方面へ一気に下っていきます。途中、樹木の間から大沼が見えています。
下り切り、平坦地を進むと車道に着きます。
大洞おのこ駐車場には登山者ばかりではなくワカサギ釣りの客の車も止まっています。また、大洞おのこ駐車場のトイレは冬季使用できます。
画像一覧
猫岩まで上がると右手側の展望が開け、大沼の先に地蔵岳が見えています。大沼は全面結氷し、ワカサギの穴釣りをしている人々が点々と見えています。1月4日〜3月下旬 午前6時から午後5時まで一日700円で、小学生以下は無料です。青木別館内の赤城大沼漁業協同組合つり案内所にレンタル釣り道具あります。電話:027-287-8511。
黒檜山北峰から東側を撮影。時折、ダイヤモンドダストが発生し、キラキラ輝く姿は見事でした。ダイヤモンドダストは大気中の水蒸気が昇華して氷の結晶として出現する現象です。気温が氷点下10度以下になると起こるようです。
広い稜線をぐんぐん下っていきます。下りきった鞍部が大ダルミです。シリセードとは雪面に尻餅を付いた状態でピッケルで制動をかけながら滑り降りることをいいます。グリセードが語源で日本語にもじった使い方です。
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冬の黒檜山〜駒ヶ岳(赤城山)登山ルート地図
冬の黒檜山〜駒ヶ岳(赤城山)登山ルート詳細情報
ルート | 2月17日 黒檜山登山口(標高1,360m)⇒黒檜山(標高1,828m)⇒駒ヶ岳(標高1,685m)⇒大洞駒ヶ岳登山口(標高1,360m) |
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コースタイム | 3時間20分 |
駐車場 | 黒檜山車場 雪のため約16台、 大洞おのこ駐車場約300台 トイレ冬季使用可能 |
核心部 | 難しい所はありません |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.80リットル、体重60kgの人:1.05リットル、体重75kgの人:1.30リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1.562Kcal、体重60kgの人:2.033Kcal、体重75kgの人:2.505Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.215kg、体重60kgの人:0.282kg、体重75kgの人:0.349kg |
標高差 | 468m |
山小屋 | 無し |
登山口へのアクセス | 赤城山登山口への詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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