日本アルプス登山ルートガイド-核心部のルート案内
Home北アルプス南アルプス中央アルプス八ヶ岳富士山百名山登山ガイド山小屋アルバイト

日本アルプス登山ルートガイド > 百名山と日本の山々 > 磐梯山 > 八方台登山口

百名山百名山山小屋アクセス・交通機関高山植物きのこ温泉情報

大雪山

羊蹄山

栗駒山

吾妻山

磐梯山

安達太良山

那須岳

尾瀬

会津駒ヶ岳

燧ヶ岳

至仏山

武尊山

日光白根山

男体山

苗場山

巻機山

谷川岳

白山

妙高山

火打山

雨飾山

高妻山

四阿山

赤城山

浅間山

筑波山

妙義山

荒船山

両神山

雲取山

伊豆ヶ岳

御岳山

大岳山

高尾山

丹沢

箱根山・駒ケ岳

金時山

天城山

乾徳山

金峰山

瑞牆山

甲武信ヶ岳

西沢渓谷

大菩薩嶺



磐梯山 八方台登山口ルート

磐梯山・八方台登山口ルート概要

登山ツアー情報

磐梯山登山ツアー

東北・関東・東海発: 磐梯山登山ツアー

登山コース案内

八方台登山口ルートの特徴は、2時間ほどで山頂に立てるということです。ピークハントだけを目的とするなら良いのですが、いささか変化に乏しい印象があります。

磐梯山ゴールドライン沿いの峠になった標高1194m地点に八方台登山口はあります。広い駐車場(約60台)と休憩所・立派な公衆トイレが完備しています 磐梯山ゴールドラインは東日本大震災以降無料開放されています。

ブナ林の中を20分ほど登ると展望が開け、磐梯温泉中ノ湯跡地に着きます。同時に、ピラミダルな磐梯山の姿が目に飛び込んできます。 ダケカンバやナナカマドに囲まれた中ノ湯は現在は営業しておらず廃屋となり、敷地内にはロープが張られ立ち入り禁止となっています。

裏磐梯登山口からのルートを合わせ、ダケカンバの林を登ります。登山道の左側は時折展望が開け、火口壁沿いに付けられた登山道からは櫛ヶ峰・桧原湖・吾妻山などの眺望を楽しめます。 標高1500メートル地点で火口壁から離れ、山腹の南側をトラバースするように進みます。

お花畑分岐では近道の右手方向に向かいますが、左手方向に向かい天狗岩広場のお花畑を巡ることをお勧めします。お花畑は夏になるとミヤマキンバイの群落が見事です。両ルート共、弘法清水小屋・岡部小屋で合流します。

岡部小屋の前で流れ落ちる弘法清水でのどを潤し、山頂まで25分ほどの登りです。独立峰の山頂からは360度の大展望があり、安達太良山・飯豊・吾妻連峰が、眼下には猪苗代湖が紺碧の光を放っています。

画像一覧

磐梯山ゴールドライン沿いにある八方台登山口には駐車可能台数60台の無料駐車場、水洗式公衆トイレ、休憩舎などが完備しています。

磐梯山ゴールドラインを挟んで駐車場の対岸にある登山ポストが設置された八方台登山口。林道の様に平坦で歩きやすい登山道です。

樹齢の若いブナ林の中を緩やかに登っていきます。明治21年の大噴火によってブナの原生林はほとんど消失してしまったため、若いブナ林となっています。

灌木帯の中に入ると5月末時点で残雪が現れます。特にアイゼンなどは必要ありません。

灌木帯を抜けると、一気に展望が開け、目前に荒涼とした風景が飛び込ん出来ます。中の湯跡です。奥に磐梯山が見えます。

かつて旅館であった中ノ湯が朽ち果てた状態で残っています。 有毒ガスが発生しているため建物手前にロープが渡され立ち入り禁止となっています。

中ノ湯跡を過ぎ、小さな湿原沿いに作られた木道を進みます。木道は残雪に覆われ迂回しながら進んでいきます。ややスリップしやすいので注意が必要です。

湿原を抜け木道が終わるとやや傾斜がきつくなってきます。

小さな湿原の少し上で裏磐梯スキー場からの登山道が合流してきます。指導標には弘法清水1.6kmとあります。

しばらく背の低いブナ林の平坦な道を進んだ後、傾斜が一気にきつくなってきます。

左手側に小さな湖がひっそりと佇んでいます。

林床に笹が生えるダケカンバの林の中の急坂です。浮石が多く、足元がやや不安定な登りです。少し登ると、火口壁の縁を歩くようになります。

火口壁の縁を歩くようになると左手前方に櫛ヶ峰の先端が見えてきました。この辺りには明治21年まで小磐梯山がありましたが、大噴火によってその大半が吹き飛び、現在の状態になっています。

火口壁の縁から少し離れ、ダケカンバ美しい所を登っていきますが、左側は所々で樹木の間から展望があります。

火口壁の縁スレスレの場所に出ると大きく展望が開けます。明治21年の大噴火によって長瀬川が土石流によって塞き止められて出来た桧原湖が見えます。右手眼下には小さく銅沼が、遠景にはうっすらと雪をまとった西吾妻山が見て取れます。

まだ少しの区間残雪があります。

しばらく山腹の南側をトラバース気味に進みます。山側に鎖が、谷側に滑落防止のロープが設置されていますが危険な場所ではありません。

山桜が咲くその先にコニーデ型の磐梯山がシルエットの様に浮かび上がってきます。

次第に樹木が低くなり、笹に覆われた緩斜面になると登山道は二手に分れます。お花畑分岐です。どちらのコースをとっても弘法清水で合流します。コースタイムに大差はないので展望が良い左手のお花畑方面へ進む方が良いと思います。

今回は、お花畑方面のコースを選択せずに真直ぐ進みました。残雪の灌木帯を抜けると、岡部小屋、弘法小屋があります。

岡部小屋。磐梯山のオリジナルグッツ、Tシャツ、手ぬぐい、バッチ、バンダナなどを販売。軽食として焼きそば、カップラーメン、ホットコーヒー、甘酒、おしるこ、ところてんなどが売られています。売店のみで宿泊施設はありません。営業期間はGW〜11月中旬(要確認)。

簡素な作りの岡部小屋内部。テーブルや椅子が並べられ、壁には磐梯山関係の写真が掛けられています。又、岡部小屋の向かいに弘法清水の冷たい水が流れています。

岡部小屋のすぐ先に弘法清水小屋。こちらも売店と休憩出来るスペースがある茶屋です。営業期間はGW〜11月中旬(要確認)。

弘法清水小屋内部。室内にはテーブルと椅子が設置されてゆっくりと休むことが出来ます。ラーメン、なめこ汁などの軽食や各種お土産物、お菓子類、ジュース、ビール、お酒などの飲み物が販売されています。

弘法清水小屋の携帯トイレ用ブース。携帯トイレ(専用処理袋)を持っていない登山者は利用出来ません。使用済み携帯トイレは登山口回収箱へ捨ててください。 携帯トイレは300円で売られています。

岡部小屋前にある弘法清水。冷たい湧水が流れたその背後に「四合目弘法清水」と刻まれた石碑が建てられています。なぜ山頂まで僅か30分の地点が四合目なのかと言えば、磐梯山の標高が富士山のおよそ半分だから山頂を五合目と数えているのだという説が残っています。

弘法清水から急坂の斜面を約30分ほどかけて山頂を目指します。ザックはここに置いてピストンです。

笹の間にある大きな岩がゴロゴロした登山道を上って行く。

一旦灌木帯を抜けると火口壁スレスレに登山道が付けられ山頂部が見えてきます。左手側は断崖絶壁となっている。

火口壁から少し離れ、再び低木帯の緩斜面を登って行きます。正面のピークが山頂です。

岩がゴロゴロした磐梯山山頂に到着です。独立峰の山頂は、遮るものが何もなく360度の大パノラマが広がっています。吾妻連峰、飯豊連峰、安達太良山、那須連峰が手に取るように広がります。

磐梯山山頂(標高1,816m)から櫛ヶ峰(標高1,636m)を見下ろす。山頂の南に移動すると眼下には、猪苗代湖が紺碧の輝きを見せています。

磐梯山の登山情報を共有しましょう

磐梯山・八方台登山口ルート地図


磐梯山・八方台登山口ルート詳細情報

ルート 5月26日
八方台駐車場(標高1,194m)⇒中ノ湯(標高1,310m)⇒裏磐梯登山口分岐(標高1,360m)⇒お花畑分岐⇒弘法清水分岐(岡部小屋・弘法清水小屋)(標高1,598m)⇒磐梯山(標高1,816m)
コースタイム 登山:2時間
下山:1時間30分
駐車場 八方台駐車場約60台 公衆トイレあり 詳細はこちら
核心部 難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:0.88リットル、体重60kgの人:1.156リットル、体重75kgの人:1.42リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.650Kcal、体重60kgの人:2.145Kcal、体重75kgの人:2.641Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.235kg、体重60kgの人:0.306kg、体重75kgの人:0.377kg
標高差 距離 3.4km 最大標高差 613m 平均斜度 全体:18.1% 上り:19.7% 下り:5.3% 獲得標高 上り:580m 下り:16m
山小屋 無し、 山頂下に売店: 岡部小屋、弘法清水小屋 
※営業期間はGW〜11月中旬(要確認)
登山口へのアクセス 八方台登山口へのアクセスの詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

日本アルプス登山ルートガイド さんの Pinterest プロフィールにアクセスしましょう。

facebookもチェック

google+ページもチェック

Translate
百名山ライブカメラ

百名山ライブカメラ

更新情報を配信
広告

磐梯山の天気

日本百名山の天気

磐梯山地図

磐梯山 登山地図

磐梯山は
「11. 磐梯・吾妻 安達太良 」に収録されています。
山岳保険
登山装備