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磐梯山・裏磐梯登山口ルート概要
登山コース案内
裏磐梯登山口ルートの特徴は、荒々しい噴火口を下から見上げる所が醍醐味でしょう。
磐梯吾妻レークライン沿いで桧原湖南岸にある磐梯高原駅にはJR猪苗代駅から路線バスが走り、便数も多い為アクセスが便利です。磐梯高原駅バス停周辺は、五色沼自然遊歩道入口に当たることもあり、観光地化されレストハウスなどが建ち並んでいます。
車道を西に進み、裏磐梯高原ホテルを過ぎると裏磐梯スキー場に続く細い車道が南側に向け伸びています。マイカーの場合には裏磐梯スキー場の大きな無料駐車場に停めます。
裏磐梯スキー場のゲレンデ内を登り、、銅沼(あかぬま)分岐で噴火口方面へ進みます。銅沼は旧噴火口に出来た火口湖で、背景に磐梯山の火口壁と天狗岩が水面に写り、見事な景観を作り出しています。銅沼分岐から往復で20分ほどですから立ち寄ってみるのも良いと思います。
樹林帯を進むにつれ、磐梯山の一角をなす櫛ヶ峰(標高1,636m)が次第に大きくなってきます。火口原を見渡せる所まで来ると、噴火口の周囲を取り囲む様にそそり立つ岩壁が迫ってきて圧巻です。
噴気口分岐で川上登山口ルートを合わせ、その上部の火口原は土石流が起こるらしく、登山道が不明瞭になっています。しかし、随所にペンキマークがなされ、ロープで誘導されている為、道間違いの心配はなさそうです。しかし、濃霧時は要注意です。また、悪天候時の登山は控えた方がよさそうです。
火口原を過ぎ樹林帯の中に入ると傾斜が次第にきつくなり、火口壁の登りとなります。登山道の左右に鉄柵が設置されたガレ場の通過が核心です。鎖場の様な難しさは有りませんが、落石が起こりやすく、大人数の場合には落石の危険が増します。その為、昭文社の地図ではこの区間(噴気口分岐〜三合目天狗岩)がバリエーション扱いになっているものと思われます。
火口壁を登り上げ、噴火口の上部まで登ると、磐梯山山頂が姿を現します。何も遮る物が無く絶景です。
登山道脇から流れる黄金清水を過ぎ、10分ほどで弘法清水小屋・岡部小屋が建つ休憩ポイントに到着します。両小屋とも売店のみで、営業期間はGW〜11月中旬(要確認)です。
岡部小屋の前のこんこんと流れる弘法清水から磐梯山山頂まで25分の行程です。
登山口の裏磐梯にピストンで戻る場合には、磐梯山噴火記念館、世界のガラス館、野口英世記念館などに立ち寄るのも面白いと思います。
画像一覧
火口壁登りの中間地点から振り返って撮影。周りの木々が低くなり展望が開けて来ます。眼下に銅沼が見えています。昭文社の地図では噴気口分岐と天狗岩間がバリエーション扱いになっていますが、高度感は無く難易度は高くありません。落石の危険が少しあるくらいです。
櫛ヶ峰と磐梯山の鞍部まで登ると正面にコニーデ型の本峰が姿を現します。ここから火口壁に沿って登っていきます。右手前方の突出した岩峰は天狗岩です。6月になると周辺はバンダイクワガタやイワカガミの群落が見事です。
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磐梯山・裏磐梯登山口ルート地図
磐梯山・裏磐梯登山口ルート詳細情報
ルート | 裏磐梯スキー場駐車場(標高900m)⇒噴気口分岐(標高1,138m)⇒弘法清水分岐(岡部小屋・弘法清水小屋)(標高1,598m)⇒磐梯山(標高1,816m) |
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コースタイム | 登山:2時間50分 下山:2時間20分 |
駐車場 | 裏磐梯駐車場約50台 または裏磐梯スキー場駐車場 公衆トイレあり |
核心部 | 難しい所はありません |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1.29リットル、体重60kgの人:1.68リットル、体重75kgの人:2.07リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:2.408Kcal、体重60kgの人:3.131Kcal、体重75kgの人:3.853Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.344kg、体重60kgの人:0.447kg、体重75kgの人:0.550kg |
標高差 | 距離 4.6km 最大標高差 906m 平均斜度 全体:19.6% 上り:20.5% 下り:6% 獲得標高 上り:883m 下り:15m |
山小屋 | 無し、 山頂下に売店: 岡部小屋、弘法清水小屋 ※営業期間はGW〜11月中旬(要確認) |
登山口へのアクセス | 裏磐梯スキー場へのアクセスの詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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