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冬の大菩薩嶺登山コース概要
登山コース案内
冬季の大菩薩嶺のルートは雪山登山初心者向けで、ピッケルの必要な場所はありません。
登山道はアイスバーンになっている箇所が多く、6本歯以上のアイゼンがお勧めです。
冬季は上日川峠へ通じる二つの県道(県道大菩薩嶺塩山停車場線、県道上日川峠嵯峨塩線)が共に通行止めになる為、登山口は裂石(大菩薩峠登山口)となります。
裂石のバス停には冬季でも塩山駅から路線バスが有ります。
裂石のバス停で、青梅街道から分岐して右に行く車道に入ります。少し入ると武田信玄ゆかりの名刹・雲峰寺の参道を左手に分け、人家を過ぎて山腹を15分ほど登った所に15台ほどの駐車場と、さらに10分ほど登った丸川峠分岐のゲート前に15台ほどの駐車場があります。
丸川峠分岐駐車場にマイカーを停め、ゲートを抜け車道を進みます。ゲートから千石茶屋まで約15分です。冬季は千石茶屋は営業していません。千石茶屋から林道を進み、登山道へ入ります。千石茶屋から上日川峠まで難所は無く、約1時間30分の行程です。
上日川峠には通年営業のロッジ長兵荘が建ち、近くには冬季でも使用できる公衆トイレがあり、女性も安心です。
上日川峠から通年営業の福ちゃん荘まで林道を歩きます。福ちゃん荘の近くには公衆トイレがあり、冬季も使用できます。
福ちゃん荘から林道を進むと大菩薩峠が見えてきます。富士見山荘を右手に見送り、樹林帯の登りになります。比較的なだらかな登りが大菩薩峠まで続きます。
標高1,900mの大菩薩峠には通年営業の介山荘が建ち、近くには公衆トイレ
がありますが、冬季は使用できません。
大菩薩峠から大菩薩嶺に伸びる稜線は、完全に展望が開け、このルート上で最も楽しい所です。しかし、冬季には冬型が強まると、強風が吹き荒れ体感温度が著しく低下します。
冬山登山初心者向けコースですが、防寒対策はしっかりする必要があります。
雷岩を越えると樹林帯へ入ります。雷岩から約10分で大菩薩嶺の山頂です。山頂からの展望は無い為、少し休憩して丸川峠に下山します。丸川峠へ下る登山道は北面のため、多くの雪が残りますが、難所はありません。
丸川峠には丸川荘が建ち、冬季も営業している日があります。丸川峠から急坂を下れば、登山口の駐車場に戻ります。
画像一覧
大菩薩峠登山口の甲斐の武田家ゆかりの名刹・雲峰寺を左手に見送り、林道を徒歩25分歩いた所にある丸川峠分岐駐車場15台。ここからゲートの脇を抜け、林道を進みます。JR塩山駅から大菩薩登山口行きのバスがあります。
右手に富士見平に建つ富士見山荘を見送る。ここで左方向に富士見新道コースが分岐しますが、登山道は整備不良です。富士見山荘 は冬季営業していませんが、人数により相談に応じるとのことです。 電話 090−4956−3630。
富士見山荘から僅かに下ると勝縁荘前で林道が終わり、登山道となります。勝縁荘は2015年現在営業を再開しました。電話 0553ー33ー2816。勝縁荘の裏手にある三界庵は中里介山が「大菩薩峠」の小説を執筆した場所です。
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冬の大菩薩嶺登山コース地図
冬の大菩薩嶺登山コース詳細情報
ルート | 裂石(大菩薩峠登山口)(標高1,027m)⇒上日川峠(標高1,580m)⇒福ちゃん荘(標高1,700m)⇒富士見山荘⇒大菩薩峠(標高1,900m)⇒賽の河原・大菩薩峠避難小屋⇒雷岩⇒大菩薩嶺(標高2,057m)⇒丸山峠⇒裂石(大菩薩峠登山口)(標高1,027m) |
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コースタイム | 一周:6時間30分 裂石(大菩薩峠登山口)⇒大菩薩峠⇒大菩薩嶺⇒丸川峠⇒裂石(大菩薩峠登山口) |
駐車場 | ひがし荘の上に15台、ゲート前に15台 |
核心部 | 難しい箇所はありません |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1.63リットル、体重60kgの人:2.12リットル、体重75kgの人:2.62リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:3.045Kcal、体重60kgの人:3.959Kcal、体重75kgの人:4.873Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.435kg、体重60kgの人:0.565kg、体重75kgの人:0.696kg |
標高差 | 距離 11.9km 最大標高差 1041m 平均斜度 全体:-0.1% 上り:15.7% 下り:21.4% 獲得標高 上り:1034m 下り:1037m |
山小屋 | ロッジ長兵荘 福ちゃん荘 介山荘 富士見山荘 丸川荘 |
登山口へのアクセス |
裂石(大菩薩峠登山口)へのアクセスの詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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