百名山と二百名山を中心とした日本の山々概要
日本百名山と百名山を中心とした山々
日本百名山及び二百名山を中心とした山々を案内します。
深田久弥の『日本百名山』の中に選ばれている山々や、二百名山の中で関東から日帰り可能な、多くの登山者に親しまれている低山を中心に案内しています。百名山と二百名山に含まれない山でも鎖場があり、危険を伴うようなルートの場合には、できる限り掲載するようにしています。
北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、中央アルプスなどに含まれる百名山は、下記表のリンクをクリックしてください。
また、可能な限り動画も載せてありますので併せてご覧ください。
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日本百名山の著者 深田久弥
終焉の地 茅ヶ岳
日本百名山の著者、深田久弥は明治36年(1903年)3月11日、石川県大聖寺町(現在の加賀市)に生まれました。昭和46年(1971年)3月21日、深田久弥は、親しい山の仲間たちと山梨県の茅ヶ岳へ登りましたが、山頂まで10分ほどの所で突然脳出血で倒れます。仲間の「この辺りはイワカガミが咲いて、綺麗です。」との言葉にすっかり喜び「そうですか。」とうなずいたのが最後だったと言います。
68歳で帰らぬ人となった深田久弥を偲んで、茅ヶ岳登山口の深田記念公園に「百の頂に百の喜びあり」と刻まれた石碑と共に、金峰山を仰ぐ深田久弥の終焉の地には、慰霊碑が立てられました。
深田久弥終焉地 茅ヶ岳
茅ヶ岳山頂から約100m下った所に立つ慰霊碑の背後には日本百名山の金峰山が聳えます。
深田久弥の日本百名山文筆活動
少年時代から登山を楽しんだ深田久弥は、第1高等学校から東京帝国大学文学部哲学科に進学しました。東大在学中に改造社の編集部員となり、文芸作品の執筆に勤しみ、『オロッコの娘』で文壇の注目を集めることになります。これらの作品が好評だったことに自信を得て東大を退学し、さらに出版社も退社し、文筆一本の生活に入りました。
1935年(昭和10年)、日本山岳会に入会したのは32歳の時でした。
深田が、日本の山から百名山を選ぼうと考えたのは戦前の1940年(昭和15年)の時です。山岳雑誌「山小屋」に1940年(昭和15年の3月号)から掲載を始めますが、同年12月号で打ち切りとなります。
戦後になり1959年(昭和34年)から朋文堂の山岳雑誌「山と高原」に日本百名山の連載が再び始まります。1号につき2山な掲載され、連載を50回行いました。100山の掲載が終わったのは1963年(昭和38年)、彼が60歳を迎える時でした。翌年、推敲を行い新潮社から「日本百名山」が出版されます。
この作品は高い評価を受け、翌年第16回読売文学賞を受賞しています。
深田久弥の日本百名山初版
深田久弥著 810円(税込) 新潮社 発売日:1978/11/29
深田久弥の日本百名山選定基準
日本百名山の選定基準は、深田が自ら登った山で、以下の3点を基準に定めています。
更に、この三つの基準の他に、「ある程度の高さ」が必要だとして、1500m以上という条件を加えています。
例外として1500m以下の山は次の5座あります。
筑波山:標高877m、開聞岳:標高922m、伊吹山:標高1377m、天城山:標高1406m、阿寒岳:標高1499m
日本百名山一覧
現在、日本アルプス登山ルートガイドに掲載されているものは青で表示して各山にリンクしています。
北海道 | 利尻山|羅臼岳|斜里岳|阿寒岳|大雪山|トムラウシ山|十勝岳|幌尻岳 | 羊蹄山 |
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東北 | 岩木山|八甲田山|八幡平|岩手山|早池峰山|鳥海山|月山|朝日岳|蔵王山| 飯豊山|吾妻山|安達太良山|磐梯山|会津駒ヶ岳 |
北関東 尾瀬 日光 | 那須岳|筑波山|武尊山|赤城山|皇海山|燧ヶ岳|至仏山|男体山 | 日光白根山 |
上信越 | 越後駒ヶ岳|平ヶ岳|巻機山|谷川岳|雨飾山|苗場山|妙高山|火打山|高妻山|草津白根山|四阿山|浅間山 |
秩父 多摩 南関東 | 両神山|雲取山|甲武信ヶ岳|金峰山|瑞牆山|大菩薩嶺|丹沢山|富士山| 天城山 |
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八ヶ岳周辺 | 美ヶ原|霧ヶ峰|蓼科山|八ヶ岳赤岳 |
中央アルプス周辺 | 木曽駒ヶ岳|空木岳|恵那山 |
南アルプス | 甲斐駒ヶ岳|仙丈ヶ岳|鳳凰三山|北岳|間ノ岳|塩見岳|悪沢岳|赤石岳|聖岳|光岳 |
北陸 近畿 | 白山|荒島岳|伊吹山|大台ヶ原山|大峰山 |
中国 四国 | 大山|剣山|石鎚山 | 九州 | 九重山|祖母山|阿蘇山|霧島山|開聞岳|宮之浦岳 |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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