日本アルプス登山ルートガイド-核心部のルート案内
Home北アルプス南アルプス中央アルプス八ヶ岳富士山百名山登山ガイド山小屋アルバイト

日本アルプス登山ルートガイド > 百名山と日本の山々 > 金峰山 > 千代の吹上コース

百名山百名山山小屋アクセス・交通機関高山植物きのこ温泉情報

大雪山

羊蹄山

栗駒山

吾妻山

磐梯山

安達太良山

那須岳

尾瀬

会津駒ヶ岳

燧ヶ岳

至仏山

武尊山

日光白根山

男体山

苗場山

巻機山

谷川岳

白山

妙高山

火打山

雨飾山

高妻山

四阿山

赤城山

浅間山

筑波山

妙義山

荒船山

両神山

雲取山

伊豆ヶ岳

御岳山

大岳山

高尾山

丹沢

箱根山・駒ケ岳

金時山

天城山

乾徳山

金峰山

瑞牆山

甲武信ヶ岳

西沢渓谷

大菩薩嶺



金峰山 千代の吹上

金峰山 千代の吹上登山コース概要

登山ツアー情報

金峰山登山ツアー

関東・名古屋・関西発
金峰山登山ツアー

登山コース案内

登山口となる瑞牆山荘へは、韮崎駅と瑞牆山荘間を期間限定で登山バスが走り、本数も多く便利です。また、マイカーの場合にも瑞牆山荘周辺に120台ほどの駐車場があり、公衆トイレも完備していますから女性も安心です。

登山道は瑞牆山荘正面から始まり、広葉樹林帯の中をジグザグに登ると富士見平小屋に到着します。 富士見平小屋の少し手前にある水場は水量豊富で、周辺はキャンプ地にも指定されています。
富士見平小屋正面で瑞牆山方面への道を左に見送り、針葉樹林帯の中を飯盛山の山頂を右に巻く様に登ると、大日小屋に到着します。
大日小屋は素泊まりのみで、玄関近くに水場があります。また、テント場もあります。

大日小屋から針葉樹林帯の中を30分ほど登ると左手に大日岩が見えてきます。
大日岩の基部は、八丁平方面を示す指導標とベンチが設置され、休憩に適した平坦地です。
大日岩のピークまでは登ることは困難ですが、そのわずか下までは登ることが可能で、そこから金峰山の全景を眺める事が出来ます。
同時に反対側に目をやると瑞牆山があり、その先には悠々と連なる八ヶ岳を眺望出来ます。

大日岩を後にし、砂払ノ頭を抜けると、いよいよこのルートのクライマックスである千代ノ吹上です。
千代ノ吹上の右手側は深く切れ落ち、荒々しい岩陵が、大変美しいい景観を作っています。
千代ノ吹上から複数の小ピークが金峰山山頂まで続き、深く切れ落ちた崖のすぐ脇を通過していきます。
昭文社の登山地図には危険マークがありますが、登山道の幅は十分あり、崖側に滑落する危険はありません。登山初心者でも簡単にこなせる場所です。

小ピークを左に巻く様に進み、金峰山小屋方面の示す指導標が立つ辺りまで来ると、金峰山山頂にある五丈岩が大きくなってきます。
金峰山山頂と五丈岩との鞍部は平たん地で、絶好の休憩スポットで多くの登山者で賑わっています。
金峰山からは360度の展望があり、百名山の瑞牆山の岩稜の先には八ヶ岳が聳え、遠くは南アルプス、富士山などの眺望をほしいままにする事が出来ます。


千代ノ吹上伝説

現在の山梨県須玉町に大工の夫婦が住んでいました。女房は千代と言い、夫婦ともども信仰が厚く、蔵王権現が祀られている金峰山山頂の金桜神社に登拝しようとしました。しかし、金峰山は古くから女人禁制とされる霊山で、村人たちは、千代の入山を止めようとしましたが、千代は村人の制止を振り切って、夫婦ともども金峰山に登ってしまいました。断崖絶壁にさしかかると、千代は滑落してしまいました。夫はこれを神の祟りと恐れ、山頂の祠の前で7日間の断食を行い、千代の罪が許されるよう必死に祈りました。すると、谷底から強く吹き上げる風に乗って千代が戻ってきました。その後、この断崖絶壁を「千代ノ吹上」と呼ばれるようになりました。


画像一覧

登山口近くにある瑞牆山荘。カフェがある宿泊施設です。3/上旬〜11/末、12月土日祝日営業。年末年始の宿泊営業。 1月からは3名以上の予約営業。

瑞牆山荘横にあるトイレ。維持管理の為に100円が必要です。

トイレは水洗です。冬季は水道管が破裂する危険があるので使用不可です。(使用期間4月上旬〜11月下旬)

韮崎駅と金峰山荘を結ぶバス停。¥1,000 6往復 (約1時間20分) ※運行期間 4月第一土曜日から11月23日までの毎日。

バスの時刻表その1。4月第一土曜日から11月23日までの毎日。冬季は韮崎駅と瑞牆山荘にバスは走りません。

バスの時刻表その2。瑞牆山荘とみずがき山自然公園間のバスは2014年現在運行されていません。

バスの時刻表その3。

金峰山荘から約100mの所に大駐車場が完備されています。瑞牆山荘周辺と合わせると150台駐車可能です。瑞牆山と金峰山の両山の登山者が使いますので、土日は一杯となり、数多くの車が路上駐車することも稀ではありません。

広葉樹林帯の登りが富士見平小屋まで続きます。初めは比較的なだらかな登りです。

急斜面を登り切ると、平坦地に飛び出します。ベンチが設置された場所からカラ松林越しに瑞牆山が見えています。

富士見平小屋近くの水場(富士見平小屋湧水)。水量は豊富です。冬季は凍ってしまうので使用不可です。

富士見平小屋。完全予約制で食事付きの山小屋です。通常営業期間4月1日から11月末まで 、冬季営業期間12月から3月末までは年末年始、週末のみ営業。

富士見平小屋のテント場。約100張設営可能。1人1000円、山小屋で食事をとることも出来ます。完全予約制で、二食付きで4000円。水場は、テント場から3分の所に富士見平小屋湧水があります。

富士見小平小屋。小屋前にテーブルとベンチが設置されています。トイレは小屋の右手に別棟としてあり、通過の登山者が1回100円です。

富士見平小屋を出発します。比較的傾斜の緩い針葉樹林帯の登りとなります。

素泊まりのみの大日小屋。管理人は常駐していません。小屋横に水場があり、約10張設営可能なテント場があります。使用される際は富士見平小屋での受付・支払いをお願いしますとのことです。

大日小屋の内部。布団は薄い毛布のみです。掃除はあまり行き届いていません。

大日小屋の素泊まり料金。大人2500円、子供2000円、毛布使用料2枚100円、休憩料金300円、テント場使用料500円。管理人は常駐していないので料金ボックスに使用料を入れてください。

大日小屋前ある水場。やや細いですが、水の確保は出来ます。

大日小屋を過ぎると鷹見岩分岐を右に見送り、大日岩までやや急登になります。この様な岩や倒木を超えていきます。

ロープが付けられた一枚岩を登ります。凍結時にはスリップしやすい為注意が必要です。

大日岩を真下から見上げる。

大日岩から鷹見岩を振り返る。鷹見岩へは登山道が付いていて山頂からはかなりの展望が開けているようです。

大日岩。ここから見ると、ロッククライミングの対象になりそうな岩ですが上っているクライマーは誰もいませんでした。

大日岩鞍部にある八丁平方面への分岐。八丁平方面へのルートはやや不明瞭の様ですが、通過した登山者の話ではルート上に問題はないそうです。

大日岩鞍部から撮影。八丁平方面分岐から大日岩へ登るルートがあります。

大日岩の中復から八ヶ岳を写す。左手側から編笠山、三ッ頭、権現岳、赤岳まで見えています。赤岳の右手にある筈の横岳や硫黄岳は手前の岩に隠れて見えません。

金峰山を撮影。右手側の小さなピークの連続する稜線が千代の吹上です。山頂部に小さな突起がありますが、これが金峰山の象徴である五丈石です。

大日岩ピーク直下から瑞牆山を撮影。鋭い岩峰群からなる瑞牆山は、穏やかな山容が特徴である奥秩父の山々の中で際立って特異的な姿をしています。左手のローソクの様な形の岩は、ロッククライミングの対象となる大ヤスリ岩です。

金峰山全景。五丈石の左斜め下に白い岩が見えますが、その近くに金峰山小屋があります。

砂払ノ頭をへて千代ノ吹上へ到着します。五丈岩が三個の偽ピークの先に見えています。右手側は断崖絶壁です。

登山道は稜線の左側についています。「千代ノ吹上伝説」女人禁制の金峰山へ夫婦で登りました。この断崖絶壁で女房の千代が滑落してしまいます。夫が必死に祈ると谷底から風に巻き上げられ千代が戻ってくるという伝説。

稜線の長野県側をトラバース気味に登って最初のピークを振り返る。滑落する様な危険な場所ではありません。

ハイマツ帯に覆われる稜線を登って行きます。正面の2番目のピークは左から巻きます。

この辺りが核心部と言えるかもしれませんが特に危険ではありません。五丈岩が次第に近づいていました。

2番目のピークは左から巻きます。ハイマツ帯の中で高度感はありません。

右上の岩が2番目の小ピークです。その基部を登って行きます。五丈石が次第に大きくなってきました。

3番目の小ピークの岩の基部を越えると金峰山小屋分岐です。

左方向へ進むと金峰山小屋です。金峰山小屋まではほぼ平坦な樹林帯の中のトラバースです。約20分ほどのコースタイムです。

3番目の小ピークを振り返る。

五丈石を見上げる。左手側のピークが金峰山山頂です。

別角度から見上げる五丈石。

山頂の少し下から千代ノ吹上の登山道を振り返る。

貧富山山頂から瑞牆山を望遠で撮影。手前の白い岩が大日岩です。

山頂付近から千代ノ吹上を振り返る。

金峰山山頂の鞍部でくつろぐ登山者達。赤い鳥居の先の高い所が金峰山山頂です。

 金峰山小屋分岐から金峰山小屋に向かって進みます。

金峰山小屋の近くにある四丈半岩。岩のてっぺんに小さな岩が積み上げられていますが、どうやって登ったのでしょうか?

金峰山小屋と金峰山方面への分岐。

金峰山小屋。予約制の定員60名の小さな山小屋です。4月中旬から11月中旬が通常の営業期間です。冬季は週末のみで営業していますが、事前連絡が必要です。写真を撮っている所がテーブルやベンチが置かれたテラスです。

金峰山小屋。近くに水場は無く天水を使用しています。電気は太陽光発電と発電機を併用しています。

玄関。(連絡所) 〒384-1404 長野県南佐久郡川上村居倉535-60 TEL&FAX 0267-99-2030 携帯電話(~20時頃迄) 090-4931-1998。

トトイレ。トイレットペーパーが無いので各自持参してください。

金峰山小屋内部。ストーブが焚かれ、コタツがあります。寝室は2階で、個室はありません。バッチ、バンダナ、手ぬぐいなどのお土産が売られています。

自炊室。

したしげな犬がいました。

金峰山小屋上の休憩ポイント。四丈半岩とベンチやケーブルが置かれたテラスです。

金峰山山頂に向けて20分ほどの登りです。

金峰山山頂。

小川山を撮影。

増富ラジウム温泉。増富の湯。数種類の源泉かけ流しの日帰り入浴施設です。源泉泉質 含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性低温泉)

土産コーナー。

食堂。各種定食、そば、うどんなど、旬の食材を使った料理が提供されます。

整体サロン オアシス。

休憩スペース。

定食。『はなまめ定食』『みずがき定食』『ますとみ定食』の3種類の定食があります。

オンドル浴。

金峰山の登山情報を共有しましょう

金峰山 千代の吹上コース地図

金峰山 千代の吹上コース詳細情報

ルート 瑞牆山荘(みずがき山荘)(標高1,520m)⇒富士見平小屋(標高1,813m)⇒大日小屋(標高2,040m)⇒大日岩(標高2,201m)⇒砂払ノ頭(標高2,317m)⇒千代ノ吹上(標高2,497m)⇒金峰山(標高2,599m)
コースタイム 登山:瑞牆山荘⇒金峰山 4時間10分
下山:金峰山⇒瑞牆山荘 3時間5分
駐車場 駐車場の詳細は瑞牆山のアクセス情報をご覧ください
【トイレ】あり(4月上旬〜11月下旬) 冬季富士見平小屋は使用可
核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.81リットル、体重60kgの人:2.35リットル、体重75kgの人:2.90リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.371Kcal、体重60kgの人:4.382Kcal、体重75kgの人:5.394Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.481kg、体重60kgの人:0.626kg、体重75kgの人:0.770kg
標高差 距離 5.4km 最大標高差 1069m 平均斜度 全体:19.8% 上り:22.6% 下り:6.5% 獲得標高 上り:1098m 下り:36m
山小屋 瑞牆山荘 金峰山小屋
登山口へのアクセス 瑞牆山荘へのアクセスの詳細はこちら


日帰り温泉情報

増富の湯 増富の湯ラジウム含有量世界一の増富ラジウム温泉
山梨県北杜市須玉町比志6438
電話 0551-20-6500

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

日本アルプス登山ルートガイド さんの Pinterest プロフィールにアクセスしましょう。

facebookもチェック

google+ページもチェック

Translate
百名山ライブカメラ

百名山ライブカメラ

更新情報を配信
広告

金峰山の天気

日本百名山の天気

金峰山地図

金峰山 地図

金峰山は
「26.金峰山・甲武信・奥秩父」に収録されています。
山岳保険
登山装備