日本アルプス登山ルートガイド > 百名山と日本の山々 > 金時山 > 足柄峠から金時山登山コース
金時山・足柄峠登山ハイキングルート概要
アクセス
足柄峠は箱根山の外輪山である金時山から北側に伸びる尾根にある峠で、古くから駿河国と相模国のとを結ぶ交通の要所でありました。マイカーの場合、足柄峠の車道沿いにに5台ほどの駐車スペースがあり、さらに林道を車で走ると、林道脇に20台ほどの駐車スペースがあり、さらにゲート直前には20台ほどの駐車スペースがあります。
林道は広く緩やかで車高の低い普通車でもゲートまで支障はありません。
バスで足柄峠へアクセスする場合には、伊豆箱根鉄道台雄山線の終点である大雄山駅で下車し、駅前の関本から箱根登山バスに乗ります。
地蔵堂までは11〜13本のバスがありますが、そこから足柄万葉公園(足柄峠まで徒歩15分)までは季節限定で運行されますので事前確認が必要です。
したがって、バスを使う場合には地蔵堂(大きな駐車場とトイレあり)を登山口とすることをおすすめします。
足柄万葉公園は、かつて都から東国へ派遣される国司の行列が通った官道を偲び、万葉集に読まれたことを記念して作られた公園です。
登山コース案内
ここでは林道ゲート前からのルートを案内します。
林道ゲート前で地蔵堂からのルートを合わせ、ゲートからしばらく退屈な林道歩きが続きます。
丸鉢山(夕日の滝分岐)で矢倉沢(地蔵堂)からの登山道を合わせると展望が開け、正面に金時山、遠くには富士山の眺望が素晴らしく、少し進むとベンチが設置された休憩ポイントに到着します。
鳥居をくぐると登山道の傾斜は一気に増し、鉄階段が連続するブナやミズナラの林の急坂が始まります。
右手方向に目をやると、山頂の金太郎茶屋や金時茶屋の荷物運搬用ケーブルが金時山山頂に伸びているのが見えます。
このハイキングコースは北面になるため冬季は登山道が凍りやすく転倒には十分注意してください。6本歯のアイゼン以上で登ることをお勧めします。滑落の危険個所は無いのでピッケルの持参は必要ないでしょう。
足柄峠を超える足柄道と箱根峠を越える湯坂道
箱根山は古代から交通の要所であり、「箱根山は天下の険」と歌われるように東海道最大の難所でありました。奈良時代以前から足柄峠を通る足柄道が作られていました。足柄峠に関所が作られたのは昌泰2年(西暦899年)です。足柄関が設けられて以降、ここから東側の地域を「坂東」または「関東」と呼ばれるようになりました。
芦ノ湖の南に位置する箱根峠を越える湯坂道が開かれたのは、延歴21年(西暦802年)のことで、富士山の噴火により足柄道が通行止めになってしまったことで着工が始まったとされています。
画像一覧
金時山の登山情報を共有しましょう
足柄峠から金時山登山コース地図
足柄峠から金時山登山コース詳細情報
ルート | 足柄峠(標高759m)⇒丸鉢山・夕日の滝分岐(標高962m)⇒金時山(標高1,213m) |
---|---|
コースタイム | 登山:足柄峠⇒金時山 1時間30分 下山:金時山⇒足柄峠 1時間10分 |
駐車場 | 足柄峠駐車場の詳細はこちら |
核心部 | 難しい所はありません。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.66リットル、体重60kgの人:0.86リットル、体重75kgの人:1.06リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1.236Kcal、体重60kgの人:1.607Kcal、体重75kgの人:1.979Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.176kg、体重60kgの人:0.229kg、体重75kgの人:0.282kg |
標高差 | 9km 最大標高差 441m 平均斜度 全体:11% 上り:13.4% 下り:6.5% 獲得標高 上り:402m 下り:26m |
山小屋 | 無し |
登山口へのアクセス |
足柄峠へのアクセスの詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
facebookもチェック
google+ページもチェック