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毛木平〜十文字峠〜三宝山〜甲武信ヶ岳ルート概要
登山コース案内
十文字峠を経由するルートはアップダウンを繰り返すため累積標高差が1,500m近くになります。
そのため日帰りをするには千曲川源流ルートを下るのが賢明です。
途中に3箇所鎖場がありますが、すべて難易度は低く、登山初心者の鎖場体験に丁度良いくらいです。
登山口である長野県川上村毛木平には舗装され水洗トイレが完備した、立派な登山者用無料駐車場があります。
駐車場から出発して林道に入り、千曲川源流ルートを右に見送り、千曲川に架かる橋を渡ります。
苔むした沢沿いの登山道を登ると、次第に傾斜がきつくなった所が八丁坂です。
八丁坂を登り上げた稜線の場所を八丁坂の頭と呼び、ここから東方面になだらかな登山道が十文字小屋まで続きます。
十文字小屋の前はベンチとテーブルが置かれ絶好の休憩場所です。
水の補給には小屋から5分の所にある水場に向かいます。
十文字小屋からアズマシャクナゲの群生地の中を進みます。
例年より10日ほど開花が遅くなったようですが、6月29日の時点でこの辺りのアズマシャクナゲはほぼ終わっています。
アズマシャクナゲが毎年綺麗な花を咲かせるためには人間の手による手入れが必要であることはあまり知られていない事実です。
さらに高度を上げると少し咲き残ったアズマシャクナゲのトンネルが続きます。
しばらく広い稜線上の単調な登山道が続いた後、斜度45度、5mほどの鎖場が現れますがスタンスは豊富で、必ずしも鎖を必要とするほどの岩場で
はありません。
最初の鎖場を登り上げると展望が開け、次いで現れるのが二連で掛かった鎖場です。
ここもスタンスが豊富で高度感も無い為、難易度の低い岩場です。
鎖場を登り小さな岩を通過すると、周りが大きく見渡せる狭い稜線に立ち、少し先に大山の山頂があります。
大山山頂から一気に樹林帯の中を下っていきます。
展望の効かない広い稜線上を、小さなアップダウンを繰り返し単調な登山道がしばらく続きます。
東側が切れ落ちていて展望良好な所を過ぎると武信白岩山に到着です。
武信白岩山の山頂の岩陵の前にはロープが張られ登山禁止になっています。
武信白岩山から進むと斜度40度、長さ5mほどの鎖場があります。
ここも難易度は低く高度感は無くスタンスは豊富です。
鎖場を登ると展望が開けた狭い稜線で、前方には目指す三宝山がくっきりと目に飛び込んできます。
単調な樹林帯の中を進むと広い平坦な山頂の三宝山に到着します。
三宝山は標高2,483mで1等三角点がある埼玉県の最高点ですが展望はありません。
三宝山から樹林帯を下り、登り返すと日本百名山の甲武信ヶ岳です。
画像一覧
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毛木平〜十文字峠〜三宝山〜甲武信ヶ岳登山コース地図
毛木平〜十文字峠〜三宝山〜甲武信ヶ岳登山コース詳細情報
ルート | 毛木平(標高1,433m)⇒十文字峠(標高2,000m)⇒武信白岩山(標高2,280m)⇒三宝山(標高2,483m)⇒甲武信ヶ岳(標高2,475m) |
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コースタイム | 登山:毛木平⇒甲武信ヶ岳 6時間20分 下山:甲武信ヶ岳⇒毛木平 5時間5分 |
駐車場 | 無料駐車場(約60台)、【公衆トイレ】あり |
核心部 | 三か所に鎖場があります。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 3 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:2.85リットル、体重60kgの人:3.70リットル、体重75kgの人:4.56リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:5.305Kcal、体重60kgの人:6.897Kcal、体重75kgの人:8.489Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.757kg、体重60kgの人:0.985kg、体重75kgの人:1.212kg |
標高差 | 距離 7.7km 最大標高差 1024m 平均斜度 全体:13% 上り:19.7% 下り:16.7% 獲得標高 上り:1221m 下り:226m |
山小屋 | 甲武信小屋 十文字小屋 |
甲武信ヶ岳登山口までのアクセス(公共交通機関)
登山口へのアクセス | 毛木平へのアクセスの詳細はこちらも |
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次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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