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雲取山 鴨沢登山ルート概要
登山コース案内
鴨沢へは奥多摩駅から一日9〜10本のバスが運行されていますのでアクセスは良好です。
国道411号線沿いの鴨沢バス停にはトイレが完備し、無料駐車場がありますが、約13台のスペースしかなく、土日にはすぐに一杯となってしまいます。
鴨沢バス停から杉林抜け、徒歩で30分ほど登った林道と交差する所には約60台の無料駐車場があります。
ここも土日にはすぐに一杯となり林道に路上駐車する車の列ができます。
登山口から杉林の中の単調な登りが約2時間続きます。
杉林から広葉樹へと変化し、アセビが目立つ辺りから登りが急になり七ッ石小屋に至ります。
七ッ石小屋で登山道は分岐し、トラバース道と七ッ石山を経由する道に分れ、ブナ坂で再び合流します。七ッ石山直前に平将門伝説が残る七ッ石神社があります。
七ッ石小屋で水を補給し、ブナ坂へ向かう巻き道を進むと、単調な登りから解放され、南側の展望が開けるトラバース道となります。
ブナ坂からは広く開けた稜線を、小さなアップダウンを繰り返えし、40分ほどで遭難救助・山林火災用に設置されたヘリポートのある五十人平へ到着します。
五十人平には奥多摩小屋とテント場があり、テント場から水場まで約5分です。
奥多摩小屋からヨモギノ頭を過ぎ、富田新道への分岐点のある小雲取山まで登ってくると、雲取山山頂に建つ雲取山避難小屋が見えてきます。
小雲取山から雲取山へは展望の開けたなだらかな稜線が続きます。雲取山避難小屋の建つ地点から50mほど先に山頂を示す案内版が立っています。
雲取山山頂からは北側の一部の展望は効きませんが、それ以外の眺望はよく、特に南方向に見える富士山の眺望は雄大です。
雲取山避難小屋
雲取山避難小屋は、東京都が管理する最近新築された大変綺麗な山小屋です。定員は20名ほどの板の間の狭い空間です。近くにトイレがありますが、水場はありません。宿泊料金が無料ということもあって、土曜日などは大変混雑する場合があります。
七ツ石山に残る七人将門の伝説
平安時代・天慶3年(西暦940年)「天慶の乱」で敗れた平将門は、朝廷からの追討軍の藤原秀郷に追われた。平将門一行は奥多摩の七ツ石山に再起をかけて立て籠もった。藤原秀郷は山上で将門を見つけるが、将門と思しき武将は7人もいたという。藤原秀郷が成田不動を念じ、一心に祈ると、「影武者の6人は人形であり、朝に白い息を吐くのが本物の将門である」とお告げがあった。翌朝、藤原秀郷は弓を引き絞り、七ツ石山の1人だけ白い息を吐く武将めがけて矢を放つと見事に将門を射抜いた。こうして将門は滅び、7人の将門は岩に化したといいます。
画像一覧
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雲取山鴨沢ルート地図
雲取山鴨沢ルート詳細情報
ルート | 鴨沢(標高550m)⇒七ッ石小屋(標高1,600m)⇒ブナ坂(標高1,650m)⇒奥多摩小屋(標高1,760m)⇒小雲取山(標高1,937m)⇒雲取山(標高2,017m) |
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コースタイム | 登山:鴨沢⇒雲取山 5時間20分 下山:雲取山⇒鴨沢 3時間30分 |
駐車場 | 鴨沢周辺の駐車場の詳細はこちら |
核心部 | 特に難しい所はありません。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:2.20リットル、体重60kgの人:2.86リットル、体重75kgの人:3.53リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:4.105Kcal、体重60kgの人:5.337Kcal、体重75kgの人:6.569Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.586kg、体重60kgの人:0.762kg、体重75kgの人:0.938kg |
標高差 | 距離 11.6km 最大標高差 1468m 平均斜度 全体:12.7% 上り:13.6% 下り:4% 獲得標高 上り:1472m 下り:16m |
山小屋 | 七ッ石小屋 奥多摩小屋 雲取山荘 雲取山避難小屋 三条の湯 |
登山口へのアクセス | 鴨沢へのアクセスの詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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