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妙高山・燕新道コース概要
登山コース案内
燕温泉へのアクセスは、バスがJR関山駅から「市営バス」と「ぶらっと妙高号」の2系統あり、全部で一日9〜10往復あります。始発は市営バスの7時43発で燕温泉へは8時15分着です。登山出発時間としてはやや遅いかもしれませんが、燕登山道コースを使えば日帰りは十分可能です。
今回は名瀑百選の惣滝を見物し、燕新道をたどるコースを紹介します。
燕温泉下の駐車場に車を止め登山スタートです。駐車場脇には公衆トイレが併設されているので便利です。
燕温泉街の中を登り、駐車場から5分ほどで登山届のある妙高山燕温泉登山口になります。ここで燕登山道を左に分け、燕新道はこのまま直進します。
大田切川の源流である北地獄谷に架かる妙仙橋が工事中で、仮設の橋を渡って「河原の湯」を見に立ち寄ります。「河原の湯」は燕温泉組合が管理運営する無料の露天風呂です。下山後に真っ白い硫黄の温泉に浸かって帰りたいと思います。
名瀑百選の惣滝は、惣滝分岐から180m入った所にあり、往復で10分かかります。滝へ至る登山道は一般観光客には危険な場所です。数ヶ所に鎖が設置され、谷側が鋭く切れ落ちたところをトラバースします。滝壺まで行けそうなのですが、登山道の崩壊が激しく危険です。
惣滝分岐へ戻り、樹林帯の急登が始まります。麻平分岐を右にたどると、惣滝の上流になる大倉沢の流れを渡ります。しっかりとした橋は無く、流木をロープで束ねた簡易な橋が架けられています。増水時には渡れない危険性もありますので、天気予報には十分注意が必要です。
大倉沢を渡り、九十九折の急登が終わると、比較的平坦な道が続きます。黄金清水からは十分な水量の湧水が流出しています。水を補給し、ベンチで小休止を取ったら進みます。
三ツ峰分岐を右に見送り、じめじめした登山道を登ると池塘が点在する高層湿原の長助池に到着です。このコース一押しのビューポイントといってもよいでしょう。
長助池を後にし、長助池分岐で笹ヶ峰からのルートを合わせます。ここから山頂までは、樹林帯の急登が1時間30分ほど続きます。
山頂直下まで樹林帯の中で、やや退屈気味なルートといえますが、山頂に飛び出すと、360度の展望が開けそれまでの疲れが吹っ飛びます。
山頂には二つのピークがあり、北峰に三角点と山頂を示す標識が立っています。南峰は北峰より約8m標高が高く、妙高大神が祀られています。
画像一覧
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妙高山・燕新道コース地図
妙高山・燕新道コース詳細情報
ルート | 燕温泉(標高1,101m)⇒麻平(標高1,156m)⇒大倉沢(標高1,375m)⇒黄金清水(標高1,706m)⇒三ツ峰分岐/大倉池(標高1,760m)⇒長助池(標高1,942m)⇒黒沢池分岐(標高2,030m)⇒妙高山(標高2,446m) |
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コースタイム | 登山:燕温泉⇒妙高山 5時間20分 下山:妙高山⇒燕温泉 3時間30分 |
駐車場 | 燕温泉下の妙高高原公園線39号沿いに約40台、燕温泉街の上に約6台 |
核心部 | 難しい所はありません |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:2.21リットル、体重60kgの人:2.87リットル、体重75kgの人:3.53リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:4.106Kcal、体重60kgの人:5.378Kcal、体重75kgの人:6.570Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.587kg、体重60kgの人:0.763kg、体重75kgの人:0.939kg |
標高差 | 距離 6.2km 最大標高差 2439m 平均斜度 全体:-18% 上り:63% 下り:409.3% 獲得標高 上り:3339m 下り:3684m |
山小屋 | 高谷池ヒュッテ 黒沢池ヒュッテ |
登山口へのアクセス | 燕新温泉へのアクセスの詳細はこちら |
登山ルートの「高山植物」
![]() キヌガサソウ |
![]() ソバナ |
![]() ヤマハハコ |
![]() ハクサンオミナエシ |
![]() オオバミゾホオズキ |
![]() モミジカラマツ |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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