燕温泉のすぐ下にある無料駐車場。約60台駐車可能です。バスによるアクセスも出来ます。詳しくはアクセスのページをご覧ください。
無料駐車場脇にある公衆トイレ。ここから妙高山山頂まで約4時間30分のコースタイムです。燕温泉の街中を通過していきます。
燕温泉街を登った所から振り返る。約10軒ほどの温泉宿があります。
燕温泉を登った所にある妙高山登山口と駐車スペース。約6台駐車可能です。登山届があり、燕新道と燕登山道との分岐点です。今回は、燕登山道を登ります。燕新道コースも参照してください。
登山口から数分登った所にある黄金の湯。白く濁った硫黄の温泉です。燕温泉組合が運営管理している露天風呂で、無料で入浴することが出来ます。
黄金の湯を後にして、コンクリート舗装された遊歩道を登って行きます。正面の一番高く見える山が前山で、その左手奥に妙高山山頂部がわずかに見えています。
コンクリートで舗装された遊歩道は称明滝まで続きます。右手側は北地獄谷で、深く切れ落ちた断崖絶壁になっていますが、平坦で歩きやすく危険はありません。少し進むと赤倉温泉源泉管理小屋があります。
赤倉温泉源泉管理小屋。テーブル・椅子が置かれ休憩スポットになっています。北地獄谷の上部から複数の源泉が湧き出し、それらをここに集め、下流の温泉街に送っています。
赤倉温泉源泉管理小屋の隣にある水場。水量は太く、通年枯れることはありません。
赤倉温泉源泉管理小屋の脇を10メートルほど入ったところにある無色透明の炭酸泉です。一般者の入浴可能ですが、温泉を示す看板が無いため、ほとんどの登山者は気づかずに通過しています。
赤倉温泉源泉管理小屋から遊歩道を少し進むと、上段に称明滝、下段に光明滝が目前に現れます。
上段の称明滝を滝壷から撮影。水量はさほどありませんが、迫力は十分です。
称明滝の滝壺にある白く濁った硫黄の温泉。入浴は自由で無料です。青いビニールの幕が張られ、着替え時、登山道から見えないようになっています。
コンクリート舗装された遊歩道から登山道へ入ります。九十九折の急斜面がしばらく続きます。右手側が切れ落ち、登山道が逆相になっているため、慎重に登って行きます。特に残雪期は滑落に要注意です。
九十九折の登山道から神奈山を写す。関温泉スキー場から登山道がありますが、夏草がひどく、藪漕ぎ状態の様です。6月に咲くシラネアオイを目的に登る登山者もいるようです。
北地獄谷源流部まで登って来ました。ここで対岸に渡ります。川底の石は温泉成分により白く変色しています。
北地獄谷麻生平分岐。燕温泉から麻生平経由のルートを合わせる場所です。妙高山頂へはこのまま北地獄谷を遡上します。少し遡上した所で対岸(右岸)に渡ります。
北地獄谷の右岸(左手側)を遡上していきます。あと少し登って行くと、谷の間から妙高山頂の一部分が見えてきます。
谷の間から姿を現す妙高山。この少し先から九十九折の「胸突き八丁」の急登が始まります。
北地獄谷源頭部近くから振り返って撮影。眼下に見えるのはJR関山駅辺りでしょうか。
胸突き八丁まであと30mの看板。北地獄谷源頭部から離れ、南側に登って行きます。
胸突き八丁取り付き部分から妙高山頂部がよく見えています。
胸突き八丁の中間地点。標高1800メートル、五合目とあります。ここから天狗堂までつづら折りの急坂を30分登ります。
胸突き八丁は概ね樹林帯の中を登りますが、時折、右手方向に妙高山頂部が見えるところがあります。左で手上部のピークが妙高大神が祀られている南峰です。
背の高い笹が林床に生える樹林帯の中のロープが設置された岩場です。雨天時はスリップしやすいところの様です。
胸突き八丁の急坂を登ると、小祠が祀られた天狗堂に飛び出します。妙高高原スカイケーブルからのルートを合わせる場所です。展望はありませんが、平坦地なので休憩の絶好のスポットです。
天狗堂に祀られている小祠。関山三社権現(現在の関山神社)を拠点とした修験道が江戸時代まで隆盛を誇っていました。妙高山中に残る修験道の唯一の痕跡ではないでしょうか。
天狗堂で、前山から山頂部に伸びる稜線に上がります。そして、背の高い笹の中を登って行きます。
光善寺池。稜線上に作られた狭い池塘で、遅くまで消えない残雪で小さな湿地が出来ている、といったような場所です。
光善寺池から望む妙高山。光善寺池をぐるりと回り込んで、左側から山頂に向け樹林帯の中を登ります。
登山道は雨水によって深く削り取られ、U の字型になっています。その両脇を背の高い笹が覆い、トンネル状になっています。
笹のトンネルを抜け、樹林帯の中に入ると、時折展望が開け、進行方向の右手に妙高山頂部が見えています。
風穴。八合目、標高2120メートル地点にあります。小さな穴が二つあり、そこから冷たい風が吹き出しています。
ダケカンバ一色の林の中に入って行きます。9月23日秋分の日のダケカンバは黄色く色づき始めています。
稜線の左手方向に目をやると、雲上に浮かぶ八ケ岳の左手に富士山も見えています。
鎖場直前の急な岩場。ロープが付けられています。登山時は特にロープの必要はありませんが、雨天時の下山時にスリップ・転倒防止のために使う必要があるでしょう。
9合目、標高2260メートル地点の鎖場。別名・貝摺ノ嶮(かいずりのけん)。真直ぐに登り、左斜め上方にトラバースします。トラバースを終了し、向きを変え右斜め上方に登ります。岩には人工のステップが刻まれ、登りやすくなっています
真直ぐに登った所から、左斜め上方にトラバースします。やや高度感はあるものの、しっかりとした鎖があるので安心して通過出来ます。
トラバース終了地点から振り返る。約5メートルほどのトラバース区間で、登山道の幅も十分あり、高所恐怖症でない限り問題無く通過出来ます。
トラバース終了地点から右斜め上方へ登ります。スタンスは豊富で傾斜もさほどきつく無く、難しくありません。
鎖場を登り切った所から振り返って撮影。噴煙を上げているのは南地獄谷。ここから湧出する毎分1500リットル、72度の源泉が下の温泉街へ供給されています。
9月23日時点で、ナナカマドやダケカンバが紅葉を始めています。登山道は左斜め上方に登っています。
山頂部の一画を形成する岩場が現れて来ました。ダケカンバの林を抜け、上部に見える岩稜の左手側(西側)を巻いて登ります。
ダケカンバの林の中に入ると、大岩があり、その脇を通過していきます。上方に見える岩場を通過している登山者の列が見えます。
前写真の位置から岩場を望遠撮影。上部の岩稜は左側から巻いて登って行きます。
ダケカンバの林を抜け、岩稜帯へ入ってきます。ゴツゴツとした岩場には足場が豊富にあり、傾斜も緩いので登山初心者でも問題無く登っていけます。
岩稜帯をぐるりと回り込むと、妙高山南峰は間近かです。この辺りは標高2400mほどあり、何も遮る物が無く、西側の眺望は絶景です。
岩稜帯から南西側を望むと、外輪山を形成する三田原山の奥に高妻山が聳え、その右手奥には白馬三山から連なる後立山連峰がよく見えています。
岩稜帯から西側を望むと、外輪山の三田原山の奥に後立山連峰の一角をなす白馬三山(右側から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)が、更にその稜線の左手奥に剱岳も頭を覗かせています。
岩稜帯を少し登った所から振り返る。眼下に南地獄谷の先に妙高高原が広がり、野尻湖もよく見えます。
前写真と同じ場所から南方面には、三田原山から赤倉山へ続く妙高外輪山の奥に黒姫山が見えます。
岩稜帯を抜け、回り込むと妙高山南峰です。
妙高山南峰に祀られる妙高大神。左手から「妙高山大神上越中頸覚満講」、と書かれた鉄柱、その右に将軍地蔵の像、大東亜戦争戦勝祈願のために建てたと記載された石碑が建っています。関山三社権現とは関係ないのでしょうか?
妙高山南峰から北峰を写す。山頂部は細長く、大小様々な岩によって構成されています。左手奥に火打山が見えます。
北峰から南峰へ行く途中にある「日本岩」。奇岩の中でも、最も大きいものの一つです。岩の間から白馬岳が見えています。
標高2446メートルの北峰には一等三角点がありますが、北峰の標高2454mには、8メートル及びません。北峰は広いスペースがあり、休憩ポイントとして適しています。左前方に北峰があります。
北峰から望む火打山と焼山。紅葉に色づく三田原山から右手方向に外輪山が大倉山へ向け伸びています。右下の谷辺りが長助池分岐で、外輪山の右手側山腹を右上方に一筋の線が入っている先に大倉乗越があります。
紅葉に彩られる外輪山の先に望む焼山。山頂近くの山腹からわずかに噴煙を上げています。2006年12月に登山規制が解除されましたが、登山道は整備不良です。
長助池分岐からのルート方面を撮影。樹林帯の中の登りで、山頂部で初めて展望が開けるルートです。