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男体山(なんたいさん)
男体山
中禅寺湖の対岸に聳える男体山 。
男体山は日光国立公園に属し、栃木県日光市の中禅寺湖の北岸に位置する標高2,486mの火山です。日本百名山の一つにも数えられています。 いろは坂を車を走らせた先にある中禅寺湖から望む山体は円錐形で、その形が富士山に似ることから日光富士とも呼ばれています。また、名日光山、二荒山、補陀落山、黒髪山などと数多くの呼び名が付けられています。山頂には日光二荒山神社の奥宮が祀られています。

日光二荒山神社

アクセス良好、中宮祠の表参道から中禅寺湖を見ながらの登山
二荒山神社

志津乗越

八合目を越えると展望良好な稜線歩き
志津乗越

登山ツアー

男体山登山ツアー

日光男体山登山ルート概要

古来より山岳信仰の対象となり、男体山登拝大祭が毎年7月31日から一週間開催されています。その期間、臨時バスが運行され、JR日光駅/東武日光駅〜中禅寺温泉を結んでいます。 男体山の山開きは周辺の山に比べ早く雪解けが進むこともあり、毎年GW最後の5月5日となっています。

北東に聳える標高2460メートルの女峰山、北西の標高2368mの太郎山とともに日光三山と呼ばれています。更に標高2578メートルの白根山を加えた総称が日光連山です。ちなみに、日光連山は、お父さんの男体山が大己貴命、お母さんの女峰山が田心姫命、その息子の太郎山が味耜高彦根命、その姉妹の大真名子山と小真名子山が御愛子神を祀っているファミリー山になっています。

男体山は有史以前の火山爆発により山頂の北側に直径400m ほどの巨大な火口が見られます。中禅寺湖は爆発により引き起こされた溶岩流によって大谷川が堰き止められて出来たものです。また、西側には草原と湿原が広大に広がる戦場ヶ原があります。


登山コース案内

登山口は二荒山神社前と志津乗越の二箇所で、二荒山神社前にはJR日光駅/東武日光駅から東部バスが1日19往復されています。志津乗越には駐車スペースがあるものの、公共交通機関は無い為、マイカーやタクシーとなります。
※2013年5月現在、志津乗越の駐車スペースは、大きな丸太により制限され、2〜3台のみ可能となっています。 二荒山神社前から男体山に登り志津乗越に下山するルート、又はその反対が理想的ですが、前者の場合、志津乗越からバス停のある八本松まで約2時間の林道歩きが必要です。 一方、二荒山神社前から志津乗越にタクシーで向かう場合、日光駅からタクシーを呼ぶため約10,000円かかります。

どちらの登山口から登っても、難所は無く登山初心者向きのルートです。


登山地図のスマホアプリ

山と高原地図のスマホアプリが昭文社から販売されています。月額版:料金月400円、通常版:地域1エリア500円。

男体山の天気

山の天気予報 有料月300円

tenki.jp+more 有料月100円

※ 無料の天気情報は、男体山の天気ではなく、その山の周辺の市街地の天気情報です。そのため、天気が外れたと嘆くこともしばしばです。有料天気情報は山特有の気象条件を加味して予報しているので、予測精度が上がります。上記二つの天気情報を総合的に勘案して天気を予測すると下界では曇っていても稜線では晴れているということも予測することが可能です。


登山届提出

栃木県警察の電子申請システム




開山の祖 勝道上人

男体山を開山したのは奈良時代末期から平安時代初期にかけて活躍した修験僧の勝道上人です。神護景雲元年(西暦767年)の4月に山頂を目指したが登頂は果たせませんでした。その後、開山の意欲は衰えず四本龍寺を建立し、初チャレンジから15年後の天応2年(西暦782年)3月に初登頂に成功しました。勝道48歳の時である。
その後、山頂に二荒山権現を祀り、立木観音堂(神宮寺、後の中禅寺)、日輪寺などを建立しました。次いで、四本龍寺の南に二荒山権現社(二荒山神社本宮)を建立し、日光山の宗教施設の礎を作ったとされているます。


日光修験

現在でも日光修験道入峰(にっこうしゅげんどうにゅうぶ)が行われており、希望者は参加できます。
日光修験道入峰※日光修験道山王院寺務局の許可のもと写真を使用しています。


男体山頂遺跡

明治10年にアメリカ人の動物学者モースが山頂で男体山頂遺跡の存在を明らかにしました。昭和に入り、本格的な発掘がなされ6000点に及ぶ遺物が発見されました。その中に二神二獣鏡などの奈良時代以前の遺物が含まれていることが分かり、勝道の開山以前に登頂をした人々がいた可能性が出てきました。 それらの遺物は中禅寺湖畔の二荒山神社中宮祠「宝物館」に国の重要文化財に指定され陳列されています。


男体山栄枯盛衰

平安時代の後期(治承年間)に戦乱により四本龍寺など多くの神社が焼失しました。 その後、鎌倉幕府の保護により焼失した堂社の多くが再建され、仁治元年(西暦1240年)には四本龍寺に代わって本院として光明院が創建されました。戦国時代になると日光山は豊臣秀吉によって没収され衰退していきます。そして、江戸時代になり徳川家康によって日光山は復活します。久能山に葬られた家康の棺は日光山(日光東照宮)へ改葬されます。三代将軍家光は日光山の大改修を行いました。その後、日光東照宮は二荒山神社輪王寺とともに大繁盛を見ることとなります。江戸時代にはいろは坂を登った参拝者達は男体山を登るものも多くいたとされます。


二荒山名前の由来

二荒山(ふたらさん)という呼び名は、補陀落山(ふだらくせん)から転訛 したものです。補陀落夏峰という日光修験独特の修行の名前にも「補陀落」が残っています。「補陀落」とは天竺(インド)のはるか南方海上にある観世音菩薩が住むという八角形の山のことです。男体山を中心とする奥日光を観音浄土になぞらえたもので、男体山を以前は補陀落山と呼んでいました。
参照;名山の日本史


男体山山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温
-7.0
-6.6
-3.0
3.4
8.2
11.1
15.0
16.0
12.0
6.6
1.6
-3.7
平均気温
-10.7
-10.5
-7.3
-1.6
3.3
7.1
11.1
12.1
8.3
2.5
-2.6
-7.6
最低気温
-14.7
-14.7
-11..7
-6.5
-1.5
3.5
7.8
8.7
5.0
-1.5
-6.8
-11.6

男体山へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
×
×
×
ストック
スパッツ
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×
×
×
×
×
手袋
×
×
×
×
サングラス
軽アイゼン
×
×
×
×
×
×
12本歯アイゼン
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×
×
×
×
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×
ピッケル
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テント
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男体山の登山情報を共有しましょう

日光男体山登山口までのアクセス(公共交通機関)

日光二荒山神社
東武バス 
二荒山神社前〜JR日光駅/東武日光駅 1日19本
中禅寺温泉〜JR日光駅/東武日光駅 1日29本
※季節により変動有

タクシー JR日光駅/東武日光駅 30分 約6,500円 
サンエイタクシー TEL:0288-54-1130
日光交通 TEL:0288-54-1197
大和交通 TEL:0288-54-1515
中央交通 TEL:0288-54-2138
志津乗越
志津乗越には公共交通機関はありません。
最寄バス亭:八本松 東武バス
タクシー JR日光駅/東武日光駅 50分 約9,000〜10,000円 

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「13.日光 白根山・男体山 」に収録されています。
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