日本アルプス登山ルートガイド-核心部のルート案内
Home北アルプス南アルプス中央アルプス八ヶ岳富士山百名山登山ガイド山小屋アルバイト

日本アルプス登山ルートガイド > 百名山と日本の山々 > 日光白根山

百名山百名山山小屋アクセス・交通機関高山植物きのこ温泉情報

大雪山

羊蹄山

栗駒山

吾妻山

磐梯山

安達太良山

那須岳

尾瀬

会津駒ヶ岳

燧ヶ岳

至仏山

武尊山

日光白根山

男体山

苗場山

巻機山

谷川岳

白山

妙高山

火打山

雨飾山

高妻山

四阿山

赤城山

浅間山

筑波山

妙義山

荒船山

両神山

雲取山

伊豆ヶ岳

御岳山

大岳山

高尾山

丹沢

箱根山・駒ケ岳

金時山

天城山

乾徳山

金峰山

瑞牆山

甲武信ヶ岳

西沢渓谷

大菩薩嶺



日光白根山(にっこうしらねさん)
日光白根山 山頂下のルンゼの登り
『日光白根山』
山頂はドーム状の岩陵で、山頂直下のルンゼの登りです。

菅沼登山口

弥陀ヶ池を経由しルンゼを登る変化に富む。北面のため遅くまで残雪あり
菅沼登山口

丸沼高原スキー場

日光白根山ロープウェイを使うピークハント向けの最短ルート 
丸沼高原スキー場

日光白根山・登山・ハイキングルート概要

白根山は栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の県境にあり、直径約1000m、高さ約300mの溶岩ドームといくつかの厚い溶岩流からなる火山です。日本百名山の一つにも数えられ、草津白根山に対して日光白根山と呼ばれています。

日光火山群の主峰は標高2,578mの奥白根山で、日光にある積雪の多い神の座として崇められ、修験者の修行の霊場として古くから登拝されてきました。

山頂部はドーム状で、日光中禅寺湖や戦場ヶ原から見ても山頂部のみしか見えない為、あまり目立つ山とは映りませんが、奥白根山より北に、より高い山は無く関東以北の最高峰です。

日本において、山を「さん」付けして呼ぶ代表は、木曽の御嶽山、加賀の白山、日光の白根山などです。山を人格化して敬愛し、神が住む山として登拝されたことがその元になっていると考えられています。

山体は安山岩で構成され、激しく浸食が進んでいます。山頂部は噴火活動により凹凸が激しく、どこが最高点なのか判断に迷います。那須火山帯に属する二重式火山で、慶安2年(西暦1649年)の噴火では、山頂に新しい火口が作られました。最近では昭和27年(西暦1952年)7〜9月にかけて、山頂の火口近くから噴煙が上がり、極めて若い火山ということが出来ます。

アルペンムード漂う山頂部は、前白根山、五色山、座禅山が外輪山を形成し、弥陀ガ池と五色沼の山上湖をしたがえ、高山植物が多いことでも知られています。国立公園特別保護区に指定された山頂周辺では、6月中旬から下旬にかけて淡い紅紫色の大輪の花を咲かせるシラネアオイが有名です。日光白根山で多く見られることからこの名が付いたとされています。

金精峠の西、日本ロマンティック街道(国道120号)沿いには、菅沼と丸沼があります。日光白根山の噴火によって片品川がせき止められて出来た湖です。前白根山と三岳との間に湯ノ湖があります。湖畔沿いにある日光湯元温泉からは白い硫黄の温泉が湧き出し、秘湯ムード漂う魅力的な温泉街です。


登山地図のスマホアプリ

山と高原地図のスマホアプリが昭文社から販売されています。月額版:料金月400円、通常版:地域1エリア500円。

日光白根山の天気

山の天気予報 有料月300円

tenki.jp+more 有料月100円

※ 無料の天気情報は、日光白根山の天気ではなく、その山の周辺の市街地の天気情報です。そのため、天気が外れたと嘆くこともしばしばです。有料天気情報は山特有の気象条件を加味して予報しているので、予測精度が上がります。上記二つの天気情報を総合的に勘案して天気を予測すると下界では曇っていても稜線では晴れているということも予測することが可能です。


登山届提出

栃木県警察の電子申請システム
群馬県側から群馬県警察


登山コース案内

登山口は群馬県側の菅沼から弥陀ガ池を経由するルートが最も人気があるようです。同じく群馬県側から丸沼高原スキー場からが最短コースで、日光白根山ロープウェイを使えば一気に標高2,000m地点に到達するため、多くの登山者を集めているようです。その他、日光側から中曽根コース、金精峠コース、外山尾根コースがあります。


補陀落夏峰

日光修験※日光修験道山王院寺務局の許可のもと写真を掲載しています。

日光修験の霊場として「奥山駆け」すなわち補陀落(ふだらく)夏峰が行われていました。補陀落夏峰は、男体山を中心に日光連山全体で行う修行で、数日間険しい山中を歩き通し悟りを得ることを目的とするもものであったが、余りの大難行のために廃止されたと言われています。補陀落夏峰以外に冬峰・華供峰(春峰)などが行われていました。現在でも日光修験は行われていて、希望者は参加できます。

平安時代の初め天応2年(西暦782年)3月に勝道(しょうどう)上人によって男体山が開山された後、中世になってから補陀落夏峰は始まり、江戸時代になると隆盛を極めます。ただし、日光修験、特に補陀落夏峰については、よくわから無い部分が多いのが実情です。明治新政府の神仏分離政策により、修験道が禁止され、それに伴って廃仏毀釈により仏教色の強い資料が失われてしまった為です。

入峰(にゆうぶ)修行コースは沢山あったようですが、詳細はわかっていなません。男体山を中心として北東側に大真名小山(標高2375m ),小真名小山(標高2323m ),帝釈山(標高2455m ),女峰山(標高2483m )などの山々が連なり、日光白根山(標高2578m ),前白根山(標高2373m ),五色山(標高2379m ),座禅山(標高2317m )などの山々が五色沼を囲むようにあり、日光白根山から金精峠手前に金精山(標高2244m ),その先には温泉ヶ岳(標高2333m)けが聳えています。また、白根山の南西方向に伸びる白錫尾根の先には錫ヶ岳(標高2388m )などがあります。それらの峰々が行場となって行者達が行き交った山々なのです。

これらの山々には勝道上人の伝説が残り、山上に遺跡や少祠が祀られている山が多い。また、湯ノ湖湖畔沿いに「日光山湯元・温泉寺」が建つ。世界遺産「日光山 輪王寺」の別院で、日光を開山した「勝道上人」が、延暦7年(西暦788年)に、この温泉を発見し、「薬師瑠璃光如来」をお祀りしたと伝えられています。
「補陀落」については男体山の二荒山名前の由来に記述。
参照:名山の民俗史



日光白根山山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温
-7.6
-7.2
-3.6
2.8
7.6
10.5
14.4
15.4
11.4
6.0
1.0
-3.1
平均気温
-11.3
-11.1
-7.9
-2.2
2.7
6.5
10.5
11.5
7.7
1.9
-3.2
-8.2
最低気温
-15.3
-15.3
-12.3
-7.1
-2.1
2.9
7.2
8.1
4.4
-2.1
-7.4
-12.2

日光白根山へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
×
×
×
ストック
スパッツ
×
×
×
×
×
×
×
手袋
×
×
×
×
サングラス
軽アイゼン
×
×
×
×
×
×
×
×
×
12本歯アイゼン
×
×
×
×
×
×
×
ピッケル
×
×
×
×
×
×
×
×
テント
×
×
×
×
×
×
×
×
×

日光白根山の登山情報を共有しましょう

日光白根山登山地図

クリックで拡大

日光白根山登山口までのアクセス(公共交通機関)


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

日本アルプス登山ルートガイド さんの Pinterest プロフィールにアクセスしましょう。

facebookもチェック

google+ページもチェック

Translate
百名山ライブカメラ

百名山ライブカメラ

更新情報を配信
広告

日光白根山の天気

日本百名山の天気

日光白根山地図

日光白根山 地図

日光白根山は
「13.日光 白根山・日光白根山 」に収録されています。
山岳保険
登山装備