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両神山(りょうかみさん)
両神山
八丁尾根の鎖場にて
標高1,723mの両神山は日本百名山に数えられ、最も多くの登山者が使う日向大谷口からの登山道には多くの石仏が祭られ、古くからの信仰の山であることがわかります。

登山経験者にお勧めなのが八丁尾根コースです。激しいアップダウンの連続の岩場に多くの鎖がかけられ、スリル満点です。作業道で下山すれば山頂から登山口まで1時間半ほどの行程ですが、2013年現在、作業道への進入ができないようになっています。

八丁尾根コース

展望良好な鎖場が連続するスリリングなルート
両神山八丁尾根

日向大谷コース

表登山道とも呼ばれ両神山のメイン登山道
日向大谷

白井差新道コース

両神山最短コース 登山道は整備され歩きやすい
白井差新道

登山ツアー

両神山登山ツアー

江戸川区篠崎の歯医者・ふかさわ歯科クリニック

両神山・登山ハイキングルート概要

両神山は標高1,723mで日本百名山にも数えられている鋸歯状の山容が特徴的な岩山で、風化に強いチャート質の堆積岩と粘板岩をおもに含む秩父古生層で、深い谷を形成しています。山域は埼玉県秩父郡小鹿野町、秩父市に跨り、秩父多摩国立公園に含まれています。 古来から武甲山、三峰山とともに「秩父三山」の一つに数えられてきました。
登山最適期は雪の降る12月〜2月と標高が低いため暑すぎる7,8月を除く期間です。 例年4月18日に登山シーズンの安全を祈願し、日向大谷登山口で山開きが行われます。


登山コース案内

日向大谷口ルート
日向大谷口へは公共交通機関があり、西武秩父駅から西武観光バスで小鹿野町役場へ行き、 小鹿野町営バスに乗り換え日向大谷口で下車します。
タクシー利用の場合には西武線秩父鉄道の三峰口で下車してタクシーにて約40分 ,7,000円です。
日向大谷口には民宿の両神山荘があり前泊するのもよいでしょうし、途中の避難小屋の清滝小屋で1泊する計画を立てることも可能です。
マイカーの場合には日向大谷口にある駐車場に50台ほど駐車できるので早めに出発すれば日帰りは十分可能です。

両神山で最もポピラーである日向大谷口から山頂を目指すルートは鎖場が数か所にあるものの難易度は低く、登山初心者が初めて鎖場を体験するのにちょうど良いくらいのコースです。
途中に水場や避難小屋があるため多くの登山者で賑わいます。
しかし、沢沿いを遡上し何度も川を渡り返すため大雨が降った後には登山不可能になることもあります。
コース上には数々の石仏が祭られ、山頂近くにはイザナギ、イザナミの両神を祀る両神神社本社があるなど信仰の山であることがうかがわれます。

八丁尾根ルート
上落合橋から八丁尾根を登るコースは全体で約20ヶ所の鎖場に30本を超える鎖が設置されているスリリングなコースです。
標高差は583mと少ないのですが累積標高差は軽く1,000mを越え、しかも傾斜のきついアップダウンが連続するため岩登りの技術ばかりではなく体力も必要とします。
その一方で八丁峠から八丁尾根を行くルートはおおむね稜線上を歩くため随所で展望が効くところがあり登山を満喫できるルートでもあります。
上落合橋へのアクセスはマイカーか三峰口駅からタクシーとなり、バスなどの公共交通機関はありません。
日向大谷口コース同様日帰りは十分可能ですが、コースタイムは8時間ほどで早朝立ちが必要です。

白井差新道ルート
白井差(しらいさす)新道は、標高差900mの両神山最短コースです。山中氏所有の土地内に登山道があり、ピストンすることが登山の条件になっています。下山時に整備費1,000円を支払います。登山道は良く整備され、とても歩きやすいためコースタイムは往復で3時間30分ほどです。


登山地図のスマホアプリ

山と高原地図のスマホアプリが昭文社から販売されています。月額版:料金月400円、通常版:地域1エリア500円。


両神山の天気

山の天気予報 有料月300円

tenki.jp+more 有料月100円

※ 無料の天気情報は、両神山の気ではなく、その山の周辺の市街地の天気情報です。そのため、天気が外れたと嘆くこともしばしばです。有料天気情報は山特有の気象条件を加味して予報しているので、予測精度が上がります。上記二つの天気情報を総合的に勘案して天気を予測すると下界では曇っていても稜線では晴れているということも予測することが可能です。


登山届提出

郵送、電子メール、ファックスなので提出可能です。
埼玉県警察





両神山の信仰と開山の歴史

鎌倉時代に両神山は開山されたと伝えられているが、文献は残っておらず、不正確である。中世より山岳信仰の霊場として修験者たちの行場となっていたが、両神山を修行の場所とする明確な史実が出るのは近世になってからである。

江戸時代には山上にある両神権現社、両神明神社、龍頭神社の三つの神社が覇権争いを行っていた。 両神山両神神社は旧両神村の浦島に里宮があり、「金剛院」(本山派)という修験寺院で、山上の両神権現社の別当寺であった。また、両神神社は旧両神村の日向大谷に里宮があり、江戸時代には「観蔵院」(当山派)という修験寺院で、山上の両神明神社の別当寺であった。江戸時代の山岳信仰は、この二つの寺院により展開されていたが、江戸時代中期以降は「金剛院」(本山派)が優位となり勢を増して行く。

しかし、慶応4年神仏分離令により両院ともが廃寺となってしまった。 両神社の名前の変遷を下記に示します。
浦島の金剛院(両神権現社)→両神山御岳神社→両神山両神神社
日向大谷の観蔵院(両神明神社)→金昌寺・八日見神社→両神神社

当時の代表的な登山道は観蔵院のある日向大谷から登る「表登山道」、金剛院のある浦島から登る「金剛院道」、尾ノ内の龍頭神社から登る三つのコースが登拝路として作られていた。

近世になると登山道には丁目岩、石神、石仏が並び、行者ばかりではなく一般の登拝者たちの便宜が図られていた。

参考:名山の文化史 より


両神山の名前の由来

「新編武蔵風土記稿」によれば「両神」は、二つの神を意味し、両神山はイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っていることに由来するという説。

また、「新編武蔵風土記稿」は次のようにも記しています。「日本武尊命が東征したおり、8日間にわたってこの山を見ながら通行した」という「八日見(ようかみ)」伝説にちなむという説。

また、小鹿野町河原沢尾ノ内地区に龍頭神社(りゅうとうじんじゃ)があります。この神社から西岳あたりに伸びる古くからの登山道(昭文社の地図には油滝から西岳へのルートの記載はされていませんが、近年登山道は整備されました。)があり、八丁尾根の稜線上に龍頭神社奥宮が祀られています。龍頭神社の正しい呼び名は「りょうかみじんじゃ」です。両神山を竜の体に見立てての古くからの信仰があったのではないでしょうか。だとすれば、「両神」は「竜神(りゅうかみ)」から由来しているのではないかとする説。など諸説があります。



両神山山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温
2.0
2.5
6.4
12.9
17.2
19.9
23.4
25.0
20.5
14.3
8.8
3.6
平均気温
-5.1
-3.7
0.1
6.0
10.5
14.0
17.6
18.6
14.7
8.5
2.4
-2.8
最低気温
-10.1
-8.9
-5.3
0.2
3.8
9.5
13.5
14.4
10.6
3.9
-2.6
-7.8

両神山へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
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ストック
スパッツ
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手袋
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サングラス
軽アイゼン
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×
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×
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×
12本歯アイゼン
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×
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ピッケル
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テント
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両神山は
「25.雲取山・両神山・奥秩父 」に収録されています。
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