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筑波山自然研究路 男体山周回コース

筑波山自然研究路登山ルート概要

登山コース案内

自然研究路は男体山の山頂を一周するコースで、全長1471mの探勝路です。ブナ、ミズナラの自然林が残り、ホシザキユキノシタ、タマガワホトトギス、ウスゲサンカクヅル、ヒタチシノなど他のコースではあまり見られない植物が多く自生しています。 筑波山の自然が理解できるように、コース全周で18個の案内板が設置されています。 通常の歩行だと約45分かかる所を、案内板を読みながら進むと約70分は必要です。

御幸ヶ原の公衆トイレの脇から出発し、 真壁・薬王院分岐まで約15分の下りです。

真壁・薬王院分岐のすぐ先に「大石重ね」と呼ばれる所があります。ここは筑波山にお参りする際、小石を持って登山し、 願いが神様に届くようにと小石を神様の傍に置いたものが塚となった所です。

「大石重ね」から登りになり、3月12日時点では西側の斜面の雪は消えていません。 この辺りの谷側の傾斜はきつく、積もった雪が凍結すると滑落する危険がある所です。
夏場は特に問題無い登山道ですが、冬季には気温が低下し、雪が凍結する箇所があるためアイゼンが必要です。 そのため注意喚起のプレートが随所に設置されていました。

登山道は展望台の位置まで来ると90度方向を変え、比較的なだらかな道となり、 南側の斜面を通過するため積雪はありません。

御幸ヶ原近くになると「立身石」と呼ばれる大岩が右手に見えます。 この岩は元来「鎮座石」といい、 十三歳の間宮林蔵(筑波郡伊奈町の出身で、樺太を発見し、大陸との間に間宮海峡があることを証明した人物です。)がこの場所で立身出世を祈願したとされています。

「立身石」を過ぎれば、「御海」への道が右手に分岐します。御海(みうみ)は、自然研究路から外れていて、往復で約15分必要です。約1200年前に名僧・徳一上人(筑波山神社磐梯山恵日寺を開山した人物です。)によって発見されたと伝えられる霊水が流れ出る所です。徳一が飢餓救済に用いたと言われ、万病に効くようですが、現在は水量が少なくとても飲めるような状態ではありません。

御海分岐に戻り、なだらかなトラバースを進めばスタート地点の御幸ヶ原に戻ります。


画像一覧

男体山の山腹を一周する様に自然研究路が付いています。御幸ヶ原の公衆トイレの脇から反時計回りで廻ります。自然研究路のある筑波山山頂一帯は、ブナ、ミズナラ、アオダモ、オオモミジなどから成る明るい森で、林床には様々な種類の草本類や低木類が自生しており、早春から晩秋まで、色とりどりの花を咲かせ楽しましてくれます。

真壁・薬王院分岐まで下りです。途中、18番「獣の生活」、17番「住んでいる哺乳類と鳥類」、16番「つくばの名を持つ植物」、15番「広葉樹林の昆虫たち」、14番「筑波山に昆虫が多いのは」、13番「落葉樹の紅葉・黄葉」と案内板が続いています。

所々に立つ案内板はカラー写真で解説が付けられ大変分りやすく作られています。自然研究路には全部で18個の案内板が設置されています。

真壁・薬王院コース分岐。薬王院コースは筑波山の中で最もロングコースになります。北西方向に向かっていた登山道はここで鋭角的に折れ、南東方面に向かいます。

大石重ね。大石重ねの伝説と迷信-昔から小石をもって登山すれば、疲れずに登れるし、罪や過ちも消えると言われています。男体山、女体山の石を拾って神棚にあげてお祈りすれば、子宝を授かると信じられています。石は不思議な力を持っていると考えられてきました。その信者達の持ち集めた石の山です。

「大石重ね」から角材で作られた緩い階段状の登りになります。この後、案内板は、12番「筑波山四季の花」、11番「大石重ねの伝説と迷信」、10番「筑波山で発見・命名された植物」、9番「ガマガエルの仲間」と続きます。

谷側の傾斜は部分的にきつい所もあり、降り積もった雪が凍結すると危険です。スリップに注意しながら慎重に登ります。

カラーの8番「木の花・木の実」案内版。この後、続いて7番「筑波山の地衣類」、6番「筑波山における植物の垂直分布」、5番「筑波山のブナ」、4番「立身石の伝説」、3番「筑波山の地質はいつごろ出来たのでしょう」、2番「筑波山の地形と地質」、1番「国定公園・筑波山」が建っています。

夏は問題ありませんが、凍結するとアイゼンが必要です。

北東方向に進む西側の斜面では雪がなかなか消えません。この先で大きく折れ、南東方向に向かいます。

西面から北面にかけて注意喚起のプレートが随所にありました。

南方向を望む展望台。登山道から少し離れた所に展望台があり、眼下に関東平野が大きく広がっているのが見えます。南側にあるために積雪はありません。

男体山の南側をトラバースする様に進みます。この辺りから比較的なだらかな道となります。

南斜面のため太陽の光がさんさんと降り注ぎポカポカです。

立身岩。浄土真宗の開祖親鸞が、筑波山を彷徨う餓鬼たちを、念仏によって救ったとされる場所です。親鸞は常陸笠間の稲田(現在の茨城県笠間市)で布教活動を始めたとされています。鎖が付いていますが、登山者用のものでは無く、筑波山神社の禅定行が行われる際、修験者が使うものです。

右手に「御海」への登山道を分け、あと少しトラバース気味に進むと御幸ヶ原に戻ります。

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筑波山自然研究路 男体山周回コース地図

筑波山自然研究路ルート地図


筑波山自然研究路

筑波山自然研究路 男体山周回コース詳細情報

ルート 3月13日
御幸ヶ原(標高800m)⇒大石重ね⇒御幸ヶ原(標高800m)
コースタイム 一周:御幸ヶ原⇒大石重ね⇒御幸ヶ原 45分
駐車場 無し 【公衆トイレ】あり
核心部 難しい所はありません。冬季凍結によるスリップ注意。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:0.19リットル、体重60kgの人:0.24リットル、体重75kgの人:0.30リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:0.349Kcal、体重60kgの人:0.453Kcal、体重75kgの人:0.558Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.050kg、体重60kgの人:0.065kg、体重75kgの人:0.080kg
標高差距離 1.4km 最大標高差 128m 平均斜度 全体:1% 上り:22.7% 下り:12.5% 獲得標高 上り:125m 下り:94m
山小屋 無し
アクセス 筑波山登山口までのアクセスの詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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