目次

椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳地図

  • 距離15.6km
  • 登り2,235m
  • 下り2,224m

椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳の難易度

難易度  2/10

ルート椹島ロッジ(標高1,120m)⇒樺段(標高1,855m)⇒赤石小屋(標高2,564m)⇒
富士見平(標高2,701m)⇒北沢源頭/砲台休憩所(標高2,715m)⇒赤石岳(標高3,120m)

椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳の体力

体力  7/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.27リットル、体重60kgの人:4.25リットル、体重75kgの人:5.24リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:6.091Kcal、体重60kgの人:7.918Kcal、体重75kgの人:9.746Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.870kg、体重60kgの人:1.131kg、体重75kgの人:1.392kg

コースタイム

  • 登山:椹島ロッジ⇒赤石小屋 5時間10分 赤石小屋⇒赤石岳 2時間10分 計7時間20分
  • 下山:赤石岳⇒赤石小屋 2時間30分 赤石小屋⇒椹島ロッジ 3時間30分  計6時間

山小屋

南アルプスの山小屋
椹島ロッジ(さわらじまろっじ)
椹島ロッジ
南アルプスの山小屋
赤石小屋 (あかいしごや)
赤石小屋

登山口のアクセス

南アルプス登山口-アクセスと駐車場
椹島・二軒小屋のアクセスと駐車場
椹島・二軒小屋のアクセスと駐車場

椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳ルート

東尾根(大倉尾根)登山口

椹島ロッジから10分ほど登った所に登山届けが設置された東尾根(大倉尾根)の登山口があります。鉄階段を登った先から杉林の急登でコースは始まります。

椹島ロッジから10分ほど登った所に登山届けが設置された東尾根(大倉尾根)の登山口があります。鉄階段を登った先から杉林の急登でコースは始まります。

混成林の急登

杉林を抜けると針葉樹林と広葉樹林の混じった急登が続きます。

杉林を抜けると針葉樹林と広葉樹林の混じった急登が続きます。

樺段

樺段と呼ばれる平坦地。ここまで約コースタイムは2時間です。

樺段と呼ばれる平坦地。ここまで約コースタイムは2時間です。

歩荷返しへ

歩荷返し。ここから更に斜面の角度は増していきます。

歩荷返し。ここから更に斜面の角度は増していきます。

歩荷返し終了

歩荷返し終了地点。ここから急登はやや緩んできます。

歩荷返し終了地点。ここから急登はやや緩んできます。

東尾根(大倉尾根)南西斜面のトラバース

東尾根(大倉尾根)の南西斜面のトラバースが赤石小屋まで続きます。

東尾根(大倉尾根)の南西斜面のトラバースが赤石小屋まで続きます。

赤石小屋

赤石小屋。標高2564m地点にあり、ここまで約5時間のコースタイムを要します。東尾根(大倉尾根)の先にラクダノ背が小赤石岳に伸びているのが見えます。

赤石小屋は標高2564m地点にあり、ここまで約5時間のコースタイムを要します。東尾根(大倉尾根)の先にラクダノ背が小赤石岳に伸びているのが見えます。

ダケカンバの急坂

赤石小屋からダケカンバの林の急坂を登って行きます。

赤石小屋からダケカンバの林の急坂を登って行きます。

ハイマツ帯を富士見平へ

一旦傾斜が緩み、ハイマツ帯を登ると、富士見平です。

一旦傾斜が緩み、ハイマツ帯を登ると、富士見平です。

富士見平

標高2701mの富士見平は360°の眺望があり、荒川三山(悪沢岳・中岳・前岳)、千枚岳、赤石岳、大河内岳や振り返れば富士山までよく見えます。

標高2701mの富士見平は360°の眺望があり、荒川三山(悪沢岳・中岳・前岳)、千枚岳、赤石岳、大河内岳や振り返れば富士山までよく見えます。

富士見平から尾根(大倉尾根)稜線を登る

富士見平から少しの区間、東尾根(大倉尾根)の稜線を登り、すぐに稜線の南側のトラバースになります。

富士見平から少しの区間、東尾根(大倉尾根)の稜線を登り、すぐに稜線の南側のトラバースになります。

トラバース区間の桟橋

南側のトラバースにはいたるところが桟道になっています。しっかりとした桟橋で危険はありません。

南側のトラバースにはいたるところが桟橋になっています。しっかりとした桟橋で危険はありません。

冬季登山道入口

冬季登山道入口を示す道標。夏期の登山道は雪で覆われてしまう為、小赤石岳へ伸びるラクダノ背の稜線上が冬季ルートになります。

冬季登山道入口を示す道標。夏期の登山道は雪で覆われてしまう為、小赤石岳へ伸びるラクダノ背の稜線上が冬季ルートになります。

木製の丸太橋

南面のトラバースは続きます。木製の丸太の橋が架けられています。

南面のトラバースは続きます。木製の丸太の橋が架けられています。

長い桟橋

長い桟橋が掛けられています。谷側には手摺りが付けられ、特に高度感は感じません。

長い桟橋が掛けられています。谷側には手摺りが付けられ、特に高度感は感じません。

岩壁沿いの桟橋

岩壁をぐるりと回り込むように架けられた桟橋を通過します。ここもさほどの高度感はありません。

岩壁をぐるりと回り込むように架けられた桟橋を通過します。ここもさほどの高度感はありません。

谷側は高度感のある急斜面

谷側は、かなりの急斜面で滑落したら命は無いでしょうが、手摺もあり、安心して通過出来ます。

谷側は、高度感もある急斜面で滑落したら命は無いでしょうが、手摺もあり、安心して通過出来ます。

赤石岳が姿を現す

赤石沢の支流である北沢に雲が湧き、その上に赤石岳が姿を現します。

赤石沢の支流である北沢に雲が湧き、その上に赤石岳が姿を現します。

南側のトラバースは続く

更に南側のトラバースは続き、桟道を渡って行きます。

更に南側のトラバースは続き、桟道を渡って行きます。

桟橋を渡り切った所から振り返る

桟橋を渡り切った所から振り返って撮影。滑り止めの木が横に渡してあるので安心して降りられました。

桟橋を渡り切った所から振り返って撮影。滑り止めの木が横に渡してあるので安心して降りられました。

北沢源頭部が見えてくる

ダケカンバの林の中のトラバースは続きます。北沢源頭部が見えてきました。

ダケカンバの林の中のトラバースは続きます。北沢源頭部が見えてきました。

桟橋の通過

桟橋を渡り切った所から振り返って撮影。谷側の斜度は極めてきついので足元に注意して通過します。

桟橋を渡り切った所から振り返って撮影。谷側の斜度は極めてきついので足元に注意して通過します。

桟橋終了

ここで桟橋は終わり、少し進んだ所に水場があります。

ここで桟橋は終わり、少し進んだ所に水場があります。

水場

水場。写真でははっきりしませんが、十分な水量です。7月下旬時点の様子です。

水場。写真でははっきりしませんが、十分な水量です。7月下旬時点の様子です。

北沢源頭部

北沢源頭部。ここにも水が流れていて、体を拭くのに十分な水量があります。しかし、ややゴミが入っている為、飲料には向かないでしょう。

北沢源頭部。ここにも水が流れていて、体を拭くのに十分な水量があります。しかし、ややゴミが入っている為、飲料には向かないでしょう。

北沢源頭部は休憩の最適地

北沢源頭部を流れる水。休憩の最適地となっています。この上部はお花畑が広がります。

北沢源頭部を流れる水。休憩の最適地となっています。この上部はお花畑が広がります。

北沢源頭部を流れる水

北沢源頭部を流れ落ちる水を近くから撮影。写真でははっきりしませんが、水を取るには十分な量です。

北沢源頭部を流れ落ちる水を近くから撮影。写真でははっきりしませんが、水を取るには十分な量です。

ハイマツ帯を登る

北沢源頭部を後にして、左上の丸いピークに向けてハイマツ帯の中を登って行きます。

北沢源頭部を後にして、左上の丸いピークに向けてハイマツ帯の中を登って行きます。

赤石沢の支流北沢を見下ろす

赤石沢の支流北沢を見下ろす。日の当たりにくい部分には雪渓があるのが見えます。

赤石沢の支流北沢を見下ろす。日の当たりにくい部分には雪渓があるのが見えます。

ハイマツ帯を左斜め上方へ

ハイマツ帯の中を左斜め上方に横切って行きます。北沢源頭部から稜線の赤石小屋分岐まで1時間ほどのコースタイムです。

ハイマツ帯の中を左斜め上方に横切って行きます。北沢源頭部から稜線の赤石小屋分岐まで1時間ほどのコースタイムです。

ミヤマキンポウゲなど高山植物が咲く

ミヤマキンポウゲなどの高山植物が咲き乱れるお花畑が広がります。お花畑の中を左斜め上方に登って行きます。

ミヤマキンポウゲなどの高山植物が咲き乱れるお花畑が広がります。お花畑の中を左斜め上方に登って行きます。

お花畑が広がる

辺り一面にお花畑広がります

辺り一面にお花畑広がります。

ガレ場をジグザグに登る

ガレ場をジグザグに登って行きます。左手上の岩稜を登れば稜線に上がり、赤石岳が見えてきます。

ガレ場をジグザグに登って行きます。左手上の岩稜を登れば稜線に上がり、赤石岳が見えてきます。

北沢源頭部からの登山道が見える

振り返って撮影。北沢源頭部からの登山道がくっきりと見えます。

振り返って撮影。北沢源頭部からの登山道がくっきりと見えます。

赤石小屋分岐へ

真上の丸いピーク部分(稜線にある赤石小屋分岐)に向け、ガレ場を左斜め上方に登って行きます。

真上の丸いピーク部分(稜線にある赤石小屋分岐)に向け、ガレ場を左斜め上方に登って行きます。

北沢カール

赤石岳山頂部が見えて来ました。赤石岳の東側斜面には北沢カールが形成されています。

赤石岳山頂部が見えて来ました。赤石岳の東側斜面には北沢カールが形成されています。

この上で赤石小屋分岐に飛び出す

ハイマツ帯の中にジグザグに切られた登山道を登れば赤石小屋分岐に飛び出します。

ハイマツ帯の中にジグザグに切られた登山道を登れば赤石小屋分岐に飛び出します。

赤石小屋分岐

赤石小屋分岐に立つ指導標。ここは平坦地になっていて、休憩の最適です。荒川三山(悪沢岳)方面へ縦走する場合には、ここにザックをデポし山頂をピストンします。往復で約35分のコースタイムです。

赤石小屋分岐に立つ指導標。ここは平坦地になっていて、休憩の最適です。荒川三山(悪沢岳)方面へ縦走する場合には、ここにザックをデポし山頂をピストンします。往復で約35分のコースタイムです。

赤石岳山頂へ

東側の斜面には雪だまりが出来る為でしょうか、7月下旬において残雪があります。左手側は北沢カールです。

東側の斜面には雪だまりが出来る為でしょうか、7月下旬において残雪があります。左手側は北沢カールです。

ラクダノ背

赤石岳山腹から振り返って撮影。赤石小屋分岐奥の小赤石岳から右手方向に伸びる稜線はラクダノ背と呼ばれ、冬季ルートとして使われます。

赤石岳山腹から振り返って撮影。赤石小屋分岐奥の小赤石岳から右手方向に伸びる稜線はラクダノ背と呼ばれ、冬季ルートとして使われます。

赤石岳

日本百名山である標高3120mの赤石岳山頂。

日本百名山である標高3120mの赤石岳山頂。

赤石岳避難小屋へ

赤石岳山頂の南側の平坦地に建つ赤石岳避難小屋。

赤石岳山頂の南側の平坦地に建つ赤石岳避難小屋。

赤石岳避難小屋

赤石岳避難小屋は、営業期間には小屋番が常駐しています。カップラーメン等のレトルト食品の提供があります。2階が寝室になっていて、寝具の貸し出しがあります。冬季は無料開放されます。

赤石岳避難小屋は、営業期間には小屋番が常駐しています。カップラーメン等のレトルト食品の提供があります。2階が寝室になっていて、寝具の貸し出しがあります。冬季は無料開放されます。

赤石岳避難小屋の室内

赤石岳避難小屋の玄関を入った所。7月中旬から9月下旬まで営業されます。定員30名、素泊まり 10,000円(寝具込)
※8/22以降の祝日・祝前日を除く月~木曜日は宿泊代 1,000円引き ※事前予約なく利用 1,000円加算。

赤石岳避難小屋の玄関を入った所。7月中旬から9月下旬まで営業されます。定員30名、素泊まり 10,000円(寝具込)
※8/22以降の祝日・祝前日を除く月~木曜日は宿泊代 1,000円引き ※事前予約なく利用 1,000円加算。

赤石岳避難小屋の隣に建つトイレ棟

赤石岳避難小屋の隣に建つトイレ棟。カートリッジ式トイレの為、し尿はヘリコプターによって麓に降ろされます。

赤石岳避難小屋の隣に建つトイレ棟。カートリッジ式トイレの為、し尿はヘリコプターによって麓に降ろされます。

赤石岳山頂から北沢カール

赤石岳山頂から北沢カールを写す。カールの底には雪田が残っています。その先に小赤石岳から右手下方にラクダノ背が伸び、更にその奥に荒川三山(左から前岳・中岳・悪沢岳)と千枚岳が見えます。

赤石岳山頂から北沢カールを写す。カールの底には雪田が残っています。その先に小赤石岳から右手下方にラクダノ背が伸び、更にその奥に荒川三山(左から前岳・中岳・悪沢岳)と千枚岳が見えます。

小さな祠

赤石岳避難小屋近くの小ピークに小さな祠が祀られています。明治時代になって修験者が開山したとされています。

赤石岳避難小屋近くの小ピークに小さな祠が祀られています。明治時代になって修験者が開山したとされています。

赤石岳の二重山稜(線状凹地)

赤石岳山頂南西部にみられる二重山稜(線状凹地)。この付近の砂岩岩塊は、周氷河環境下での凍結溶解作用によって作られました。奥には聖岳が見えます。

赤石岳山頂南西部にみられる二重山稜(線状凹地)。この付近の砂岩岩塊は、周氷河環境下での凍結溶解作用によって作られました。奥には聖岳が見えます。聖岳から赤石岳は下記参照。

聖岳
聖沢登山口(東俣林道)から聖岳
聖沢登山口(東俣林道)から聖岳

赤石岳他の登山ルート

赤石岳
荒川岳(前岳)から赤石岳
荒川岳(前岳)から赤石岳縦走
赤石岳
聖岳から百間洞コース(縦走)-赤石岳
聖岳から百間洞縦走コース-赤石岳

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日本アルプス登山ルートガイド
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