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椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳ート概要
登山コース案内
赤石岳のアクセスはマイカーが便利です。畑薙第1ダムの下流にある畑薙夏期臨時駐車場には仮設テントが張られ、登山指導員から入山届及び下山届の記入を呼びかけられます。東海フォレストの送迎バスは、椹島ロッジ及び二軒小屋、更には山中にある山小屋、避難小屋の利用者は無料で利用出来ます。
送迎バスは舗装のなされていない東俣林道を走ること約1時間で登山基地となる椹島ロッジに到着します。途中、車窓から聖岳が見えるポイントや赤石岳を写すライブカメラ、林道沿いに咲く花など、運転手さんの巧みな話で盛り上がります。
椹島ロッジの標高は1100メートルで、赤石岳の標高は3120m、獲得標高は2000メートルを超えます。健脚者は一気に山頂まで上り、赤石岳避難小屋に宿泊するのも良いでしょうが、標準的な登山者は途中の赤石小屋の宿泊し、翌朝に備えるのが賢明でしょう。
標高2700m 地点にある富士見平で、森林限界を超えます。それまではカラマツ、サワラ、カンバ、シラビソなどの樹林帯の中をひたすら高度を稼ぐことのみに費やされます。
富士見平からはラクダの背と呼ばれる尾根部分の南側をトラバース気味に進みます。途中に桟橋が複数箇所架かり、転倒・スリップには要注意です。
ダケカンバの林の中のトラバースが終わると北沢源頭部に至ります。水場からは十分な量の水が流れ、水を補給します。
ただし、秋になれば枯れる可能性も否定出来ません。
そして、ミヤマキンポウゲなどの高山植物が咲き乱れる沢沿いを九十九折に登っていきます。
カール中央部を左上方に横切り、小尾根に取り付きます。ガレた岩稜帯を登りきれば赤石小屋分岐の指導標のある稜線に飛び出します。
北沢に落ち込む北沢カールを隔てて目指す赤石岳がすぐ近くに見えてきます。
分岐から25分ほど稜線を登れば日本百名山で南アルプス南部の盟主3120メートルの赤石岳山頂に到着します。
赤石岳山頂は平坦の地形で、二重山稜(線状凹地)が認められます。山頂から少し下った所に赤石岳避難小屋があるので、悪天候時などの計画変更に大変便利です。
画像一覧
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椹島から東尾根/大倉尾根コース-赤石岳ルート地図
椹島かけら東尾根/大倉尾根コース-赤石岳ルート詳細情報
ルート | 椹島ロッジ(標高1,120m)⇒樺段(標高1,855m)⇒赤石小屋(標高2,564m)⇒富士見平(標高2,701m)⇒北沢源頭/砲台休憩所(標高2,715m)⇒赤石岳(標高3,120m) |
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コースタイム | 登山:椹島ロッジ⇒赤石小屋 5時間10分 赤石小屋⇒赤石岳 2時間10分 計7時間20分 下山:赤石岳⇒赤石小屋 2時間30分 赤石小屋⇒椹島ロッジ 3時間30分 計6時間 |
駐車場 | 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場 無料 200台可、畑薙第一ダム左岸 無料 20台可、 沼田 無料 20台可 |
核心部 | 特にありませんが、富士見平と北沢源頭部のトラバース区間。転倒やスリップすれば滑落してしまいます。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:3.27リットル、体重60kgの人:4.25リットル、体重75kgの人:5.24リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:6.091Kcal、体重60kgの人:7.918Kcal、体重75kgの人:9.746Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.870kg、体重60kgの人:1.131kg、体重75kgの人:1.392kg |
標高差 | 距離 7.6km 最大標高差 1954m 平均斜度 全体:25.8% 上り:30.6% 下り:15% 獲得標高 上り:2037m 下り:120m |
山小屋 | 椹島ロッジ 千枚小屋 荒川小屋 赤石小屋 |
登山口へのアクセス (椹島・二軒小屋・畑薙第一ダム) |
>>関東(秋葉原・新宿・渋谷)から畑薙第一ダムからの詳細情報 >>関西(大阪・京都)から静岡駅の詳細情報 |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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