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ルート
仙丈ヶ岳 小仙丈尾根

仙丈ケ岳・小仙丈尾根ルート登山概要

仙丈ヶ岳の往復は 7時間ほどなので始発のバスで北沢峠に入れば日帰りが可能です。

北沢峠にある公衆トイレの脇から登山道が始まります。 緩急のある深い原生林の中の登山道は展望が無く、ひたすら高度を稼ぐことに専念します。

2時間ほど登ると五合目の休憩最適地である大滝ノ頭に到着します。 大滝ノ頭で薮沢小屋から馬ノ背に通じる指導標を右に見送り、さらに樹林帯の登りを続けます。

ダケカンバの林からハイマツ帯に変わる辺りで森林限界を超え、一気に展望が開けてきます。 ハイマツ帯の間にある登山道をジグザグに登れば小仙丈ヶ岳に到着します。

小仙丈ヶ岳から振り返ると白く輝く花崗岩の山肌が特徴的な甲斐駒ケ岳、その左には山名の通り鋸の歯の様なピークが連なる鋸岳、右手方向に目を移すと鳳凰三山、白鳳三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)などの眺望を欲しいままに出来ます。

小仙丈ヶ岳からしばらく広い稜線を歩くと、小仙丈尾根唯一の岩場となります。 傾斜は40度ほど、長さ30mほどの岩場を下りますが、ステップや手掛かりはしっかりあり登山初心者でも簡単にこなせる下りです。

ハイマツ帯の広い砂礫の稜線を進み、小仙丈丈沢カールを左手に擁する小仙丈尾根の稜線を詰め、山頂に近づくに従い岩陵帯となり、小ピークを越えれば仙丈ヶ岳に到着します。

藪沢ルートを使い下山すると、また別な仙丈ヶ岳を楽しむことが出来ます。 また、北沢峠周辺の山小屋に宿泊して甲斐駒ヶ岳のピストンを計画しても面白いと思います。

画像一覧

5合目の大滝ノ頭から小仙丈ケ岳を経由して仙丈ケ岳を目指します。 北沢峠から 大滝ノ頭まで約2時間の行程でした。詳細は薮沢ルートをご覧ください。又、右手方向に行くと馬の背ヒュッテへ向かうトラバース道です。

大滝ノ頭から約30分間コメツガやシラビソの樹林帯の登りがあり、ハイマツ帯へと入っていきます。

針葉樹林帯から背の高いハイマツ帯へと変化していきます。大きな石がコロコロと転がるハイマツ帯の中を登れば、この少し先で展望が開けます。

背の低いハイマツ帯になり、森林限界を超えて完全に展望が開けてきます。広々とした砂礫の斜面を小仙丈ヶ岳に向け登ります。

小仙丈尾根を振り返る。ハイマツ帯の中にナナカマドが所々に生えているので、9月下旬には赤く紅葉するでしょう。

前写真の位置から撮影。山頂が花崗岩で白いのが甲斐駒ケ岳で、右手に摩利支天を従えています。その手前が駒津峰。駒津峰の稜線を右下にたどりV字型をした所が岩塊斜面の仙水峠です。

小仙丈ヶ岳山頂が見えてきました。ハイマツの混じる広い稜線を登れば平坦な小仙丈ケ岳です。

標高2,855mの小仙丈ヶ岳の頂上。絶好の展望台となっている場所で、振り返れば甲斐駒ケ岳や鋸岳、そしてその後方に八ヶ岳。西側には中央アルプス。

小仙丈ケ岳から左手に小仙丈沢カールを擁した広い稜線上を進み、仙丈ヶ岳を目指します。稜線沿いに登山道が見えています。

小仙丈ヶ岳の頂上から南東方向には野呂川を挟んで日本第2の標高を誇る北岳が横たわっています。左手に伸びるのは小太郎尾根。更にその左手後方に鳳凰三山・地蔵岳のオベリクスや霊峰・富士山も見えています。

小仙丈ケ岳からしばらく平坦で広い稜線歩きです。爽快な気分でまさに空中漫歩です。

仙丈ヶ岳は正面ピークのさらに奥にあります。左手は小仙丈沢カールです。

仙丈ヶ岳登山ルートで唯一の岩場です。高度感はなく、ホールドやステップも豊富で簡単に通過出来ます。

下りきった所から岩場を撮影その1。大きな岩が累々と重なり合う斜面です。

下りきった所から岩場を撮影その2。傾斜は緩くスタンスも豊富なので鎖は付いていません。

岩場を下り切り、小さな岩稜を右から巻いて更に下ると鞍部に到達します。正面のピークに登ればその右斜面を進むことになります。

鞍部からの登り返しの斜面はザレて浮石が多くスリップ注意です。土砂流出防止用に丸太が階段状に作られています。緩い登りが続きます。

右方向に藪沢カール底に建つ仙丈小屋へ向かうルートを分けます。このトラバース道は仙丈ケ岳の北側の山腹を巻くように付けられています。

砂礫の道を目前の小ピークまで登ると仙丈ヶ岳山頂が見えてきます。

小仙丈沢カールを写す。遠景に見えるのは北岳です。

あと一息で小ピークです。藪沢カールを取り囲むように稜線があり、それを時計回りにお鉢めぐりする様に進みます。

小仙丈尾根を振り返る。小仙丈ケ岳が稜線上に見えています。右手奥から鳳凰三山、そして早川尾根から連なる甲斐駒ケ岳が望めます。

右手前方に仙丈ヶ岳山頂が見えてきました。右下には藪沢カールが広がり、その底には仙丈小屋が見えています。

右端のピークが仙丈ヶ岳です。登山道は小ピークの右をトラバースするように付いています。ちょうど稜線を時計回りにお鉢めぐりする様です。右下を望むと藪沢カールのその先に馬の背尾根な伸びているのが見えます。

小ピークをトラバースして進みます。仙丈ケ岳山頂に登山者が立っているのが見えます。

藪沢カールを見下ろす。仙丈小屋が見えます。

正面が日本百名山の仙丈ヶ岳頂上です。指道標が立っていますが、仙丈ケ岳山頂から左手方向に進むと南に伸びる仙塩尾根です。仙塩尾根は仙丈ケ岳と塩見岳を結ぶ長大な尾根ですが、あまり登山者は入っていません。

仙丈ケ岳山頂から三峰岳を経由し塩見岳に通じる仙塩尾根を望む。尾根上の小ピークが大仙丈ケ岳です。

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小仙丈尾根から仙丈ヶ岳ルート地図

小仙丈尾根から仙丈ヶ岳ルート詳細情報

ルート 北沢峠(標高2,032m)⇒仙丈ヶ岳(標高3,033m)
コース時間 登山:北沢峠⇒仙丈ケ岳 2時間50分
下山:仙丈ケ岳⇒北沢峠 2時間20分
駐車場 ・仙流荘 無料駐車場(350台)
・夜叉神峠無料駐車場 約90台 ※土曜日は一杯になることもあります。
・芦安市営駐無料車場 約600台
核心部 危険個所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.28リットル、体重60kgの人:1.67リットル、体重75kgの人:2.05リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.390Kcal、体重60kgの人:3.107Kcal、体重75kgの人:3.824Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.341kg、体重60kgの人:0.443kg、体重75kgの人:0.546kg
標高差 距離 2.3km 最大標高差 507m 平均斜度 全体:21.6% 上り:24.9% 下り:7.6% 獲得標高 上り:511m 下り:19m 想定所要時間
山小屋 大平山荘 長衛荘  藪沢小屋 馬の背ヒュッテ 仙丈小屋
登山口へのアクセス
( 北沢峠・仙流荘)
>>関東(東京・新宿)からの詳細情報
【東京(新宿)⇔仙流荘⇔北沢峠】

>>関西地方・名古屋からの詳細情報
【大阪・京都、名古屋⇔伊那市バスターミナル⇔伊那市駅⇔高遠駅⇔仙流荘】


小仙丈尾根から仙丈ヶ岳ルートの「高山植物」


タカネツメクサ

オンタデ

イブキジャコウソウ

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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仙丈ヶ岳は
「41.北岳・甲斐駒 南アルプス」に収録されています。
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