日本アルプス登山ルートガイド > 八ヶ岳 > 赤岳 > 柳川南沢ルート
柳川・南沢ルート概要
登山コース案内
美濃戸から行者小屋間のルートを案内します。マイカーの場合には、やまのこ村または赤岳山荘の有料駐車場に止めることになります。美濃戸口と美濃戸間の林道は舗装がなされていないので悪路です。車高の低い車は腹をぶつけてしまう危険性があります。美濃戸の赤岳山荘の上部にゲートがあり、一般車は入れません。ただし、美濃戸山荘に宿泊の場合はその限りではありません。美濃戸山荘にも宿泊者専用の駐車場が完備しています。
冬季美濃戸まで車で入ることが出来ます。ただし、四輪駆動車でスタットレスタイヤにチェーンを付けることがベストです。
美濃戸山荘前で柳川南沢コースと柳川北沢コースが分岐します。
南沢コースは分岐を右に辿ります。南沢に沿って台風などの大雨によって流された木々が散乱する河原を何度も渡り返し進んでいきます。所々で、大雨によって流されたルートが作り変えられている所があります。そういった所は谷側の傾斜が強く、常に湿っていることもあり、スリップには要注意です。
概ね原生林の中を登る為、あまり景観はよいとは言えません。
行者小屋まで急登は無く、全体として一定のペースで歩くことが出来ます。
行者小屋近くになるとそれまであった南沢の水量がほとんど無くなり干上がった河原に出ます。河原からは屏風のようにそそり立った八ケ岳の主稜線である横岳、大同心、小同心などが眼前に現れます。
河原から15分も歩けば行者小屋に到着です。行者小屋の前庭には多くのテーブルと椅子が置かれ、恰好の休息地となっています。また、注文すれば昼食なども作ってくれ、特におでんが名物です。行者小屋の真裏から赤岳地蔵尾根が伸び、右上方に目をやれば赤岳文三郎尾根を登り下りする登山者を確認する事出来ます。
行者小屋の歴史
修験道の修行の為に行者が籠った小屋であったとする資料が見当たりません。
明治時代に御料局諏訪出張所の番人が使用していた事が知られているが、大正時代の終わり頃には小屋は荒れ放題で、茅野市下槻木の冨田義雄氏が営林署より借り受けて、登山者用の山小屋としていたようです。その後、小屋場の茅野文三郎氏が引き継ぎ、現在は柳沢氏が、赤岳鉱泉と共に経営しています。
八ヶ岳、もう一つの魅力より
画像一覧
美濃戸にある「やまのこ村」。バス停のある八ケ岳山荘前の美濃戸口から未舗装の林道を進み、柳川を渡り、右岸に沿って進みます。1時間ほど歩くと三軒の山小屋の建つ美濃戸です。ここまでマイカーで来る事も可能です。
柳川上流の左側は北沢と右側は南沢を示す分岐の看板。右手側の南沢コースはここから針葉樹林帯の中を登って行きます。一方、左手側の北沢コースはしばらく林道を歩きます。行者小屋まで約2時間のコースタイムです。
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柳川・南沢ルート地図
柳川・南沢ルート詳細情報
ルート | 美濃戸(標高1,760m)⇒柳川南沢 ⇒行者小屋(標高2,354m) ・柳川北沢ルートも参照してください。 |
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駐車場 | 美濃戸口・美濃戸の駐車場の詳細はこちら |
核心部 | 特に問題になる所はありません。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.55リットル、体重60kgの人:072リットル、体重75kgの人:0.88リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1027Kcal、体重60kgの人:1.336Kcal、体重75kgの人:1644Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.141kg、体重60kgの人:0.185kg、体重75kgの人:0.235kg |
標高差 | 距離 4km 最大標高差 672m 平均斜度 全体:16.7% 上り:16.4% 下り:0% 獲得標高 上り:654m 下り:0m |
山小屋 | やまのこ村 赤岳山荘 行者小屋 美濃戸山荘 赤岳鉱泉 |
登山口へのアクセス |
美濃戸口へのアクセスの詳細はこちら |
柳川・南沢ルートの「きのこ」
![]() タマゴタケ(食) |
![]() ベニテングタケ(有毒) |
![]() キツネタケ(食) |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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