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冬山の女乃神茶屋(蓼科山登山口)コース

冬山の女乃神茶屋(蓼科山登山口)コース概要

登山コース案内

ビーナスライン沿いの女乃神茶屋の向かいにあすずらん峠園地無料駐車場は、冬季の人気コースの為、朝から一杯です。

冬季ここまでバスが来ていませんので、公共交通機関を使う場合には蓼科高原の蓼科温泉プール平まで茅野駅から路線バスがあります。ホテル親湯の横を通り伊藤左千夫歌碑を左に見送り、信玄棒道を1時間30分ほど歩くと蓼科山登山口です。

蓼科山登山口からのルートは、南面にあるため季節風の影響を受けにくく、多くの登山者で賑わいます。その為、トレースはしっかり付いていますので、雪山登山初心者の入門コースとして最適です。

傾斜が一気に増し、大岩がゴロゴロした所を登った辺りから、次第に樹木はまばらになり木々の間から南八ヶ岳の展望が開けてきます。 大岩を越えると、標高2,120m地点の平坦地で、20名ほど休憩できる休憩ポイントに到着です。

休憩ポイントからしばらく平坦な道を進むと蓼科山山頂が見えてきます。 山頂へ一直線に伸びる登山道は、帰りの尻ゼートの絶好のコースです。

再び傾斜が増し、縞枯れ帯を抜けると山頂直下に広がる岩群が見えてきます。ここまでは風が弱く暖かい山行でしたが、この先は強風が吹き荒れる別世界ですから、ここで冬山装備を完全に整えて出発です。

山頂へは、右から巻く様に、岩に付けられた黄色いマークに沿って登ります。 岩には鎖が設置されていますが、傾斜は15度ほどと緩い為、鎖を使う必要はありません。 赤いポールに導かれながら山頂を目指します。蓼科山頂ヒュッテが見て来ると、蓼科山頂はもうすぐです。

この日の蓼科山の山頂は、風速20mほどの強風が吹き荒れ雪煙りが上がっていました。

冬季の八ケ岳の天気

西高東低の冬型の気圧配置が強まれば、諏訪盆地や甲府盆地はよく晴れ上がりますが、八ケ岳の山頂部にはガスがかかりやすくなります。冬型の気圧配置が緩み、南北に走る等圧線の間隔が広がってくると山頂部は完全に晴れ上がることが多いです。もちろん、移動性高気圧に覆われれば申し分ない無風の状態で登山が出来ます。


画像一覧

女乃神茶屋。・蓼科高原ラウンドバス 茅野駅−蓼科牧場 【5月上旬〜10月下旬の運行 冬季は運休】。通年運行の蓼科高原の親湯入口バス停から信玄棒道を1時間30分歩けば蓼科山登山口に着きます。

ビーナスライン沿いの女神茶屋登山口(蓼科山登山口) にある「すずらん峠園地無料駐車場」30台可能。 2月11日時点の冬季でも人気コースで朝は一杯でした。

蓼科山登山口に立つ八ケ岳中信高原国定公園 自然歩道案内図の看板前で記念撮影。登山口から山頂まで約2時間30分のコースタイムです。

先行者は多く、笹原の中の雪道にはトレースがしっかり付いています。20分ほど平坦な道を進んで行きます。

20分ほど登山口から歩くとミズナラ林となり、傾斜が一気に増してきます。

カラマツや白樺の森の中を大岩がゴロゴロした所を登ります。

次第に勾配が強くなりダケカンバの木が目立ってくると、後方に木々の間から南八ヶ岳の展望が効き出します。

溶岩で出来た大岩を越えて行きます。歩きやすい場所を探しながらジグザグに登ります。

振り返る。南西方面にはダケカンバの先にビーナスラインを挟んで八子ヶ峰から続く東峰の稜線が見えています。八子ヶ峰の北斜面にしらかば2in スキー場があります。

標高2,120mの平坦地で休憩ポイントになっています。

平坦地は20名ほど休憩できるスペースがあります。南八ヶ岳方面の展望は抜群です。

平坦地から緩斜面を蛇行しながら進むと、幹の細いダケカンバの木々の間からドーム形をした蓼科山山頂が見えてきました。ここから少しの区間緩斜面が続きます。

少しずつ傾斜が増してくると右手側に南八ヶ岳が大変綺麗に見えています。左から硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、右端の丸い山が編笠山です。手前のスキー場はピラタス蓼科スノーリゾートあたりでしょうか。

振り返って撮影。傾斜は20度ほどです。右上方に雲の上に浮かんで見えるが、中央アルプスでしょうか。十分な積雪があればシリゼートで下山するのも楽しいでしょう。

縞枯れ帯に入ります。八ケ岳に於いて大規模な縞枯れ現象は蓼科山や縞枯山などで見られます。森林限界を超える直下に発生する事が多く、更に南斜面でのその頻度が増します。

山頂直下で森林限界を超え。大きな溶岩が見えてきました。ここまでは風が弱く暖かい山行でしたが、この先は風が吹き荒れ寒くなりますから、ここで冬山装備を完全に整えて出発です。

山頂へは左方向に一旦進み、山頂の東の山腹を右から巻く様に登っていきます。2から3メートルほどの溶岩が折り重なるようになっている斜面を登って行きます。

蓼科山山頂近くの東斜面から南八ヶ岳と雲上に浮かぶ南アルプスの眺望。左手前に北横岳の斜面が見えています。

大きい岩の黄色いマークに沿って登ります。2月11日時点の様子です。強風のため雪がかなり吹き飛ばされているのでしょうか、あまり雪が付いていません。

鎖が設置されていますが、傾斜は15度ほどと緩く鎖を必要としません。年によっては岩が完全に雪に覆われている場合もあるでしょうが、ポールが立っているのでルートを見失うことはないでしょう。

振り返る。南側にピラタススキースノーリゾートが見えます。

赤いポールが登山ルートを示してくれています。山頂の東面を巻く様に登って行きます。

蓼科山頂ヒュッテが見ててきました。蓼科山頂は左上方向です。独立峰である蓼科山の山頂は風速20mほどの強風が吹き荒れ雪煙りが上がっています。

山頂から南八ヶ岳を写す。手前の比較的丸い形の山々が手前から北横岳、縞枯れ山、茶臼山そしてその奥は南八ケ岳の急峻な山稜が連なっています。更に右手奥に南アルプスが雲上に浮かんで見えています。

標柱が立つ蓼科山山頂。この近くに一等三角点が設置されています。後ろは日本百名山の浅間山。左手奥の雪を被った所が菅平高原の四阿山辺りでしょうか。

周囲400m余りの広い山頂の真ん中には蓼科神社の奥宮が祀られています。遠くに北アルプスが見えています。

蓼科山山頂から北アルプス方面を写す。

蓼科山頂ヒュッテ 冬季は営業していません。

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女乃神茶屋(蓼科山登山口)コース地図


雪山の女乃神茶屋(蓼科山登山口)コース詳細情報


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「32.八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」に収録されています。
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