天狗岳とは
天狗岳は八ヶ岳の主稜線のほぼ中央に位置し北八ヶ岳の最高峰です。
山頂部は、主稜線上に鋭角な岩稜を突き出した標高2,646.3mの東天狗岳と、300mほど離れて対照的に丸みを帯びた標高2,645.8mの西天狗岳による双耳峰です。
北八ヶ岳に含まれる天狗岳は、急峻な山容を呈しているとは言え、南八ヶ岳のそれと比べると、はるかに穏やかな山と言うことが出来ます。
天狗岳のポイント
天狗岳へ登る複数のルートすべてにおいて危険個所は無く、東天狗岳山頂直下に1か所ある鎖場は、ほとんど使われずに錆ついています。
天狗岳は登山初心者にはうってつけの山で、ピストンするもよし、八ヶ岳縦走の通過点としても満足できる山です。
また、 冬山登山も初級ルートとして黒百合ヒュッテをベースとして賑わっています。
天狗岳山頂は、森林限界から200mほど上にあり、強風にさらされることがありますが、鎖場などの急傾斜の斜面や滑落の危険のある所は無く 、天候が安定すれば冬山登山初心者には最適といえます。
12本歯アイゼンは必要でピッケルもあった方がいいですが最低でもストックは持参してください。
- 1. 天狗岳のポイント
- 2. 天狗岳の地図
- 3. 天狗岳の山小屋
- 4. 天狗岳のアクセス
- 5. 天狗岳の登山コース概要
- 5.1. ① 桜平~オーレン小屋ルート
- 5.2. ② 唐沢鉱泉から西尾根ルート
- 5.3. ③ 冬季-唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテルート
- 5.4. ④ 白砂新道ルート
- 5.5. ⑤ 冬季-稲子湯~しらびそ小屋~中山峠ルート
- 6. 天狗岳の日帰り登山は出来る?
- 7. 天狗岳の登山口近くの温泉
- 8. 天狗岳の天気の特徴
- 9. 各種情報
- 9.1.1. 天狗岳登山ツアー
- 9.1.2. 観光協会・観光案内所
- 9.1.3. 登山届提出
- 9.1.4. 登山地図のスマホアプリ
- 10. 天狗岳山頂周辺の気温
- 11. 天狗岳へ登るための装備と服装
- 12. 服装や装備品のチェックリスト
天狗岳の地図
天狗岳の山小屋
天狗岳のアクセス
天狗岳の登山コース概要
西側(茅野市)ルート要約
西側から登るには、奥蓼科温泉郷の渋の湯または唐沢鉱泉に駐車し、黒百合ヒュッテを経由するコース、唐沢鉱泉から西天狗に向かうコース、桜平に駐車し、夏沢峠を経由するコースがあります。
渋の湯には一日1,000円の有料駐車場があり、路線バスも運行されています。
唐沢鉱泉、桜平にはそれぞれ無料駐車場がありますが、路線バスは運行されていないのでタクシーでのアクセスとなります。
唐沢鉱泉入り口から桜平までの路面は荒れているので運転には注意が必要です。
また、積雪期は通行止めになっています。
※夏沢鉱泉に宿泊者に限り、車両・雪上車にて送迎があります。
① 桜平~オーレン小屋ルート
桜平~オーレン小屋ルートは特に難しい所は無く登山初心者向きです。 夏沢鉱泉と唐沢鉱泉へ向かう林道の分岐で、右手方向に向かい未舗装の悪路を30分間車を走らせると桜平に着きます。
桜平のゲートから先には一般車は入れません。 無料駐車場(約30台)に車を停め、ゲートの脇を通り抜け林道を歩くと夏沢鉱泉です。
夏沢鉱泉からは川に沿って登るとオーレン小屋の水力発電所が右下に見えてきます。夏沢鉱泉から40分ほどでオーレン小屋に到着します。
オーレン小屋の裏手からを箕冠山に向け樹林帯を登ります。 展望が無い箕冠山を後にし、下るにつれ展望が開けてきます。根石山荘が建つ鞍部の先に見える根石岳と天狗岳は絶景です。 根石山荘一帯にはコマクサの群生が広がり、7月中旬~8月上旬が見ごろになります。
鞍部から根石岳に登り返すと、左手に西天狗岳、右手に東天狗岳が大きくなって来ます。
根石岳からわずかに下り、東天狗岳の鞍部にある本沢温泉(白砂新道)分岐を右手に見送り、東天狗岳に向け登ります。
東天狗岳山頂直下の稜線の右側が切れ落ちていて、鉄製の桟橋が架けられています。 桟橋の上部は鎖場となっていますが、斜面の傾斜は緩く、鎖は使われずに錆びついています。
東天狗岳と西天狗岳との間は片道20分ほどなので往復することをお勧めします。
コースタイム
- 登山:桜平→天狗岳 3時間10分
- 下山:天狗岳→桜平 2時間20分
難易度 1/10
体力 2/10 日帰り
② 唐沢鉱泉から西尾根ルート
唐沢鉱泉を登山口として西尾根を登り、西天狗岳を目指すルートです。西尾根には難所は無く登山初心者向けです。 唐沢鉱泉の直ぐ下には20台ほどの無料駐車場と公衆トイレがあります。
西尾根入り口に架かる「しゃくなげ橋」を渡って登山道が始まります。 しばらく単調な樹林帯の登りが続いた後、第一展望台に到着し展望が開けます。
第一展望台からは八ヶ岳の主稜線上に連なる硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳などが望めます。
八ヶ岳の5月下旬頃は、まだ樹林帯に残雪があります。 西尾根ルートの第一展望台から上に残雪がありました。特にアイゼンを必要とするほどではありませんが、 腐った雪を踏みぬくためスパッツは必要です。
第一展望台を後にして一旦樹林帯の中に入ります。再び展望が開ける所が第二展望台です。
第二展望台まで登ると西天狗岳や硫黄岳が大きく見えるようになってきます。 西天狗岳直下に大岩がゴロゴロ広がる場所は、森林限界を越えているため残雪は無くなり、間もなく西天狗岳山頂に飛び出します。
西天狗岳から東天狗岳を経由し天狗の奥庭ルートで黒百合ヒュッテを目指します。
天狗の奥庭には、木々が生えていないためルートを示すものは岩に塗られたペンキマークだけです。
冬季の視界が悪い時はルートを見失う恐れがあるため、東天狗から黒百合ヒュッテに下山する場合、中山峠ルートを使うことをお勧めします。
5月下旬の黒百合ヒュッテからの下山道には、大量の雪解け水が流れ込み、川の様になって流れ下っていました。
また、所によってはアイスバーンになっていましたのでスリップには注意が必要です。
コースタイム
- 登山:唐沢鉱泉→西天狗岳 2時間20分 西天狗岳→東天狗岳 16分
- 下山:東天狗岳→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉 2時間00分
難易度 1/10
体力 2/10
③ 冬季-唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテルート
冬の天狗岳へは唐沢鉱泉、渋の湯、稲子湯などの登山口からアプローチ出来ます。今回は唐沢鉱泉から案内します。
唐沢鉱泉前の無料駐車場に車を停めて出発です。 冬場でも唐沢鉱泉の営業期間中は、道路が除雪され、走りやすくなっています。
唐沢鉱泉の営業期間以外は、渋の湯(路線バスが走るため除雪されている)を登山口とするとよいでしょう。
唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテまでは、単調な樹林帯の中の登りですが、冬季はすべてがまっ白な雪に埋まり、言い尽くせない美しさとなります。
黒百合ヒュッテで12本歯アイゼンを装着し、中山峠を経由するルートで登ります。 しばらくは背の低い樹林帯の中を登りますが、間もなくして森林限界を越え展望が開けてきます。
東天狗岳に向け直線的に出来たトレースは、夏道より急傾斜で12本歯アイゼンが本領を発揮します。 これといって難しい所は無く東天狗岳山頂に立つことができます。
下山は天狗の奥庭ルートで下ります。冬場の風の強い日は、トレースが不明瞭になり易く、また視界が悪い時には方向を見失いやすいので、天狗の奥庭ルートを使うときは、天候をよく見極めて判断してください。
下山後、唐沢鉱泉に日帰り入浴するのもなかなかです。いつまでも「ぽかぽか」が残る名湯です。
コースタイム
- 登山:唐沢鉱泉→東天狗岳 2時間20分
- 下山:東天狗岳→唐沢鉱泉 1時間50分
難易度 1/10
体力 2/10 日帰り
東側(松原湖)ルート要約
東側からのアプローチは、稲子湯に駐車してしらびそ小屋・中山峠を経由するか、しらびそ小屋~本沢温泉~白砂新道を経由するコース、本沢温泉入り口に駐車して白砂新道を経由するコースがあります。
白砂新道は積雪期には通行禁止になります。
稲子湯には一日300円の有料駐車場と、みどり池入口に無料駐車場があり、路線バスも運行されています。
本沢温泉入り口からゲートまでは悪路のため車高の高い4WDのみが通行可能です。
④ 白砂新道ルート
白砂新道は本沢温泉入り口に車を駐車して林道を歩きます。 4WDの車高の高い車なら、さらに上のゲート前の駐車スペースまで上がることが出来ます。
本沢温泉からの白砂新道は針葉樹林帯の単調な登りで特に難所はありません。 針葉樹林帯を抜けるとダケカンバの林になり、しばらくすると根石岳、東天狗岳のコルに到着します。
白砂新道は積雪期には通行禁止になります。
コースタイム
- 登山:本沢温泉入口→天狗岳 3時間20分
- 下山:天狗岳→本沢温泉入口 2時間50分
難易度 1/10
体力 2/10 日帰り
⑤ 冬季-稲子湯~しらびそ小屋~中山峠ルート
八ヶ岳の東側の山腹に位置する稲子湯の前から登山道が始まります。マイカーなら稲子湯に一日300円で駐車できますが、 冬季でも稲子湯から約5分のところにある「みどり池入り口」まで車が入ります。 みどり池入り口の無料駐車場は約20台駐車できます。
みどり池駐車場の先にあるゲートの脇を通り抜け林道を進みます。右手にみどり池方面の指導標が見えてきたら、樹林帯へ入る登山道入り口です。
しばらく樹林帯のなだらかの登りが続き林道と再び交差します。少し林道を歩くと左手側にみどり池方面に向かう登山道分岐があります。
登山道は「こまどり沢」で二本に分岐しますが、右方面への登山道は通行止めです。左側ルートを少し登れば「こまどり沢」の上部で通行止めの道と合わせます。
3分ほど平坦な道を進むと、みどり池前の「しらびそ小屋」が見えてきます。みどり池から見る天狗岳は、西側(茅野側)から見るのと違い険しい山容を呈しています。
「しらびそ小屋」から出発し、ほどなくして本沢温泉方面への分岐を左に見送り、なだらかな登山道を登ります。
右手側に稲子岳の岩壁がまじかに見えてくる辺りから一気に傾斜が増して急登となります。斜面が崩落している所から自然落石が起こっているため、数ヶ所にある注意を促す看板が目につきます。この辺りから中山峠まで約30分ほどの行程です。
中山峠に上がる直前が最も傾斜がきつく、二箇所に鎖が設置されていますが、冬季でも特に危険箇所ではありません。 鎖場を登きると中山峠に飛び出します。
コースタイム
- 登山:稲子湯→天狗岳 3時間40分
- 下山:天狗岳→稲子湯 3時間10分
難易度 2/10
体力 3/10 日帰り
天狗岳の日帰り登山は出来る?
東側(松原湖)ルートより西側(茅野市)ルートの方がコースタイムが短く、多くの登山者で賑わっています。西側ルートなら東天狗岳、 西天狗岳共に登っても 6時間以内で下山することができます。 従って一般的な登山者であれば十分日帰りが可能です。
天狗岳の登山口近くの温泉
唐沢鉱泉
JR「茅野駅」から車で約40分、天狗岳や北八ヶ岳の登山口に位置する「信玄の隠し湯」と言われた鉱泉で、源泉温度が9.7度(気温10度)しかないので 加温、循環ろ過しています。
源泉は施設から50メートル程登ったところにあり、苔むした湧出地から毎分600Lとこんこんと湧き出ており、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
営業期間
4月中旬~1月中旬
日帰り入浴利用料
大人 900円(税込)
子供 500円(税込)
入浴営業時間
AM10:00~PM 3:30 (PM 3:00までに入館)
唐沢鉱泉裏に天狗岳登山口があります。
本沢温泉 野天風呂
八ヶ岳の硫黄岳爆裂火口を見上げる標高2150mの地点にある日本最高所野天風呂「本沢温泉 雲上の湯」は湯川の脇から湧出する硫化水素泉です。
登山口からから徒歩で約2時間かかります。通年営業をしているので冬でも宿泊可能です。
日帰り入浴利用料
内風呂・石楠花風呂・野天風呂、それぞれ全て1,000円
稲子湯
稲子湯はしらびそ小屋経由で本沢温泉または中山峠への登山口ともなっています。
お湯はうっすらと濁り、源泉が流れ落ちるところは白く変色しています。
源泉の温度が低いため40℃に加温されていますが、冬ではかなり寒く感じられます。
飲料できるので飲んでみると二酸化炭素が入っているためサイダーの様な味がします。
日帰り入浴利用料
大人:650円
小人:300円
天狗岳の天気の特徴
天狗岳は晴天の確率は比較的高い
八ヶ岳の中央部に位置する天狗岳の山域は、日本海側特有の冬型気候の影響を受けにくいため積雪量はさほど多くありません。
夏場は晴れていても午後になると清里側からガスが湧き出る傾向にあります。
6月から7月の梅雨明けまでは晴天率は低いですが、梅雨開けと共に晴天がしばらく続きます。また、秋や春も比較的晴天に恵まれます。しかし、10月上旬で初冠雪を見る年もあり、雨天だけではなく、強風などにも天候には十分な注意が必要です。
各種情報
天狗岳登山ツアー
- 天狗岳|登山・トレッキングツアー
観光協会・観光案内所
- 北杜市観光協会 電話:0551-42-1351
- 清里駅前観光案内所「あおぞら」 電話0551-48-2200
- 八ヶ岳観光協会 電話:0266-73-8550
- 茅野市観光協会 電話:0266-73-8550
- 富士見町観光案内所 電話:0266-62-5757
- 原村観光連盟 電話:0266-74-2501
- 南牧村観光協会 電話:0267-98-2091
- 小海町観光協会 電話:0267-93-2005
- プラザ佐久 電話:0267-68-7433
登山届提出
長野県 | 長野県警察本部地域部山岳安全対策課 電話:026-233-0110 長野県のホームページ |
山梨県 | 山梨県警察 山梨県警察本部地域課 住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1 電話番号:055(221)0110(代表)郵送、電子メール、 ファックスなので提出可能です。 |
登山地図のスマホアプリ
- 山と高原地図のスマホアプリ
昭文社から販売されています。山と高原地図ホーダイ - 登山地図ナビアプリ 定額(500円/月 or 4800円/年)で61エリアの「山と高原地図」が使い放題。山と高原地図[地図単品購入版]地図1エリア 650円。
天狗岳山頂周辺の気温
最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | |
1月 | -7.3 | -12.0 | -19.1 |
2月 | -6.8 | -11.6 | -18.7 |
3月 | -2.5 | -8.1 | -14.0 |
4月 | 4.7 | -1.6 | -7.8 |
5月 | 9.3 | 3.4 | -2.5 |
6月 | 12.3 | 7.3 | 2.7 |
7月 | 15.9 | 11.2 | 7.3 |
8月 | 17.0 | 12.0 | 8.0 |
9月 | 12.6 | 8.0 | 4.0 |
10月 | 6.8 | 1.6 | -3.4 |
11月 | 1.8 | -3.7 | -9.3 |
12月 | -3.1 | -9.2 | -15.3 |
天狗岳へ登るための装備と服装
軽アイゼン | 12本歯アイゼン | ピッケル | サングラス | ツェルト | |
1月 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
2月 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
3月 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
4月 | △ | ○ | ○ | △ | ○ |
5月 | × | × | × | △ | △ |
6月 | × | × | × | △ | × |
7月 | × | × | × | △ | × |
8月 | × | × | × | △ | × |
9月 | × | × | × | △ | × |
10月 | × | × | × | △ | × |
11月 | × | × | × | △ | ○ |
12月 | △ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
服装や装備品のチェックリスト
登山地図 | 必須 登山地図を忘れると道迷いの原因に!天狗岳は北八ヶ岳の最高峰ですが、ルートは多くの箇所に分岐があります。 登山地図を持って行かないのは命取りと言えます。 |
レインウェア | 必須 山の天候は急変します。天気予報で晴が出ていても レインウェアは必須です。また、防寒着としても使えます。 セパレートタイプの通気性と防水性を兼ね備えたゴアテックスがベストです。 |
帽子 | 必須 稜線に上がると直射日光が強烈に降り注ぎます。黒百合ヒュッテや根石山荘から森林限界を超えます。日よけ用のつばが広く軽いものをお奨めします。寒さが厳しいときは、耳を覆うニット製、冬山ではフルフェイスタイプをお奨めします。 |
日焼け止め | 必須 天狗岳は標高2,645.8mのため、 稜線では日光を遮る木々が一切ありません。森林限界を超えると紫外線が強いので必帯です。 |
飲料水 | 必須 天気の良い日は少し多めに持って行きましょう。 黒百合ヒュッテ(涸れる事あり)、根石山荘に水場があります。 登山行程に合わせて水の量を調整するとよいでしょう。 |
ヘッドランプ | 必須 夜になると電気を落としてしまう山小屋もあります。そんな時トイレに行くのが不自由です。また、暗い内から山頂まで登り、御来光を拝むためにも必要です。暗くなってからの行動を余儀なくされた時は絶対必要です。 |
行動食 | 必須 コースタイムがやや短いので少し持っていくと良いでしょう。パン・ナッツ類・野菜ジュース、飲むヨーグルトなど立ち休憩で食べられるものがお薦めです。 |
パックカバー | 必須 ザックが濡れないようにするためのザックカバーは雨に日には絶対必要です。ザックカバーも雨衣と同様に防水性が衰えてきます。時折、防水スプレーをするなどのメンテナンスが必要です。 |
救急薬品 | 必須 切り傷、擦り傷にカットバン、絆創膏を持っていくと良いでしょう。虫刺され薬品も。 |
ティッシュペーパー | 必須 止血用などの万が一の時のために必帯です。山小屋泊にはポケットティッシュを水で濡らし耳栓として使う場合にも有効です。 |
防寒着 | 必須 薄手のフリース,セーター、軽いダウンジャケット。 天狗岳山頂では、7月~8月でも最低気温が7度近くまで下がることがあります。 軽くて保温性の高いものを選びます。ゴアテックスのレインウェアを その上に着ると更に保温性が高まります。 |
手袋 | あったら良い 革製の手袋がベストですが、軍手でもOKです。 |
耳栓 | あったら良い 天狗岳周辺の山小屋では大部屋が基本です。就寝時に いびきをかく人が必ずいます。耳栓の効果は絶大です。 |
カメラ | あったら良い 南八ヶ岳の大パノラマの撮影や山旅の思い出にぜひどうぞ。ウエストポーチに収納出来る大きさであることが望ましいです。 |
ビニール袋 | あったら良い ごみ入れとして、使用前の下着入れ、使用後の下着入れとして3~5個あると便利です。 |
保険証(コピー) | あったら良い 事故や遭難時に必要です。 |
サブザック | あったら良い 黒百合ヒュッテや根石山荘にザックを置いて、サブザックで身軽な状態で天狗岳山頂をピストンが出来ます。水、カッパなど必要最低限が入る軽いコンパクトなものを使用すること。 |
シュラフカバー | あったら良い 遭難時や混雑している山小屋(一つの布団に2人)で役に立ちます。毛布2枚を床に敷きゴアテックス製のシュラフカバーに入ります。 |