日本アルプス登山ルートガイド > 八ヶ岳 > 横岳 > 横岳・杣添尾根ルート
横岳・杣添尾根登山ルート概要
杣添尾根から横岳
横岳登山口の海ノ口から見る八ヶ岳連峰には、杣添尾根が横岳に向かって延びているのが見えます。
マイカーで海ノ口別荘地の中を走るとY字に分かれる所に、小さく八ヶ岳杣添尾根登山口と書かれた看板が立ち、そこを左に向かいます。
(右に進めば八ヶ岳高原ヒュッテに行ってしまいます。)
同じ所に立つ八ヶ岳高原ロッジの看板の前を直進します。
八ヶ岳高原ロッジは森の中にたたずむとても落ち着いた素敵なホテルで、以前テレビで「高原へ行こう」というドラマに使われた事があります。
標高1,754Mにある海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場に車を止め登山を開始します。
横岳杣添尾根登山口には登山届用のポストが設置されています。
ザレた登山道を進むと木々の間からに横岳が見えてきました。
小さい川を越え少し登ると大きく開けた平坦地に出ます。そこには貯水池があり、その前には休憩用の小屋が建っています。
横岳杣添尾根登山道の治山事業の看板の前を通り登山道へと入っていきます。
しばらくは単調な針葉樹林帯の登りが続きます。
橋を渡り、さらにうっそうと茂った針葉樹林帯の中の登りが続いた後、苔で覆われた枯れ木帯の中に入ります。
途中、ところどころで視界が開け、振り返ると野辺山・川上村の高原レタスの畑が広範囲に広がっているのが見渡せます。
枯れ木帯を抜けると6月22日時点で、まだ1mほどの残雪があります。
残雪の中に足を取られながら登り上げると完全に視界が開けてきます。
横岳杣添尾根は山梨県側(東側)から八ヶ岳に登るルートの中で、最も遅くまで残雪がありますのでスパッツは必需品です。
森林限界を抜け展望が開けると、とても綺麗な残雪の赤岳が見えてきます。
横岳の三叉峰へ伸びる稜線に沿って、ハイマツの中に登山道が付いているのが見えています。
展望が開けてからダケカンバの林の中を進みますが、残雪期の視界が悪い時にはトレースが消えていると、木に吊るさっている赤テープが少ない為、ルートを見失う危険がある所です。
また、腐った雪を何度も踏み抜くため残雪帯を抜けるのに夏の数倍も時間がかかることがあります。
ダケカンバの林を抜けハイマツ帯に入ると雪が消え、正面の横岳・三叉峰が大きくなってきます。 傾斜の緩い岩場を超え、ゴロゴロした石の登山道を登り上げると横岳山頂へ至ります。 横岳杣添尾根の分岐の上約10mの所に三叉峰の頂上があります。
※三叉峰から横岳の主峰「奥の院」、核心部「カニの縦這い」、「カニの横這い」へは横岳縦走をご覧ください。
画像一覧
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横岳・杣添尾根登山ルート地図
横岳・杣添尾根ルート詳細情報
ルート | 6月22日 海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場(標高1,754m)⇒杣添尾根⇒稜線⇒三叉峰(サンジャホウ)分岐(標高2,825m)⇒横岳(標高2,829m) |
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駐車場 | ■海ノ口自然郷別荘横岳登山口駐車場 10台 |
核心部 | 鎖場はありませんから特に難しい所はありません。樹林帯を稜線まで登れば赤岳が左前方に横岳が前方に見えてきます。ここから見る赤岳は大変きれいです。 ダケカンバの林を通過するとハイマツ帯になります。このルートは雪が6月末まで残るのでスパッツが必要です。 |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.38リットル、体重60kgの人:0.49リットル、体重75kgの人:0.60リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.698Kcal、体重60kgの人:0.907Kcal、体重75kgの人:1.116Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.100g、体重60kgの人:0.130g、体重75kgの人:0.159kg |
標高差 | 1,180m |
山小屋 | 赤岳頂上小屋 硫黄岳山荘 赤岳展望荘 |
登山口へのアクセス | >>関東(東京・新宿)から杣添尾根登山口へのアクセスの詳細情報 >>関西地方・名古屋から杣添尾根登山口へのアクセスの詳細情報 |
登山ツアー情報
関東発:横岳登山ツアー
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